本命09ジャックドール＠大阪杯2023予想

time 2023/04/02

folder 2023重賞まとめ予想

大阪杯2023の予想

阪神11R 芝内2000ｍ
馬場想定：良、かなりの高速馬場想定
風向想定：北4m/s想定

展開予想

　まず馬場だが、土曜を見る限りは結構時計が出ていて、特に内回りは現状低レベルな１勝クラスで1:59.0と59.6-59.4の平均で時計が出たな…というのはある。なのでこのメンツだと余程変な展開でなければ57秒台の決着になる可能性が高いんじゃないかなと。風は北からなので３～４角中間地点が完全追い風。

　展開予想だが、ここはジャックドールの豊が中心になるのは間違いないだろう。最終的に逃げるかどうかは別にして、ひとまずじわっと出して行ってハナを窺う。この豊の出方を見ながら外の北村友一ノースザワールドがどう出るかやね。外から思い切って行き切るのか、それともジャックドールの番手外で良しとするか。豊からすれば何かが強引に行くなら行かせて番手で良い、という感じだと思うし、内からマリアエレーナ辺りが競ってきたとしても行かせてという感じで２，３番手の装丁もあると思う。この感じで入っていくので、ペースは上がってこない可能性の方が高いかなと見ているけどね。まあそれでもある程度は流れるし、イメージとしては59.5-58.3ぐらいで1:57.8ぐらいでとりあえず見ておこうかなと。ややスロー前後で平均までは視野に。

予想

◎09ジャックドール
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△02マリアエレーナ
△14ヒシイグアス
×10ポタジェ11スターズオンアース
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ジャックドール

　枠順や土曜の馬場を見ての判断ではあったが、そこからは割と悩まずに、本命はジャックドールにした。昨年の大阪杯の敗因はやはりハイペースの流れで前半でちょっと無理をしたところは痛かったかなと思っている。

　58.8-59.6とややハイではあるが、テンが12.3-10.3とかなり速かったし、内枠で抵抗する形になったのでそれが痛かったと思う。12.0 – 12.1 – 11.7 – 11.5 – 11.8 – 12.5と後半もL3最速の形でコーナーでの勝負には持ち込めたが、ロングスプリントのギアまで引き上げられずに持ち味は引き出せず最後に甘くなったという形。今回は少し外目の枠だし逃げなくても良いというのは近走見せているので戦いやすいはず。

　そのうえでベストバウトは金鯱賞。中京2000でペースは59.3-57.9とスローではあるが1:57.2とかなり優秀な時計を叩き出してきた。そこを引き上げたのが11.7 – 11.7 – 11.6 – 11.0 – 11.3 – 12.3と後半のロングスプリント。中盤でも11秒台後半と引き上げているし、ポテンシャルからロングスプリントという後半の素材面で引き上げ切った形。前半はスローすぎては良くないがあまり速くない方が良い、そして中盤から後半で特にコーナーで速いラップを連続して後続の脚を使わせるのが最大の持ち味になると思う。

　秋天はそれが酷かった。ペース自体パンサラッサが刻む形になっての57.4-60.1と超ハイだが、２番手以下は60前後の通過だし、３～４角でラップが上がってこないので、実質的には上がりから見てもわかるように直線でのトップスピード戦になってしまっている。この競馬でL1で甘くなったが、トップスピードを求められるとそんなに長く脚を使えないというのはある。

　コーナーから分散して一段ギアが落ちるロングスプリント的な競馬ができればだし、ある程度高速馬場の阪神2000なら本来そういうタイプの馬が強いからね。ここは枠の並び的にも包まれてというリスクはかなり小さいし逃げられなくても番手外かもしくは単騎を追いかける形なら問題ないので、とにかく３～４角で強気の仕掛けをしてほしい。北から３～４角中間で追い風が吹くというのもジャックドールとしては好材料だと思う。香港カップは完敗だが、馬場自体結構重かったし分散してのL2最速一足勝負でジャックドールとしてはフィットしないうえに出負けして包まれてしまった。とにかく良い位置から強気の競馬をしてほしいね。

○？

▲？

△マリアエレーナ

　まあ松山が２走連続ヘボ騎乗だったので乗り替わりは歓迎。それでも浜中だとレースメイクがさほどなので結局運は要る。陣営が前走の不完全燃焼を相当根に持っているコメントなので、ここは積極策もあるかな？というところでの連下かな。小倉記念が58.9-58.5と平均で12.0 – 11.8 – 11.7 – 11.7 – 11.6 – 11.7とL2最速だが11.6という程度だし、後半のポテンシャル面と基礎スピードを超高速馬場で高いレベルで求められた。これで逃げを示唆しつつも外の各馬に速度を出させてレースを作り出したし、好位の内からスペースを上手く使って最短距離に近い形で押し上げて外に出しているように、ここは完璧な騎乗もあって５馬身差。千切った相手がジェラルディーナなわけでこれは高く評価していい。秋天は２角で岩田がラフプレーで致命的な接触を受けたのでかわいそう。ただここ２走は松山のヘタレポジショニングですぐに日和って控えたことで前に前に入られてペースを作れず包まれて後半特化でと無茶苦茶下手に乗ってる。まあそこから浜中に替わって割とスムーズに流れを作ってくれるようならやね。

△ヒシイグアス

　枠がちょっと外なので悩んで連下に。ただ、ある程度位置を取れそうなのはあるし、基礎スピード面も見せているのでスローで思ったよりも良い位置を取ってくれれば面白いかな。ジャックドールをある程度意識できる位置で運んでほしい。中山記念では48.2-47.1とややスローで11.8 – 11.7 – 11.6 – 11.4 – 12.4とL2最速で11.4とある程度ポテンシャルで分散しつつの競馬だが、これで中団馬群の中目で進めて少し出すところに苦労しつつも何とか立ち回って直線入りでも窮屈から外、３列目でL1でしぶとく伸び切っての勝利は立派。個人的には香港カップ２着も好印象で、62.50-58.18と日本式で61.5-58.2と超スローからの26.12-24.50-23.73-23.24-23.07と後半は11秒台半ば～後半を維持していてポテンシャル～ロングスプリント的。これで後方外外からロスがあっても直線で外からしぶとく伸び続けての２着。ラヴズはロスなく立ち回っていたのもあるし、この感じでロングスプリント面で良さが出てきたのは結構意外だった。昨年大阪杯は58.8-59.6とややハイでちょっと流れた中で外々で正攻法だったし、もうちょっと何かが噛み合えばというところやね。

×ポタジェ

　後は昨年勝ち馬ポタジェを。まず前走の金鯱賞は負けパターンだったしその割には悪くないなという感じ。中京2000で60.9-58.9とかなりのスローからの12.2 – 12.1 – 11.2 – 11.6 – 11.8とロングスプリントの競馬。後半型の競馬では難しいし中団外から正攻法でと苦しかった割にはわりと踏ん張って６着。ディープモンスター辺りとそんなに差が無かったからね。ベストは昨年の大阪杯みたいに58.8-59.6でややハイで基礎スピードを求められてという流れで積極的に流れに乗っていくパターン。そこが噛み合えばやね。まあでもスローでもロングスプリントでそれなりは出せるし、前を取ってしまえば怖さはある。

×スターズオンアース

　後はスターズオンアースを押さえで。まあロングスプリントの競馬で見れば現４歳牝馬では一番は間違いないとは思う。オークスが60.6-58.5とかなりのスローで12.1 – 11.6 – 11.3 – 11.7 – 11.8とL3最速でロングスプリント特化の典型的な競馬。これで中団外から普通に進めて外から最後まで伸び続けてスタニングローズを捕えて突き抜けての１馬身1/4差完勝。前走の秋華賞は出負けが痛すぎたが、59.7-58.9とややスローからの12.3 – 11.8 – 11.5 – 11.5 – 11.8とL3最速。これで後方内から我慢して３～４角で中団の内目のスペースを拾いながらL2で鋭く伸びてきた。欲を言えばL1で明確に詰め切ってほしかったけど、そこまででは無かったという感じ。出負けしなければというのはあるが、個人的にこの世代の牝馬はあまりレベルが高くないと思っていて、実際スタニングローズやアートハウスといったところも高いレベルでは苦戦していた。この辺を考えると、正直オークスでももうちょっと突き抜けてほしいかなとは。外からこのレベルでロングスプリントでねじ伏せ切れるところまであるのかどうか。軽めの押さえまでにした。