競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

菊花賞 2019 出走予定馬:ワールドプレミア&武豊騎手想定

time 2019/10/17

菊花賞 2019 出走予定馬:ワールドプレミア&武豊騎手想定

第80回 菊花賞(GI)出走予定馬展望

日程:2019年10月20日(日)
コース:京都芝外3000m

予想用・出走予定馬一覧

ワールドプレミア(武豊騎手想定)

 良血馬で期待されながらもソエのため春のクラシックには参戦できなかったワールドプレミアが武豊とのコンビで菊花賞に出走予定だ。前哨戦の神戸新聞杯では後方外から正攻法で進めて3着と力の一端は示した。皐月賞馬、ダービー馬不在の混戦模様、春クラシック全休の鬱憤をここでまとめて吐き出したい。

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 まあ…このメンバー構成まで落ちてくればチャンスはあるのかも?という感覚。若葉Sも悪くはないが結果として位置取りが後ろ過ぎたし、後半要素をある程度高いレベルで持っているといっても4強クラス相手には苦戦するのは間違いない。勝負をかけるならある程度先行することになると思う。混戦模様だが面白い馬も大挙して集まってくる中で、やはり人気と戦法との兼ね合いにはなるかな。

つばき賞(5下)1着

京都芝外1800m良 8頭1枠1番
1:47.3 46.8-48.7 H^2
12.9 – 10.6 – 11.3 – 12.0 – 11.8 – 12.1 – 12.2 – 11.9 – 12.5

 3走前のつばき賞から振り返りたい。京都の1800m戦で、当時は1月ほどではないがそれでも標準には時計が掛かっていた。その中でペースが速く2秒近いかなりのハイ。そこからのL2最速でも11.9と遅いラップで前半のパワー型基礎スピードを要求された一戦となる。

 1番枠からまずまずのスタートを切って押しながら追走、最終的に外を行かせて前にスペースを置きながら2列目のポケットに上手く入り込む形となる。3~4角でも2列目で前にスペースを置いた状態でじわっと追走、4角で手が動いて直線で外に誘導。序盤で少し置かれつつ進路もない状況で外に出す。L1で2列目からしぶとく伸びてしっかりと抜け出し1馬身差の完勝。

 ここの2着馬がユニコーンライオンで、これがある程度の流れで古馬相手に普通に強い競馬ができていたし、4着のレターオンザサンドが福島2000のひめさゆり賞でハナ差とはいえ勝利。割と厳しい流れの中では強敵が相手だったと思うし、その流れに乗ってしぶとく踏ん張って抜け出せたのだからこれ自体は結構面白い競馬をしていると思う。要所の反応がジリっぽかったのはちょっと不満もあるが、現実的な馬場でタイトな流れでやれている点は評価したいところだ。

若葉S(L)2着

阪神芝内2000m稍 10頭4枠4番
2:02.6(+0.5) 62.2-59.9 S^2
12.5 – 11.5 – 12.9 – 12.8 – 12.5 – 12.4 – 12.0 – 11.7 – 11.6 – 12.2

 若葉Sでは正攻法の競馬を展開したが春クラシック4強の一角ヴェロックスに完敗。ペースは2.3でかなりのスロー、そこからの3F勝負寄りだが最速ラップは11.6なのでトップスピードは求められない競馬。稍重で力の要る馬場だったのも確かで、ロングスプリントの速度でもなく、4Fで分散してのポテンシャル戦に近いか。

 4番枠から五分のスタート、そこから様子を見ながらだが外の各馬が切ってきたので後ろに下がる形、それでも少し行き足が微妙な感じではあった。道中も後方からコントロールしながら中目を追走。3角手前にはある程度前との差が詰まった状態で外から進出。4角で手が動いているがそこまで動けず鞭が入って進めるも置かれ気味で直線へ。序盤での伸びはじみでまだ3列目付近。L1でシフルマンが下がってきたところを外から一気に伸びてこれは捕えるがヴェロックスとの差は大きく3馬身差2着完敗。

 まあ、そこそこはやれているんだけど、後半のポテンシャル勝負という流れでペースが上がった4角で外から動こうとしても置かれてしまっている。最後は前が落ちてきた面もあるので差し込めたけど、ヴェロックスとの比較で見ればほとんど差を詰められていないからね。完敗といっていいし、この競馬をしてヴェロックスを差すというのはちょっと現実的ではないよねと。また、加速していく過程でいつも鈍い馬で、基本的に促しながらの意識が強い豊をもってしてもこれなので、かなりエンジンのかかりが悪いタイプだと思う。スピードに乗っちゃえばいいんだろうけど、ちょっと器用さに欠けるよね、と。

神戸新聞杯(GII)3着

阪神芝外2400m良 8頭8枠8番
2:27.5(+0.7) 63.4-56.6 S^7
12.9 – 11.3 – 12.9 – 13.1 – 13.2 – 13.5 – 13.3 – 12.5 – 11.8 – 10.8 – 10.2 – 11.3

 前走の神戸新聞杯は極端な後半型の競馬に特化した形。見ての通りS^7というふざけたスローバランスではあるが、そこまで極端に遅いので流石に仕掛けはマシで、L3の地点では10.8と10秒台に。それでもL2最速10.3と異次元のラップを要求された。前開催の阪神は特に外回りで極端な時計・ラップが出やすかったので、これをそのまま評価するというのは危険。とはいえL3の地点で10秒台が求められた中でしっかりと外から脚を使ってきたのは一定の評価はしたいところ。

 8番枠から出負け、そこから無理はせずに後方2番手で様子を見ながら進めていく。道中もかなり緩い流れの中で後方2番手で余裕で折り合いながら仕掛けを待って後方2番手は変わらず。終始前のヴィントを見るような形から3~4角でも仕掛けを待ちつつ、4角で仕掛けながら外から追い出されるもやはり反応はそこまでよくなくて後方2番手のまま直線。序盤でそこからそこそこ伸びていて中団まで追い上げる。L1でそのまま前で粘り込みを図るヴェロックスとの差を少し詰めて1馬身1/4までは詰めたが3着完敗。

 意図として脚を測ったという形になるとは思うが、権利が必要な立場だったのでリスクはあったかな。ただこの一戦を見ても究極レベルのトップスピード戦ですらヴェロックスを相手に差すというのは簡単ではないなという感じだったし、ヴェロックスはポテンシャル戦で良さが出ている馬だからね。その点を踏まえるとこの競馬では難しいねというのは変わらない。まして今の淀の馬場で菊花賞の展開、傾向を考えてもヴェロックスとしては分散しやすくなるので持ち味のポテンシャルを引き出しやすくなるからね。個人的にはこのイメージでヴェロックスの後ろから差すというのは勝ち負けを考えるならやめたほうがいいと思う。もちろん前に行こうとして無理だったら仕方がないが。

菊花賞2019への展望

 大前提として、ヴェロックスより後ろからヴェロックスを差すのは基本的には難しい、という評価をしないといけない。もちろん競馬に絶対はないので、例えばヴェロックスがオーバーペースになるような形になったり、詰まったり、不可抗力という面もなくはない。また昨年みたいに2F戦で内で包まれてしまったりとか、そういうケースは別。だが、菊花賞の傾向の範囲内の競馬である程度前半は流れての4F戦でとなると、やはり長くポテンシャルを発揮できるヴェロックスは若葉Sの内容からもかなり手ごわい相手だし、また安定的に前目を取れているという点で見ても向こうの方が上。こちらはそれを相手にいかに良い位置を取るのか?というのが重要ではあるし、悪くともヴェロックスの直後は取りたい、できれば前を取りたいというところかな。枠の並び的にこちらが内でヴェロックスが外、近くに逃げ先行勢が揃って好位のスペースを確保できれば噛み合い切った時に逆転できる可能性はあるとは思うが、それでも若葉Sで前のヴェロックスに決め手で見劣っているわけで、普通に考えればやはり勝ち負けは難しいと思っている。

 相手関係の比較で見たときに4強のうちの3頭(ダノン、サートゥル、ロジャー引退)がいないわけで、ヴェロックスは強敵だがそれ以外との比較で見ればそう差はない。ただ、レッドジェニアルなんかはタイトに流れた京都新聞杯でロジャーバローズを撃破、3択以下を完封しているということを考えると、比較で見たときに結構強い馬も多く2,3番手争いという観点で見ても意外と際どいラインだと思っている。個人的には菊花賞だと怖い馬も何頭か出てくるので、現時点では馬券的に押さえるかどうかの当落線上にいる一頭かな。

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