競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

弥生賞ディープインパクト記念 2020 出走予定馬:サトノフラッグ&武豊騎手想定

time 2020/03/03

弥生賞ディープインパクト記念 2020 出走予定馬:サトノフラッグ&武豊騎手想定

第57回 弥生賞ディープインパクト記念(GII)出走予定馬展望

日程:2020年3月8日(日)
コース:中山芝内2000m

予想用・出走予定馬一覧

サトノフラッグ(武豊騎手想定)

 新馬戦は6着に敗れたが、その後未勝利戦、1勝クラスと連勝を収めたサトノフラッグが武豊とのコンビで弥生賞ディープインパクト記念に出走予定だ。特に前走の中山2000m戦では好位から鮮やかに抜け出し3馬身差と圧倒した。クラシックトライアルシーズン到来、真打登場となるか?

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 前走の内容が強かったのは大きいかな。そんなにスパッと切れる感じはしないのでその点がカギだけど、今の中山の馬場なら良でもそこまで時計は出ないし、質的に速いラップを求められることもないかなと思う。混戦模様だとは思っているけど、その中で楽しみな一頭にはなるかな。

新馬戦6着

東京芝2000m良 13頭5枠7番
2:03.2(+1.5) 62.2-59.5 S^3
13.0 – 12.4 – 12.1 – 12.1 – 12.6 – 12.6 – 12.2 – 11.4 – 11.4 – 11.9

 新馬戦から順を追って3戦を振り返りたい。新馬戦は東京の2000m戦で良馬場だが、ダートは不良で入っているように雨の影響はかなりあったと思う。。ペースも超スローでそこからの3F勝負。L3最速タイで11.4程度だしそこまでトップスピードの質も問われていない。

 7番枠から出負け、二の足もイマイチで促されつつも後方からの競馬となる。道中も後方馬群の中目で進めてコントロールしながら。向こう正面で促しながら徐々に取り付いて中団後ろぐらいで3角。3~4角で外から押しながら追走して中団外。序盤で追われるがあまり伸びずにジリジリ。L2で徐々に下がって後方。L1ではその手ごたえ以上には伸びてきて前との差は詰まっているのだが6着まで。

 まあ、シンプルに不器用で粗いなというのが率直な感想になる。ゲートが下手でそこからの二の足も遅く序盤で後方からになってしまった。ペースが遅かった中で促しつつ徐々にポジションを上げていけたけど、3~4角で外目から手が動いてスピードに乗せながら直線に入ってきたにもかかわらず最速タイのL3-2地点での伸びは悪くてむしろ後方に下がっていた。逆にL1ではばてた馬を交わすというところまで持ってきていて2着との比較で見れば差は詰めている。手ごたえを考えるとこれは意外なので、エンジンの掛かりが遅い可能性が高いのかなと。雨で時計が少し掛かっていた馬場でこの辺をクリアできないと、府中の高速馬場で直線ギアチェンジを求められる形は難しそうとは感じた。全体のレベルはまずまず高かったとは思うが不器用さが目立ったね。

未勝利戦1着

東京芝2000m良 16頭4枠8番
1:59.5R 60.3-59.2 S^1
12.8 – 11.3 – 11.3 – 11.6 – 12.3 – 12.5 – 12.7 – 11.9 – 11.5 – 11.6

 2走前の未勝利戦では東京2000mでレコード勝ちを収めている。東スポ杯でも圧倒的な2歳レコードが出ているように、この時点で超超高速馬場状態だったとは思っているが、その中で全体でややスローには流れていてそこからの3F勝負。馬場を考えてもL2最速11.5自体は速くはない。ペースが上がったことでそこまで速いラップを要求されなかったのも良かったが、高速馬場で前半の基礎スピードを質的に求められた中で良さが出たのは収穫かな。

 8番枠から出負けして押されて中団内のスペースを上手く拾い、結果的に3列目の内といい位置を確保する。そこからは外に出して中団の中目で進めながら詰めすぎて少しブレーキ気味なところもあるが3角まで中団をキープ。3~4角でも中団外から上手く外に出して直線。序盤の早い段階で抜け出してL2の地点でじわっと差を広げてくる。L1で外に少しよれつつも最後に突き放して3馬身差の圧勝。

 これを見ても結構面白いというか不器用なんだなというのは感じるところで、L2の段階ではもう先頭に立っていたのでレースラップなんだよね。11.5-11.6と考えるとラストまでばてていないんだけど、L2で伸びきれそうで伸びきれないというのはあった。逆にL1でここまで落としていないからこそ突き放せているわけで、エンジンがかかってからがいいタイプなのは間違いないと思うし、恐らく今の段階ではポテンシャルタイプ。小器用な脚は使えないけど、早めに仕掛けてしぶとくという競馬が合っている。それと、前半も超超高速馬場とはいえ結構流れたので、そこで各馬が脚を使っている中でしっかりと引き出せたのは大きいかな。4角地点で12.7とレースラップ的に緩んでいてここで外から取り付けたのは多少噛み合った面はあるが、それでもポテンシャルの高さは感じた一戦やね。2、5着馬が芝の中距離で勝ち上がっているし、全体のレベルとして見てもまずまず高かったと思うんだけどね。底を見せなかったが、ゲートの拙さは健在。この辺を考えるとやはり前半の入り方は今後も課題になりそう。

3歳1勝クラス1着

中山芝内2000m良 10頭6枠6番
2:01.4 61.7-59.7 S^2
12.7 – 11.5 – 12.7 – 12.0 – 12.8 – 12.0 – 12.1 – 12.1 – 11.6 – 11.9

 前走の1勝クラスでも強い競馬だった。ペースはかなりのスローで、そこから2段階加速。5F戦でポテンシャルを要求されつつもL2で11.6ともう一段の脚を求められた。この競馬からも個人的には、本質的に2000より長い方が良さが出そうな感じはしている。

 6番枠から五分のスタート、二の足はさほど速くなかったが中団でひとまず入る。そこから少し掛かり気味にはなったが好位の中目に押し上げて進める。向こう正面でも好位の中で我慢しつつ、徐々にペースが上がって3角。3~4角でも好位の中目で進めながら4角で外に出して楽な手ごたえで2列目外まで並びかけて直線。序盤で1馬身弱の差をおわれてしっかりと捕えて先頭も少し右に刺さる。L1でようやく手前を換えて最後まで楽、完勝だった。

 まあ手前を換えるタイミングがかなり遅かったのは気になったし、直線半ばまで右手前で走っていたので内に刺さりながらだった。ここは気になったが、ラストまで余力をしっかりと残しての完勝だったし足捌きも鋭いままだったのは好感やね。後半5F勝負でしかもL2でもう一段上のラップに持ち上げてきたし、2段階加速ができたのは収穫。やはり後半型の競馬のほうが良いね。五分には出てくれたし、徐々にではあるがゲートの課題、二の足の課題もいくらか良くなってきたと思う。本当に良くなるのは秋の菊花賞戦線かなとも思わなくはないけどね。

弥生賞ディープインパクト記念2020への展望

 まあ、シンプルにポテンシャルは高い。一方でやはりここ3走を見ても、個人的には器用さはあまりないと思う。新馬戦は流石に初戦なのである程度仕方ないと思うけど、本質的にはエンジンがかかってから最後までばてないというところ、ポテンシャル面が最大の武器になる。それと、前走で随分克服してきたとは思うがそれでもゲートはまだ不安やね。弥生賞もあまり後ろ過ぎると届かないケースが多いレースなので、序盤の入り方、中盤の動き方が重要になる。向こう正面でペースが緩んで3~4角で加速するケースが多い。この辺を踏まえるとやはり仕掛けをどうしていくかが最大のポイントかな。端的に言えば前で一足を使えるタイプに出し抜かれて届かないパターンが危惧すべき展開になると思う。まあ今の段階では相手関係との比較がまだ難しいというのはあるが、弥生賞の典型的なパターン…前哨戦的なスロー、緩んでの加速の勝負になればあまり信頼はしないほうが良いかな。馬場が時計が掛かるのでそれでも最後まで伸びてくるポテンシャルは武器だし、そこまで最速ラップも速くならなければ力はある。早めの仕掛けでなければ強くは狙えないけど馬券的に押さえは必要かな。豊が勝ちに行って向こう正面から勝負に行けばチャンスは広がってくると思う。

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