競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

共同通信杯2018 出走予定馬:ゴーフォザサミット、百日草特別は前目からしぶとく伸びての勝利でここも不気味さあり

time 2018/02/05

共同通信杯2018 出走予定馬:ゴーフォザサミット、百日草特別は前目からしぶとく伸びての勝利でここも不気味さあり

日程:2月11日()
第52回 共同通信杯(GIII)
東京芝1800m
予想用・出走予定馬一覧

新馬戦こそ5着に敗れたが未勝利、百日草特別と連勝を飾ったゴーフォザサミットが共同通信杯に出走予定だ。前走の百日草特別は府中の長い直線で最後までしぶとく末脚を引き出し最後に抜け出してきた。グレイルをはじめ強敵がずらりと並んだ今回の共同通信杯だが府中適性は屈指、その名の通りダービーという頂点を目指すため、8合目のここを通過点とできるか。

ハーツクライ産駒でもこちらの方が器用さを見せているかなと。前走の百日草特別なんかは要所でそこまでの反応でもなかったが最速地点のL2以降は速かったし、ゆったり入って良さが出ているかなと。基礎スピード面で少し課題もあるので頭数やペース次第ではあるが、トップスピードの質的に速い脚を使えるのは魅力。

百日草特別(5下) 1着 8頭2枠2番
東京芝2000m良 2:00.9 61.6-59.3 S^2
13.2-12.3-12.1-11.6-12.4-12.7-12.5-11.4-11.1-11.6

まずは前走の百日草特別を振りかえる。東京の2000m戦でペースは2.3とかなりのスロー、ラップ推移的に見ても3F勝負でL2最速、坂の上りが最速という流れとなっている。

2番枠からまずまずのスタートから先行争い、最終的には上手く2列目のポケットに入れて進めていく。道中も前にスペースを取って折り合ってスローを進めていく。3~4角で最内から一つ外に出し2列目の外で4角、出口で少し置かれながら2列目で直線に入ってくる。序盤ではそこまで反応良くなかったがL2でスッと差を詰めて2列目まで、L1で粘り込むディロスを競り落とした。

直線に持って行くまでの反応というのはそこまでよく無かったが12.5-11.4とギアチェンジをある程度問われたわけだしそこは仕方がないかなと。それでもエンジンがかかったL2の地点では最速11.1の中でしっかりと伸びてきたわけだしトップスピードの質的にはある程度高いレベルにあると思う。2着のナスノシンフォニーもある程度ホープフルSでやれたとはいえトップスピード戦ではどこまでやれるかは未知数で、今の時点ではまだレースレベルは何とも。時計・ラップ的にみて当日はアル共と同日、高速馬場ではあったが極端ではなかったし、時計もまずまず、ラストも大きくは落としていない中で差し切っているし、結構高いレベルにあったんじゃないかなと。

未勝利 1着 11頭3枠3番
中山芝内1800m稍 1:49.4 49.7-48.3 S^1
12.5-13.1-12.1-12.0-11.4-11.8-12.1-12.2-12.2

2走前の未勝利戦は中山1800としては流れたかなという感じだが、それでもL5最速11.4からのロンスパポテンシャル勝負という側面の方が強いかなと思う。ペースは1.4でスローだがそこまで極端ではないし、そこからのロンスパ。

3番枠から坂スタートで出負けして最後方からのスタートとなる。そこから1角までに内目を立ち回りつつ少しだけリカバーして後方列で進めていく。向こう正面でも後方馬群の中目で進めていてペースが上がってからはその馬群の中目からスペースを押し上げつつコスモレリアの後ろぐらいから3角に。3~4角でも中団馬群の中目で我慢、コスモの手ごたえがイマイチなので待たされながら4角で追い出して外に持ち出し中団で直線。序盤でそこから追いだされてジリジリと伸びて2列目、L1でまとめて交わして突き抜けての完勝だった。

個人的にはこちらのイメージが強いので最終的にはハーツクライ産駒らしいステイヤー色の強い馬になるんじゃないかなと。スローロンスパのポテンシャル戦で前半のペースも坂スタートでこの時期の2歳としては結構流れた方。そこから正攻法で捻じ伏せきっている。稍重で標準馬場ぐらいだったので、これだけ長く脚を使えたのは立派。相手関係は比較的楽だったがポテンシャル戦でも、というのはあるかな。

新馬戦 5着 9頭6枠6番
札幌芝1800m良 1:51.6(+1.0) 50.7-47.6 S^3
13.1-12.6-12.6-12.4-12.3-12.6-11.9-11.4-11.7

3走前の新馬戦ではルーカス相手に力負けを喫しての5着だった。札幌の1800m戦でペースも超スロー、ラップ推移的にもL2最速戦である程度速いラップを踏んでいるが、正直物足りない競馬だったかな。

6番枠からまずまずのスタートから控えて好位で進めていく。道中も好位馬群の中目で進めながらマイハートビート辺りの後ろで3角。3角で外から一気にルーカスが動いていったのでそれに合わせてその後ろから外目に誘導していくが、4角で反応鈍く置かれながら直線。序盤で伸びあぐね、最後は流すような感じで5着完敗だった。

4角の段階でかなり反応が鈍くてここで置かれてしまったのは痛かったかなと。未勝利勝ちに関しては向こう正面でスピードに乗せて入れたのも良かったと思うが、この新馬戦はコーナーで加速というのが問われたのもあってそこで動けなかった感じ。これはちょっと不満だが、この時点ではまだそういった完成度が足りなかったのかもしれない。

●2018共同通信杯に向けての展望

前走の百日草特別だけやれれば後半は十分通用するし、坂スタートだった2走前の中山1800を除けばスタートは安定しているので、ポジショニングをしっかりと取れればという2点かな。そのうえで、ひとまず瞬間的な切れ味は高いレベルにあると思うしその点で強敵はどちらかというとカフジバンガード。カフジのこうやまき賞はギアチェンジが良かったし、2着のグローリーヴェイズがきさらぎ賞でも2着。カフジより前を取れるかどうか、或いは前を取れなくても近い位置から4角で早めの仕掛けで勝負していければというところ。グレイルの方が素材的には上だと思っているのと、カフジの方がギアチェンジ面、トップスピードの質は上の可能性が高いと思っているので、現時点で重い印は打たないと思うが連下では考えている一頭かな。面白いメンバー構成だとは思うのでもう少し精査して最終的に判断したい。

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