競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

葵ステークス 2021 出走予定馬:ダディーズビビッド&武豊騎手想定

time 2021/05/28

葵ステークス 2021 出走予定馬:ダディーズビビッド&武豊騎手想定

第4回 葵ステークス(重賞)出走予定馬展望

日程:2021年5月29日(土)
コース:中京芝1200m

予想用・出走予定馬一覧

ダディーズビビッド(武豊騎手想定)

 中京1400mの橘ステークスで1:19.9と20秒の壁を破って圧勝したダディーズビビッドが武豊とのコンビで葵ステークスに出走予定だ。中京で2勝を挙げているように得意なコース、さらに鞍上に名手を擁して盤石の態勢。1200mへの微妙な距離短縮も関係なく突き抜けるか?

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 阪神もなかなか極端な高速馬場だったがこの時の中京も相当極端に軽かった。超超高速馬場というところなので時計そのものは正直馬場もあると思う。とはいえ、個人的にはラップ推移も面白いなと感じたし、多分中京巧者でいいと思う。後はこの距離でどこまで楽に入れるかやね。前半部分がカギ。

橘S(L)1着

中京芝1400m良 13頭5枠6番
風向き:北北西3.6m/s(大府市14:50)
1:19.9 33.5-35.0 H^2
11.8 – 10.7 – 11.0 – 11.4 – 11.8 – 11.5 – 11.7

 まずは前走の橘Sの勝ちっぷりから見ていきたい。今年は中京の1400m戦だが、まず極端な超超高速馬場状態だったというのはある。メインの1200m戦鞍馬Sで1:07.1が出ているように、とにかく軽かった。その中でペースは1.5とかなりのハイ、ラップ推移的にはL3で落ちていてL2で再加速という競馬。これは北北西で3~4角の向かい風が影響したかなというところ。

 6番枠から五分のスタート、そこから様子を見ながら序盤は前には入れず中団ぐらいの競馬となる。そこからじわっと好位のスペースを詰めながらという感じで3列目で逃げ馬から少し離れた位置で3角に入る。3角あたりで逃げ馬が徐々にペースダウン、こちらは3列目の外目で進めつつ、4角で向かい風を受けつつも逃げ馬もペースダウンという中で少し差を詰めて2列目外で2馬身差ほど。直線入りの坂の登りでスーッと先頭に躍り出ると2馬身差。L1でその勢いを削がれることなくちぎって4馬身差圧勝。

 まあ強かった。前半は正直少し置かれていたので、1200で多頭数で縦長になったときについていけるかどうか?という課題は正直感じたが、後半は圧巻の一言。特にインパクトがあったのはL2での突き抜けかな。3~4角で外から動いて勢いに乗っていたとはいえ、L2の地点で1馬身半差はあったと思うし11.5で捕えているので11.3は確実に使っていると思う。坂の登りでのぐんとくる感じは中京では必須といっていいので、これが厳しい流れで引き出せたのだからこれぐらいの距離で合っているんだろうと。強い競馬だったと思うし、時計面はともかくこの状況で4馬身も千切るというのはそう簡単ではないからね。

こうやまき賞(1C)1着

中京芝1600m良 8頭8枠8番
風向き:北2.9m/s(大府市14:20)
1:34.1 48.1-46.0 S^2
12.6 – 11.9 – 11.9 – 11.7 – 12.0 – 11.5 – 11.0 – 11.5

 4走前のこうやまき賞でも中京マイルで坂の登りでの加速の鋭さを見せていた。このレースではスローだったというのはあるが、それでもL3-2で11.5-11.0と坂の登りでの加速が顕著だし、そこで出し抜けているようにこういう競馬があっているので中京で良さが出やすいんだろうと。風は北から2.9m/sで3角地点が完全向かい風。

 8番枠から五分のスタート、そこから促して進めるが序盤はあまり進んでいかずに中団の外で少し掛かり気味になったのでコントロールしてという感じ。ただ前向きな気性なので途中で豊もある程度行かせる選択を取って最終的に馬群から少し離して2列目の外という感じ。3角の下りでもコントロールしながら仕掛けを我慢、4角でも手綱を引いて先頭列付近で直線。序盤の坂の登りで追われるとスッと反応してここで1馬身ちょっとのリードを取る。L1でもしぶとく踏ん張って後続を寄せ付けずの1馬身1/4差完勝。

 ここでは恐らくマイル以上の距離も考えながらコントロールしてという意識で進めていたと思うのだが、それが難しくなって途中で前にもっていった。それでもペース自体は遅かったし掛かりつつでもそこまで消耗しなかったというのはあるかな。そこから直線に入って坂の登りで仕掛けてスッとという坂加速をしっかりと決めてきた。こういう競馬をスローで鋭さを増してという競馬ができているのでマイルでもこなせる範囲ではあると。ただ、結果的に見ても前半でコントロールしながらになったし前走の橘Sが基礎スピードの質を超超高速で高めてきたことからも、距離に関してはマイルは上限という感じはするね。

シンザン記念(GIII)11着

中京芝1600m良 15頭3枠5番
風向き:北西2.5m/s(大府市15:50)
1:34.5(+1.2) 46.3-47.0 M
12.5 – 10.9 – 11.3 – 11.6 – 11.8 – 11.6 – 11.6 – 12.0

 3走前のシンザン記念が崩れたが、これが前半から厳しい流れの中に乗って脚を使った感じになった。ペースは平均だがややハイ寄りだし単調な流れでL3-2での加速がないというところからもこれまでの2勝とは違う形になったといえる。要所での加速が求められるかどうかは重要かな。風は北西からなので3~4角が向い風でここ2走と比べても傾向的には近い。

 5番枠からまずまずのスタート、そこからコントロールしつつ序盤は好位の中目で進めていく。ただ窮屈になってやはりかかりながらの競馬となり、煽り気味に首を上げて我慢の競馬。3~4角でも好位の外外からの競馬となるが前の3頭の後ろで壁を作って直線で外。序盤で追われてというところで伸びがなく、何とか食らいつくがL1で失速した。

 全体で流れた中で掛かってしまうと難しいなという感じはしたかな。ペースもかなりタイトだったし良馬場でも標準ぐらいの馬場状態だったとみているのでそこで掛かって入って脚をなくしてしまった感じかなと。L2の地点では何とか抵抗できていたけど本来の脚を引き出せなかったと考えるべきだと思うし恐らく突き詰めると高速馬場でないとマイルはこなせないかもしれんね。

葵ステークス2021への展望

 1200までの短縮がいいのかどうか?というのは微妙だが、中京は良いだろう。やはり一番は余力がある時点でのL2の坂の登りでの勝負が理想。これに関しては前走の橘Sでもインパクトを見せてきているので、超高速馬場で基礎スピードを質的に問われる分にはそんなに問題ないと思うし、余力があれば鋭さを増しているので後半に速いラップを踏む形でも対応してくると思う。

 中京1200は1400よりも後傾バランスで入りやすいので、個人的には中京なら1200でもそんなに気にならないかなと。これが噛み合うなら時計的なインパクトでは一番だしモントライゼあたりと比べても楽しみで、もちろん1番人気になってしまうだろうけど中京の1200~1400で高速馬場なら素直に評価していいと。できれば3~4角向かい風で少し息が入ってほしいね。坂の加速が起こった方が優位性を作りやすいと思うし。ゲートがそんなに速くないけど折り合いを気にしなくていいならもうちょっと前を取れるだろうし、まあここは楽しみとしておきたい。骨っぽい馬も多いので本命にするかどうかは保留しておくけど重い印候補で考えたいところかな。

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