2019/02/02
第32回 京成杯オータムハンデ(GIII)出走予定馬展望
日程:2018年9月9日(日)
コース:中山芝外1600m
予想用・出走予定馬一覧
ロジクライ(浜中騎手想定)
3歳時にシンザン記念を勝ちながらもなかなか古馬になって目が出なかったロジクライが京成杯オータムハンデに出走予定だ。ただ今年は六甲ステークスを制し、重賞の中京記念でも2着と力をつけてきた。逆転でのサマーマイル王は勝利が絶対条件、初秋の中山を舞台に覚醒を果たせ。
前走の中京記念では時計勝負の舞台で結果を出してきたし、1:32.4という走破時計は個人的にはかなり意外なほど頑張ったなという印象。ただし最終週でそこまで極端な高速状態でもなかった。中山マイルは馬場次第では31秒台は余裕で出てくる。基本的には少し力の要る馬場が合っていると思うので、そういう競馬になった時に基礎スピードの質的に対応できるかどうかだろう。
六甲ステークス(OP)1着
阪神芝外1600m良 10頭4枠4番
1:32.9 46.3-46.6 M
12.6-10.7-11.0-12.0-12.1-11.3-11.3-11.9
まずは3走前の六甲S勝ちから振り返る。この時は普通に高速馬場ではあった。ペースは平均で中盤中弛みがあってのL3最速タイ。割と出し切りやすい流れにはなっている。それと前が少し離していたのもある。
4番枠からまずまずのスタート、楽に先行して番手でまずは入っていくが途中でコントロールして離れた3番手で3角へ。3~4角でも内目で我慢しながら前2頭を泳がせて直線。序盤で2列目から2番手に上がって追い出されてしぶとく先頭にたつ。そのままラストまで後続を寄せ付けずの完勝だった。
ここでは前半の基礎スピード面もある程度は問われたが、逃げ馬からは少し離れた位置で入ったのでどちらかというと後半のTS持続の高さで押し切った形ではあると思う。とはいえ32秒台の走破時計に対応してきたのはこの時点でも意外だったし、十分重賞でも通用するなという競馬はしてきただろう。
マイラーズC(GII)7着
京都芝外1600m良 14頭5枠8番
1:32.3(+1.0) 45.8-45.5 M
12.2-10.7-11.0-11.9-11.4-11.2-11.2-11.7
ただし2走前のマイラーズCでは7着と完敗。この時が超高速馬場で上位3頭が強かったのはあるが、それでも1秒と差を広げられる7着。平均ペースで進めてL4の段階で11.4と速く仕掛けそのものは早かった。
8番枠から五分のスタートを切ってそこから促しながら先行争いに加わっていく。道中も内の各馬が競ってきて先頭列の外で激流を作っていく形。3~4角でもまだ先頭をキープ、最短距離を通すが外から一気にモズアスコットに前に出られ、2番手。L1ではさらに外差しも、という感じで7着まで下がった。
まあ課題は残っているが苦しかったのは前半3Fが33.9と速かった中で4F目で11.9、坂の上り地点で減速せざるを得ない状況だったことが大きいと思う。前半3Fが速すぎた中でコントロールしての再加速となったのでかなり苦しい競馬だった。ただ、もちろんだが超高速馬場で31秒台の競馬に対応できなかったわけなので、ここは明確に課題としてはある。少なくともマイルの超高速馬場では基礎スピード面での不安は拭えないままだ。
中京記念(GIII)2着
中京芝1600m良 16頭6枠12番
1:32.4(+0.1) 45.3-47.0 H^2
12.1-10.7-11.0-11.5-11.7-11.7-11.6-12.0
レコード決着となった前走の中京記念ではいつもより少し後ろから入って脚を残しながらしぶとく粘っての2着。といっても先行策だが、少し幅を広げたのは良い材料。ペースは1.7でかなりのハイペース、ラップ推移的にも淀みはほとんどなくL3-2で誤差程度の加速ラップという程度。高い基礎スピードが問われたが、普通の高速馬場なので後半は失速気味だしそこでこの馬としては対応できたのかな。
12番枠からまずまずのスタート、そこから内の先行各馬の出方を見て最初からコントロールしながら前3頭から離れた4番手。3~4角でも離れた4番手で前3頭を見ながら馬場の良い中目から外目を回しつつ直線で内目に切り込んで直線。序盤でしぶとく伸びてここで先頭列も、L1で外からグレーターロンドンに来られて2着、それでもしぶとく粘って3着以下は楽に封じ切った。
基礎スピードが問われた中ではあるが、それでもこの馬の位置なら3-3Fから推測してもおそらく平均ペースまでで進めている。そこから後半を46秒台で走破して、という形でうまく粘ったかなと。バランス的にはこれぐらいまでがベストだと思うが、仮に超高速馬場でとなるとやはりどこかで45秒台を踏まないといけない。そこを対応できるか。
2018京成杯オータムハンデへの展望
馬場次第かなと思っている。中山は場合によっては30秒台も出るぐらいには軽いので、個人的にはそうなるとマイル路線の逃げ・先行タイプは基礎スピード的に苦しむことが多くなるイメージ。超高速馬場で求められるのはどちらかというと11秒前後を後半に連続できるか?というTS持続と最低限の基礎スピード、というイメージ。あえて言えばグランシルクなんかが見せていたように流れた中でのTS持続を引き出せる馬が強いイメージだ。この馬はもちろん前目からTS持続を引き出すことができるけど、上がりに限界があるタイプ。つまり11秒前後を3F以上連続することが苦手、というイメージだ。シンザン記念を勝った時もそうだが少し力が要る馬場で全体のペースをある程度引き上げて消耗させてこそで、超高速馬場だとそれが難しくなる…マイラーズCの負け方がそこで引っかかる材料といえるかな。状態面は心配ないと思うけど、適性面からも馬場状態は極めて重要だと思う。雨で完全に悪くなれば別だが、パンパンの良馬場・或いは超高速馬場の状態で少し雨が降る、となると前者ではTS持続で飲み込まれ、後者ではキレ負けの可能性が高くなると思う。現時点ではまだ何とも言えないけど、土曜の馬場を見て判断したい。31秒台が余裕で出そうな馬場なら評価は下げたほうがいいタイプだとみている。
最近登場した「うまとみらいと」というサイトの指数がかなり当たっていて利用者が急増していると編集部内でも話題になっています。
コラボ指数:12月28日(木)的中率結果
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単勝:87% 複勝:100% 馬連:66.7%
ワイド:91.3% 3連複:54.2% 3連単54.2%
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コラボ指数:12月24日(日)的中率結果
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単勝:79.2% 複勝:95.8% 馬連:45.8%
ワイド:75% 3連複:41.7% 3連単41.7%
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コラボ指数:12月23日(土)的中率結果
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単勝:87.5% 複勝:100% 馬連:62.5%
ワイド:83.3% 3連複:25.0% 3連単25.0%
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一般的に3連単の的中率は10%程度なので、
平均の約3~4倍、、
さらには、的中を重視したいときには「的中率90%の反則技指数」、高配当を狙っていきたいときは「魅せる穴馬HitMake」と使い分けることができる。このあたりは、その時々のお財布事情次第で使い分けるとよいとは思います。