競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

中山記念2018 血統データ予想

time 2018/02/22

中山記念2018 血統データ予想

中山記念の血統データからの予想

中山記念の過去10年血統データから予想、分析していく。

父系の傾向

まずは父系だが、ひとまずサンデー系はそれなり、というのはある。ネオユニ2勝、ハーツ2勝を筆頭にステイゴールドも含めて5勝。その他、トニービン系のミラクルアドマイヤ産駒カンパニーが2勝していて、ミスプロ系も2勝、ノーザン系はサドラー系のトーセンクラウンが13番人気での勝利となる。

細かく見るとサンデー系は母父非ノーザン系種牡馬の方が強い(ネオ、ハーツ、ステイ)。母父ノーザン・リファール系のディープも悪くはないが勝ち切れないでいる。母父との組み合わせで見てもサンデー×ノーザンはあまりいいイメージではない。ヌーヴォレコルトが1勝しているが、後はミスプロ系が多いしメドウレイクのようなプリンスキロ系、ワイルドアゲインのようなニアークティック系という稍マイナーなところでの配合で結果が出ている。イメージとしてはサンデー系はアメリカンな配合の方が合っているイメージ。

ノーザン系ではサドラー系とリファール系が好印象。ロゴタイプが複数回結果を出しているだけでなく2010年では道悪で特殊な馬場だったが二桁人気のオペラハウス産駒ワンツーで大波乱。またリファール系はシルポートが複数回穴を演出。その他ノーザンテーストも悪くないが近年はそこまででもない。

ミスプロ系は結構相性がいいイメージ。主力のキンカメだけでなくエンパイアメイカー産駒のフェデラリストが勝っていたり、アルキメデス、エイシンドーバーといったところも結果を出している。

母父の傾向

ここ最近の傾向としては特に母父サンデーサイレンスが良い印象で、特にミスプロ系×サンデーサイレンスが2勝(ドゥラメンテ、フェデラリスト)していてロゴタイプが複数結果を出しているのもあるが、シルポートも8番人気3着と結果を出しているし結構面白い傾向。人気を裏切ったトーセンクラウンの年の場合は不良馬場も大きかったと思う。極端でない馬場なら母父サンデーサイレンスはむしろプラスになりそう。特にサンデー×ミスプロという配合は父と母父が逆になっても安定的に強い印象で、ナカヤマナイトのカコイーシーズ(アリダー系だが)も含めてサンデー×レイズアネイティヴ系は注目したい。

インブリードの傾向

上位各馬、人気を裏切った各馬のインブリード傾向を見て行こう。まず、このレースに限るとノーザンダンサーのインブリード持ちが強い感じはある。一昨年のドゥラメンテの年は1~3着全てがノーザンダンサーのインブリード持ちだった(程度はそこまで強くはないが)。昨年8人気2着のサクラアンプルール、8人気3着・7人気2着と2度穴をあけたシルポート、2010年大穴をあけた1,2着のトーセンクラウン、テイエムアンコールはともにノーザンダンサーの18.75%持ちと穴目のところで特に影響が大きい印象。もちろんノーザンダンサーのインブリード持ちで人気を裏切っているケースも少なくない。どちらかというと穴目のところで狙っていきたい。

2018中山記念の血統予想

総合的に見ると、やっぱりサンデー系が強いイメージ。これは正直意外な結論だが、特に種牡馬は非ノーザン系のサンデー種牡馬に注目したい。また母系にはミスプロ系、トニービン系(他のグレイソヴリン系はイマイチ)、上記のノーザン系(サドラー、リファールあたり)が良さそう。特に近年は顕著だが父か母父どちらかはサンデー系が理想。穴目から狙うならインブリードはノーザンダンサーを強めに持っている馬(流石に18.75よりきついと難しいかも…まあそんな強いノーザンクロスをもつ馬は今の時代では少なくなったと思うが)を狙いたい。

以上から出走予定各馬を軽く分析

アエロリット

父フレンチデピュティ
母父ネオユニヴァース
母母父ヌレイエフ
ノーザンダンサー9.38%

ノーザン×サンデーの組み合わせだが母父はネオユニになる。ネオユニは中山1800への適性が高い馬が多いのだが、中山記念に関しては父クロフネのデピュティ系が結果が出ていないというのは気がかり。それとヌレイエフを強く持っているトゥザグローリーがここで結果を出せなかったところからも母母父ヌレイエフがどう出るか。血統的には意外と微妙。

ウインブライト

父ステイゴールド
母父アドマイヤコジーン
母母父ジェイドロバリー
ノーザンテースト12.50%
ニジンスキー6.25%

父は母父非ノーザン系のステイゴールド。母父がフォルティノ系のアドマイヤコジーンだがトニービン経由じゃないとあまり良くないのでそこはなんとも。母母父はジェイドロバリーでちょっとミスプロ系が薄いかなという感じはある。ノーザンテーストのやや強めのインブリードを持っていて、これ自体は良いと思うけど全体的に見ると魅力的といえるほどではないかなあ。まずまず。

サクラアンプルール

父キングカメハメハ
母父サンデーサイレンス
母母父ノーザンテースト
ノーザンダンサー12.50%

父がキングマンボ系で主力のキンカメ、母父サンデーは相性的にもいい。ノーザンテースト母母父でこれも10年の過去の傾向で見れば良い材料。ノーザンダンサー12.50%のインブリード持ちはもちろん歓迎。昨年結果を出しているので当然といえば当然だが今年も期待できる。

ショウナンバッハ

父ステイゴールド
母父サクラバクシンオー
母母父ジャッジアンジェルーチ
ノーザンテースト12.50%
ノーザンダンサー9.38%
プリンスリーギフト6.25%

父ステイゴールドは好感も母父サクラバクシンオー、母母父ジャッジアンジェルーチとナスルーラ系で固めているのは今回の傾向的にはあまり好ましくない。サンデー系とナスルーラ系(トニービン系は除く)との配合で好走例がない。インブリードの内容は良いと思うが。

ディサイファ

父ディープインパクト
母父ドバイミレニアム
母母父ダンジグ
ノーザンダンサー12.50%
レイズアネイティヴ6.25

父ディープで母父ノーザン系のサンデー種牡馬は勝ち切れない傾向。母父ドバイミレニアムはシーキングザゴールド経由のミスプロ系で組み合わせとしての相性はいい。母母父にダンジグでノーザンダンサーの12.50%インブリード持ち。レイズアネイティヴ6.25%も入っていて適度にアメリカンだし、ディープ産駒で多少割引も2着までなら傾向的には面白いかも。

ペルシアンナイト

父ハービンジャー
母父サンデーサイレンス
母母父ヌレイエフ
ノーザンダンサー12.50%

父はノーザン系のハービンジャーだがダンジグ系は馬券的にほとんど絡んでいない。まあ母数が少ないから仕方がないが。母父サンデーサイレンスは過去の傾向からも好材料。母母父ヌレイエフがどう出るか。ノーザンダンサー12.50%持ちは良いが、アメリカンなミスプロ系含めたレイズアネイティヴ系が非常に薄いのが気がかり。個体でみれば楽しみだけど血統的には微妙かもしれない。

マイネルサージュ

父ハービンジャー
母父サンデーサイレンス
母母父アリダー
ノーザンダンサー6.25%
シーバード6.25%

同じく父ハービンジャー、母父サンデーサイレンスの配合。ここまではペルシアンナイトと同じだが、母母父はアリダーで気持ちアメリカのスピード色が追加されている感じ。更に母母母父までいけばダマスカスとアメリカ色が母系からは感じられるのは良い。ただしその分ノーザンダンサーのインブリードが薄いし、人気薄ならこれを強めに持っていてほしかったのはあるかな。

マイネルハニー

父マツリダゴッホ
母父ナリタブライアン
母母父ノーザンディクテイター
ノーザンダンサー12.50%
ヘイルトゥリーズン9.38&
グロースターク6.25%
ボールドルーラー6.25%

父はマツリダゴッホで母父非ノーザン系のサンデー種牡馬。母父はご存知ナリタブライアンで母母父はノーザンディクテイターとなる。結構ステイヤー色が強く出そうな配合なんだが意外とマイル~中距離まででスピードを高めてきている。ノーザンダンサーのインブリードも12.50%と強めに持っていて好印象。ロベルト系があまりこのレースで強い印象ではないので強くは狙えないが怖さは感じるかな。

マルターズアポジー

父ゴスホークケン
母父オールドトリエステ
母母父サンシャインフォーエヴァー
ノーザンダンサー9.38%
ロベルト9.38%
セクレタリアト6.25%

父はストームキャット系のゴスホークケン、母父がエーピー系のオールドトリエストで更に母母父はロベルト系。ノーザンのインブリードを持っているけど、中山記念の血統傾向からはあまりお勧めしづらい配合かな。

ヴィブロス

父ディープインパクト
母父マキャヴェリアン
母母父ヌレイエフ
ヘイロー21.88%
ノーザンダンサー9.38%
ナタルマ6.25%

父はディープでサンデー系の中で強くは狙いにくい方。母父マキャヴェリアンでミスプロ系とこの組み合わせの相性はいいと思うが、母母父のヌレイエフ。スピニングワールド経由だとヌーヴォが勝っているけど、小器用さが問われやすい中山記念ではあんまりヌレイエフは良いイメージが無いからなあ。それとこの馬はヘイローの21.88%とかなりきついインブリードを持っている。ヘイロー持ちはロゴタイプが18.75%と奇跡の血量で好走しているから悪くはない。

まとめると意外と血統的に面白い馬が少ないレースだなとは思う。

◎サクラアンプルール
〇ディサイファ
△マイネルハニー
×アエロリット、ペルシアンナイト、ヴィブロス、ウインブライト

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的中に特化した予想。
2月17日(土)三連単・三連複52.8%、それ以外は全て80%以上の的中率という高水準を叩き出しました。
このデータを使って、中山記念、阪急杯をひも解いて行きたいと思います。
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それでは、各レースをこのデータ予想の過去結果から分析していきます。
中山記念

今週末一番の的中率に期待できるレースです。
というのは、過去3年1着から3着までのほとんどに指数1位から4位の予想馬が馬券に絡んでいます。
指数1位から4位で馬券を組み立てるだけで安定的に勝てますね。
最も取りたいのは3連単。
週末までにじっくり研究したいと思いますが現時点でわかっていることは2014年3着と2017年2着以外【すべて指数値30以下で馬券決着】
今週末は中山記念が一番勝ちやすいレースだと思います。
みなさんも週末までにこの指数について少し調べてみてください。

また、中山記念の予想については、サイト運営者「北条氏のブログ」にて日曜日昼に無料公開されますので楽しみにしてみてください。
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阪急杯

阪急杯の予想は難しいですね。
中山記念の予想で言った通り注目は【指数値30以下】です。
指数順位こそ下位の馬が絡んでいますが、約7割が指数30以下です。
これを基準にその他の情報を組み合わせて予想していきたいと思います。
指数だけでなく、過去データが豊富に格納されているのでプラスαの情報も見つけやすいですよ。
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今週末は重賞2鞍。
2月最終週もぜひこの指数を参考にして「最少点」で獲りに行きましょう。
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何悪。分析note2023



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