競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

紫苑ステークス 2019 出走予定馬:カレンブーケドール&津村騎手想定

time 2019/09/06

第4回 紫苑ステークス(GIII)出走予定馬展望

日程:2019年9月7日(土)
コース:中山芝内2000m

予想用・出走予定馬一覧

カレンブーケドール(津村騎手想定)

 スイートピーステークスを制して本番のオークスでも2着、オークス戦線で台頭を果たしたカレンブーケドールが紫苑ステークスに出走予定だ。オークス戦線で一気に急浮上したい実力馬、最後の一冠秋華賞に向けて、まずはここで順当に結果を残したい。

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 ここ2走は強いし、特にオークスの感じならこの紫苑Sを考えるときに大きな不安がないんじゃないかと。強い競馬ができたと思う。桜花賞上位勢が軒並みここを出ない以上、ここは結果が求められる一戦。

スイートピーS(L)1着

東京芝1800m良 12頭5枠6番
1:47.7 50.1-45.3 S^5
12.8 – 12.2 – 12.3 – 12.8 – 12.3 – 12.0 – 11.0 – 10.9 – 11.4

 2走前のスイートピーSから振り返りたい。東京の1800m戦でペースは見ての通のドスロー。3F勝負となっているが、ここできっちり勝ち切ったのはオークスを見た後だと大きいかな。逆に言えばトップスピード戦としてはさほど高いレベルのパフォーマンスではなかったと思っているが。

 6番枠から出負けして後方からのスタート、そこから促して中団馬群のスペースを拾いながら進めていく。道中もドスローだったので外から動いて一気に2列目外辺りまで上がって3角へ。3~4角でも前がペースをなかなか上げない中で楽な手ごたえで2列目外。直線でパンと合図があってL2で先頭に躍り出る。L1では外から各馬の教習を受けるが何とか踏ん張ってクビ差の勝利。

 この一戦は見ての通りで勝ったもののかなり苦戦している。ゲートも良くなかったし、ドスローのうちにリカバーできたので良かったが直線では良い位置から抜け出したもののL1で外から各馬に来られているからね。馬場や極端なドスローということを考えてもL1で11.4と普通に落としているし、上位勢は32秒台の上がりを普通に使えている。レベルとしては正直平凡だったと思っているけどね。ただ、スローだから切れるとかそういうタイプでは無いけど、後述するクイーンCなんかでもある程度現実的なスローでも一定の脚を使えているというのはある。当然オークスが強かったことでこの一戦の評価も変わってくるしね。

オークス(GI)2着

東京芝2400m良 18頭5枠10番
2:22.8(+0.0) 59.1-59.2 M
12.5 – 10.9 – 11.7 – 11.9 – 12.1 – 12.2 – 12.3 – 12.2 – 11.7 – 11.4 – 11.6 – 12.3

 前走のオークスがかなり強かったのは言うまでもない。ここで見せたのは判断が難しいところもあるが、ひとまずは基礎スピードの高さは間違いないし、そこからのL3最速で11.4…これだと馬場を考えるとポテンシャルかなとも感じるが、4Fで分散された中で外からしぶとく最後まで粘りこんだという点になる。素材的に良さが出ているし全体で、仕掛けでも分散する形になっている。速いラップを要求されない競馬で一気にパフォーマンスを上げてきたと。クロノジェネシスとは対照的な形になったというとわかりやすいかもしれない。

 10番枠からまずまずのスタートを切って中目の枠から様子を見つつの先行策。楽に好位の外目でまずは進めていく。道中も好位の外で進めて平均の流れにしっかりと乗って3角に入っていく。3~4角で加速していく流れで外から押して勝負にいき、4角出口ではほぼ先頭列で直線。序盤でそこから抜け出して1馬身ほどのリードを作る。L2で少ししんどくなるがそれでも踏ん張ってキープ。L1で外から飛んできたラヴズオンリーユーにクビ差交わされるもののしぶとく踏ん張り2着は楽に確保した。

 まあ強かった。なんならこのオークスで一番強い競馬をしてきたんじゃないかと思えるぐらいには強かった。なにせ2400でも59-59という厳しい平均ペースだったわけで、この流れに乗ってしかもL3最速、L4でも11秒台に入ってくる過酷な仕掛けを外から動く形で抜け出しているからね。かなり強かったと思う。このペースでしっかりとポテンシャルを引きだせているというのがこの馬の強みだと思うし、であるならば2000以上の中長距離向きなのは間違いないだろうと。紫苑Sでも速ければ59-59ぐらいは視野に入ってくるが、これをクリアできているというのは相当なアドバンテージになると。

クイーンC(GIII)4着

東京芝1600m良 9頭7枠7番
1:34.4(+0.2) 48.4-45.8 S^3
12.7 – 11.5 – 11.9 – 12.3 – 12.0 – 11.5 – 11.0 – 11.3

 3走前のクイーンCでは超スローではあるが、スイートピーSほど極端ではなかった。そこからの3F勝負でL2最速11.0。ここでも一定のパフォーマンスは見せていたが、クロノジェネシスやビーチサンバといった桜花賞上位組とは明確な差があったといっていい。

 7番枠からまずまずのスタート、そこからは様子を見ながら2列目の外ぐらいで進めていく。道中も少し掛かりながらの競馬にはなっていたが折り合いを意識しつつ3角へ。3~4角でも仕掛けを待ちつつ3列目に近い位置で直線。序盤でそこから追い出されるが反応で見劣りL2の最速地点で外の2頭にあっさり交わされる。L1では食らいついていたがそれでも4着完敗。

 瞬間的なトップスピードの質や加速していく過程のギアチェンジで明確に見劣った形になる。もちろんクロノジェネシスはギアチェンジ戦では世代トップクラスの実力を持っているのは間違いないと思うし、ビーチサンバにしても後半のトップスピードの持続力は良いものを持っている。それでもジョディー比較で差し込めなかった辺り、トップスピード戦としてはやはり高く評価できないなと。一方で、オークスがベストバウトは間違いない以上、トップスピード戦でそれなりにやれているというのも材料としてはプラスに見ることができる。仮にマイルを走るにしたってもう少しペースを引き上げても良いんじゃないかなと。もちろんオークスの感じなら距離はあったほうがいいとは思っているが。

紫苑ステークス2019への展望

 少なくとも春の実力馬…クラシック戦線を闘ってきた馬たちとの比較で見れば、今回の紫苑Sの条件で逆らう必要はないかなと思っている。普通に本命視していいだろうと。後は別路線から面白い馬がいるのかいないのか、といったところに焦点を移した方が良いかもしれない。まあ面白そうな馬もパッと見て少なくないんだけど、それでもオークスのあのパフォーマンスを見せられると不安を挙げるとすれば2走前のスイートピーSで少し出負けして苦労していたぐらいかな。後半のポテンシャルで良いものを持っているしトップスピード戦での切れ負けもトップレベル相手のもの。中山2000で後半10秒台のラップということはなかなか考えにくいし、恐らく向こう正面からある程度分散する。敢えて言えば全体のペースがドスローにならなければというところだが、それもメンバー構成を見るとある程度積極的にペースを作っていきたい馬が多いからね。このメンバー構成ならペースが平均前後でまとまれば正直一枚抜けていると思っているので、後は津村がちゃんと乗ってくれれば。本命候補としておいて、面白い穴馬を探っていきたいという感じかな。

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