福島記念 2020 予想：本命07テリトーリアル

福島記念2020の予想

福島11R 芝2000ｍ
馬場想定：良、ややタフな馬場想定
風向想定：西北西1m/s想定

展開予想

　明日はまず雨の心配はないので良馬場でいいだろう。ただ、時計自体は結構掛かってきているし、外差し傾向に移っているのでその辺の意識は必要かなと思う。

　展開予想だが、逃げるのはトーラスジェミニでほぼ確定的だろう。バイオスパークは恐らくその後ろを狙う。外からテリトーリアルあたりが先行し、ウインイクシードも絡んでくるというところかな。割と前半は隊列もすぐに決まりそうで、後はトーラスジェミニのレースメイク次第。遅くとも平均ペースぐらいでは流れると思うが、一応想定としては59-60ぐらいでややハイぐらいまでを想定しておく。

予想

◎07テリトーリアル
○？(note版のみ)
▲？(note版のみ)
△06アドマイヤジャスタ
△11ウインイクシード
×12マイネルサーパス15ドゥオーモ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎テリトーリアル

　悩んだがもう一度テリトーリアルで。この馬の良いところは阪神内回り以外ではとにかく安定している。逆に阪神内回りだけは過去を見てもなぜかパフォーマンスが低い。鳴尾記念13着がネックになるけど、これはもう気にしないことにした。

　前走のオクトーバーＳでは内枠も功を奏したがそれでも59.1-60.4とハイペース、しかも府中にしては稍重で時計も掛かっていた状況だった。12.6 – 12.1 – 11.6 – 11.5 – 12.6と中弛みが少しあったにせよ３Ｆ勝負で逃げ粘るパンサラッサを目標にＬ２でしっかりと捕えて抜け出し３着以下は５馬身近く千切ってきたからね。これはまず評価したいし、福島で求められるものって基本的にパワー型の基礎スピード面だからね。これをタフな馬場でこなしてきたこと、そして要所でしっかりと加速ができた。この辺を全体的に評価したい。馬場的にもこれで２分を切ってきたのは結構評価したいし、フランツやトリコロールブルー辺りが伸びなかったわけでね。府中といっても高速馬場ではなくタフな競馬でやれたのが良い。

　中山金杯は逆に60.2-59.3とややスローからの12.0 – 11.8 – 11.7 – 11.7 – 11.4 – 12.7と後半５Ｆのロンスパポテンシャル戦からＬ２でもう一段。これで３列目の内内から反応は地味でもＬ１までしぶとく食らいついての３着。ここではウインイクシードに先着を許したがスローの割には位置も後ろだったというのはある。

　持ち味は前半のパワー型基礎スピード、ギアの上げ下げができるタイプで条件はフィットしている。出来れば内有利の馬場が望ましかったが、番手～２列目中目から３～４角で外目を意識出来ればというところやね。

○？

▲？

△アドマイヤジャスタ

　後はまあみんなが取捨に困るであろうアドマイヤジャスタを連下で。函館記念も良いが、鳴尾記念でそこそこやれている時点でタフな馬場でパワー型基礎スピードを求められたうえでの後半のポテンシャル消耗戦が合うのは間違いないだろうと思う。鳴尾記念は60.0-60.1と平均だったので前がそこまで落ちなかった分甘かったという感じ。函館記念では58.9-60.9と２秒近いかなりのハイで11.8 – 11.8 – 12.0 – 12.1 – 12.4 – 12.6と向こう正面最速でコーナー減速。この形で徐々に中団外から取りついて最後までばてずに抜け出してきたんだから、やはり前半からタフな流れのほうが良いし福島では警戒しておきたい。札幌記念は60.3-59.1とスローで４Ｆ勝負でもＬ１まで11秒台でまとめていたからそういう競馬では難しいなという感じ。

△ウインイクシード

　まあ大崩れはしないけど、本来基礎スピードをそこまで求められるとラストでちょっと甘くなるので福島2000は微妙なところではあると思う。例えば福島民報杯では重馬場だったが59.9-61.9と２秒のハイで12.5 – 12.2 – 12.0 – 12.2 – 12.3 – 13.2とＬ４最速で好位外から動いていたマイネルファンロンを意識しつつ仕掛けていったがマイネルサーパスに外からあっさり交わされていた。まあ馬場も重かったけど、七夕賞も含めて前半で強めに入ると甘くなるのが少し早い。中山金杯が60.2-59.3とスローから11.8 – 11.7 – 11.7 – 11.4 – 12.7と後半のポテンシャル＋Ｌ２の一足で２列目内からＬ１で食らいついてアタマ差まで詰めたことからも、個人的には後半のポテンシャル面を強めに求められた方が？というのはある。休み明けも含めて悩んだけど、連下。

×マイネルサーパス

　個人的にはこの馬もあまり前半急かされないほうが良いとは思う。ただ、福島で求められる３角からの動き、ポテンシャル面は良いものを持っていると。３走前の福島民報杯では59.9-61.9とかなりのハイではあるが中団で無理せず運んで12.5 – 12.2 – 12.0 – 12.2 – 12.3 – 13.2のラップ推移、Ｌ４最速３角地点からの競馬でしっかりと外から押し上げて抜け出す競馬ができた。ただ、前走のオクトーバーＳでは休み明けでもあったが59.1-60.4とハイペースの流れに比較的のっていったことで伸びが甘くなってしまったからね。前半の入りは重要で、むしろ中団ぐらいから３角で一気にというイメージでいいと思う。まあ押さえまでかな。

×ドゥオーモ

　基本的にタフな馬場で単調な流れでズドンするタイプなので、前が引っ張る展開なら押さえておいて損は無いと思う。巴賞みたいに49.1-46.9と緩い流れになってしまうと11.9 – 11.9 – 11.6 – 11.5 – 11.9と後半こういうラップで後方から鋭くというのはまず無理。ただし、前がペースを強めに作ってくれれば最後までばてないし急加速も求められないのでバテないポテンシャルが一気に前に出てくると。小倉大賞典も48.2-48.0で12.1 – 12.1 – 12.0 – 11.9 – 12.0とまさにハロン12の競馬。惰性で突っ込むタイプなので福島で単調な流れ、もしくは向こう正面中弛みで外から押し上げる。そういった所が噛み合えばの怖さはこのメンツなら十分にあるかな。

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「北条直人の競馬ブログ」より