競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

ローズステークス 2018 出走予定馬:サトノワルキューレ&M.デムーロ騎手想定

time 2018/09/10

ローズステークス 2018 出走予定馬:サトノワルキューレ&M.デムーロ騎手想定

第36回 ローズステークス(GII)出走予定馬展望

日程:2018年9月16日()
コース:阪神芝外1800m

予想用・出走予定馬一覧

サトノワルキューレ(M.デムーロ騎手想定)

フローラステークスでは強烈な末脚で後方一気、まとめて面倒を見たサトノワルキューレがローズステークスに出走予定だ。本番のオークスでは中団からの競馬でいまいちはじけなかったが、相手も手ごわかった。今回はオークス上位組は不在、トライアルを制して勢いに乗って本番を迎えたい。

フローラS組のレベルも結果的に紫苑Sを見る限りそこそこ高かったと思うし、その中で末脚の絶対量で違いを見せたこの馬。阪神1800なら当然無視できない存在になるが、前走のオークスでいまいちはじけなかった要因が何なのか?というのはポイントになりそう。あと今週の関西は天候不順になるので道悪になった時にどうか?というのもあるかな。

フローラS(GII)1着

東京芝2000m良 16頭2枠4番
1:59.5 61.1-58.4 S^3
13.1-12.0-11.8-12.1-12.1-12.0-11.9-11.5-11.3-11.7

まずは2走前のフローラS勝ちから。東京2000でかなりの高速馬場状態。ペースは2.7で超スローからのL2最速11.3。最序盤が遅かったが割と中盤以降は流れていて、L4から11.9と分散しながらL2最速なので11.3とそこまで質的には求められなかったしギアチェンジもあまり必要なかった。

4番枠から出負けして最後方近くからの競馬となる。最序盤が遅く団子状態に近い流れだが、最後方の位置で変わらず3角で外。3~4角でも外目からじわっと促しながら4角出口で仕掛けて直線。序盤で早い段階から伸びてきてL2の最速地点でもじりじりと来て中団。L1で中団列から抜け出して粘り込むノームコア、パイオニアバイオを競り落とした。

かなり長く脚を使ってきた印象で、瞬間的にスパッと切れたというよりはL1まで長く11秒前後を維持してきたイメージかなと。明確に10秒台、というような足を使えたわけではないけど5Fで58.4とそこそこ速い中でロスがありながら最後方からまとめてというのは末脚のTS持続力の違いだったと思う。ただし、もちろんだがドスローで後半特化になったのもあるし、だから2000mでもそれを引き出せたという面もある。ペースが上がって前半の基礎スピードが問われたときにどうか。

オークス(GI)6着

東京2400m良 17頭4枠8番
2:25.1(+1.3) 59.6-59.6 M
12.6-11.1-12.0-11.9-12.0-12.2-12.4-12.3-12.4-12.2-11.1-11.6

前走のオークスではその破壊力は影を潜めた。といっても当然相手はかなり強くなったので仕方ない面もあるが。ペースは平均に上がっていたが、それでも単騎逃げで実質的にはスローだったと思う。そこからのトップスピード戦だがL3の段階である程度は捕えに動いていたと思うし、力負けだったのかも?という感じ。

8番枠から五分のスタートを切ってそこから下げずに中団で進める形でポジションをとっていく。道中もアーモンドアイを見ながら進めて折り合って3角へ。3~4角でも前が離して逃げている中でアーモンドの後ろを追走、4角で手が動いて直線。序盤でアーモンドの直後から追い出されているが一気に離されて勝負を決められる。L2では、まだ3列目付近で伸びが微妙、最後まで良いところなくの6着完敗。

内容的にはアーモンドアイの後ろにいながら突き放されているので完敗なのは間違いない。2400という距離に不安がある馬でもない。これはゆきやなぎ賞でエタリオウを破っているところからも明らか。また平均ペースといっても前からはかなり離れていたしスローバランスで入っているのは自身の3-3Fを見ても確かだろう。春のクラシック戦線上位組とはこの時点では見劣っていたというべきだろうね。ロスがあったのを差し引いてもマウレアに完敗だと何とも言い難い。

ゆきやなぎ賞(5下)1着

阪神芝外2400m良 10頭4枠4番
2:27.0 62.7-58.6 S^4
12.7-11.2-12.5-13.1-13.2-12.9-12.8-12.7-11.5-11.5-11.1-11.8

3走前のゆきやなぎ賞ではダービーでも好走したエタリオウを撃破している。阪神2400m戦で4.1と超超スロー、その分後半の仕掛けの意識もある程度強くL4から11.5だがL2最速11.1で2段階加速的。

4番枠からやや出負けして最後方に下げてという競馬になる。道中も終始ドスローなので隊列が凝縮してくる中で最後方だが結構無理なく取り付いて勢いをつけつつ3角。3角で外から動くエタリオウを目標にしながら一つ内で進めて好位に取り付いて直線。序盤の最速地点で抜け出すエタリオウの外からしぶとく半馬身差ほどまで伸びてくる。L1でエタリオウを捕えてしっかりと半馬身差勝ち切った。

完全に後半型の競馬でエタリオウが外から動いた競馬、それを我慢して捕えた形ではあるがそれでも強かった。後半4F戦からもう一段の脚を引き出してきたし、相手も強敵だった。後半勝負における決め手はトップスピードの持続力、ポテンシャルの両面をうまく使ってこれるというところを見せたといえそう。ただしゲートも甘いし二の足も遅い。ポジションが悪い中で中盤でも緩かったから取り付けたのもある。前半要素のリスクは小さくないし阪神1800といえどもそこは大きな不安材料だろう。

ローズステークス2018への展望

今回はクラシック上位組が不在で、リリーノーブルも回避したので貧弱なメンバー構成。カンタービレあたりは厄介かなと思うがそれでもトップスピード戦でのめどは立てられていないし、敢えて言えば素材的に手ごわいのはトーセンブレスぐらいだろう。もちろんパッと見渡してロケットやセンテリュオといった君子蘭賞組やゴージャスランチあたりは厄介だけど春の段階でオークスのパフォーマンスでも十分互角以上にやれるはず。あとはそういう展開になるかどうか。阪神1800は基本的には中弛みが起こりやすい条件で、そこから取りついて脚を出し切れればという感じはある。ただし中盤緩まず基礎スピードを要求されると少なくとも時計的にはめどを立てられていない。前半から46-12-47で入った時に、この馬としては後半の脚を削がれないかどうか。またシンプルに二の足でついていけるかどうかという面も出てくる。素材的には一番の可能性が高いのだが、オークスぐらいのポジションをとって脚を使わせられなければ。その弱点が気にならないほどの力差ではないと思っている。現時点では連下で考えつつ面白い馬を探したい。新馬戦を考える重馬場はあまりよくないと思うし、天気にも気を使いたいかな。

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