競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

京阪杯 2020 出走予定馬:カレンモエ&北村友騎手想定

time 2020/11/26

京阪杯 2020 出走予定馬:カレンモエ&北村友騎手想定

第65回 京阪杯(GIII)出走予定馬展望

日程:2020年11月29日(日)
コース:阪神芝内1200m

予想用・出走予定馬一

カレンモエ(松若騎手想定)

 順風満帆とまでは言えないが、それでも前走の長篠ステークスを制してオープン入りを果たしたカレンモエが京阪杯に出走予定だ。母カレンチャンも4歳に開花し重賞を制した。父ロードカナロアは京阪杯で重賞初制覇。母父の歴史を背に娘がこの舞台で躍動するか。

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 器用さを見せながら厳しい流れにも徐々に対応できるようになってきたという感じ。ここは相手関係も手ごわくなるしこれまでとは一線を画す相手。この舞台でどこまでやれるかには注目したいが、パフォーマンス的にはもう一段上げてこないとなあというのは感じるところ。

長篠S(3C)1着

中京芝1200m良 18頭2枠4番
1:08.1 33.2-34.9 H^2
12.1 – 10.2 – 10.9 – 11.3 – 11.7 – 11.9

 前走の長篠S勝ちから振り返っていきたい。中京1200m戦としては激流に近い形。ペースは1.7でかなりのハイ、ラップ推移として見てもきれいな前傾ラップでL3の地点では11.3とそれなりに落としているし直線はさらに減速ラップ。まあ単騎気味に引っ張っていた馬がいるしこの馬の位置だと34.1-34.0なので平均だが。前半の基礎スピードと後半のロングスプリントのバランスを求められた一戦かな。

 4番枠から好発を決めてそこからじわっと様子を見ながら、最終的には内外が競ってきたのでこれらを行かせて2列目の内に収める。3~4角でも3列目で一つ外、単騎逃げ馬がいる中で2列目に押し上げながら直線。序盤で3馬身ほどあった差をしぶとく伸びて差を詰めて先頭に立つ。L1でそのまま粘って追い縋るメイショウミライを1馬身1/4差で抑えての勝利。

 3着以下はしっかりと抑えきったし、内容的には前後半のバランスをうまく取って走ってきたなという印象。ラップが示すように自身では上手く平均で入ってきて、恐らく淀みなく後半もロングスプリント的に少し分散して速いラップをある程度維持しての競馬だと思う。L2の地点で大体3馬身差を捕えているのでこの地点では11.2ぐらいは維持していたと思うし、そこは評価したいところかな。ただ、やはりこの時の馬場を考えてもペース的にはもう少し時計が早くなっても良かったかなと思っている。1勝クラスの1400m戦でも1:20.5が出ていることを踏まえても、3勝クラスなら7秒台は欲しい流れだったと思う。上に上がってどこまでやれるか。

佐世保S(3C)2着

小倉芝1200m良 11頭8枠10番
1:07.6(+0.0) 32.2-35.4 H^4
11.6 – 10.0 – 10.6 – 11.4 – 11.8 – 12.2

 2走前の佐世保Sでは僅差の2着に踏ん張った。ペースとしては見ての通りで3.2と超々ハイ。流れとしても完全な消耗戦の流れに乗って進めて踏ん張ったのは結構面白い内容だったかな。前半はある程度無茶が利く感じはある。

 10番枠から好発を決めてそこから押してのハナ争いだが内から各馬も競ってくる中でコントロールしつつも先頭列の外と収めるのに苦労。そのまま内のスペースを拾えないまま2列目外で3角。3~4角でも2列目外で馬なりで仕掛けを待って直線。序盤で早々に抜け出してはきたが、L1で外差しの強襲を受けて最後はフェルトベルクにアタマ差で捕え切られての2着。

 この一戦は結構印象深い。かなり厳しい流れだったと思うし、テンから速い流れに楽に入っていったのは良いけど、内の各馬が引かなかったのが誤算だったからね。3角の地点でも外外を回す羽目になったし、前が激流なので早い段階でかわす形になった。甘くなってもおかしくない所で先行馬では唯一勝負に残ってきたというのは高く評価したい。個人的にはここまで厳しい流れに乗ったほうが良いんじゃないかなと。基礎スピード面のほうが高いレベルで戦える可能性を秘めているように感じる一頭かな。

紫川特別(2C)1着

小倉芝1200m良 17頭6枠11番
1:09.0 33.8-35.2 H^2
11.8 – 10.6 – 11.4 – 11.9 – 11.5 – 11.8

 面白いという点では紫川特別も印象的ではある。この時の小倉は2月で時計も掛かっていたが、ペースは1.4でかなりのハイ。L3で結構息が入ってのL2での再加速。器用さも見せてきたと思う。

 11番枠からまずまずのスタート、様子を見ながら軽く促していたが2列目の外目ぐらいで進めていく。3角で緩んだところでコントロールしつつじわっと取り付いて4角の加速地点でも楽な感じで進めて2列目。直線でスッと抜け出し先頭に立つとラストまで後続を寄せ付けずの2馬身差完勝だった。

 ここでは比較的タフな馬場で厳しい流れだったし、そこで様子を見ながらコントロールしつつ入っていった。L3の3角地点で緩んでいてここで馬なりでじわっとという競馬だがL2の地点では前も結構加速していたんだけど、外から楽に反応していると。絶対的にスパッと切れたわけではないんだけど、前目でギアの上げ下げが行われたところでこのペースで加速度の高いラップを楽に踏んできたというのがおもしろいね。割と器用な馬で道中で息が入ったとしても要所で動けるというのは良いと思う。個人的には1200ばかり試しているけど、1400を使っても戦える器用さを持っているんじゃないかなと。

京阪杯2020への展望

 まだ何とも言えないし、平均的なバランスだった長篠Sは正直3勝クラスとしてはそこまで目立つ内容ではなかったかなと思う。あの時の馬場で比較的淡々として前を追いかける形だったのでもう少し時計的にも上がり的にも欲しい、というのはあった。相手関係を踏まえて見ても重賞でいきなりどうか?という競馬だったかな。ただ、2走前の佐世保Sの方が2着なんだけど面白い。前述している通りで外枠でいいスタートを切りながらペースも速く内が抵抗してきた。結局そのまま外からの競馬になってしまったうえに、前が失速して早めに先頭に立つ形。あれでL1まで踏ん張れたので前半の基礎スピード面は結構良いものを持っていると思う。

 今回は恐らくある程度ジョーカナチャンやラブカンプーが引っ張ると思うので、それを行かせながら少し離れた3番手ぐらいで進めるチャンスはあるかなと。ただ、あまり離れすぎてロングスプリント面を要求される形になるとこのメンツでは後半の素材でそこまでのものは見せていないと思う。高いパフォーマンスを見せているのは紫川特別勝ちも含めてハイペースになると思うし、2走前の佐世保Sの内容を評価してある程度前に近いところで進めながら基礎スピードで時計を引き上げるイメージで進めてほしい。松若に替わるのはその点ではプラスだと思うので、面白い一頭ではあるね。ハイペースにある程度乗るという前提なら強めに狙っても面白いかもしれん。連下候補で一応考えているが、ペースが落ち着けば手ごわい馬が多いので展開次第かな。人気もするだろうし直前まで悩んで決めたい。

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