競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

安田記念 2018 出走予定馬:リスグラシュー&武豊想定

time 2018/05/29

安田記念 2018 出走予定馬:リスグラシュー&武豊想定

第68回 安田記念(GI)出走予定馬展望

日程:2018年6月3日()
コース:東京1600m

予想用・出走予定馬一覧

リスグラシュー(武豊想定)

桜花賞2着、秋華賞2着、ヴィクトリアマイル2着とGIで3度のシルバーメダル、あと一歩が届かないリスグラシューと武豊が安田記念に出走予定だ。前走のヴィクトリアマイルでも強烈な末脚を引き出したように左回りの府中では要所の反応がいい。あとはトップレベルのマイラーを相手にどこまで戦えるか。

この馬もハーツクライの仔で、やっぱり全体のペースが気になる。前走のヴィクトリアマイルで鋭く末脚を引き出せたのは直前の雨で騎手の意識と馬場の悪化の乖離があって、バランス的にペースが下がったことが大きい。タイトに流れたときにあの脚を使えるのかどうか。ただ、これまでのハーツ産駒の中では一番対応してきそうな感じはする。マジックタイムでも難しかったのでどうかと思うけど、頑張ってほしいかな。

ヴィクトリアマイル(GI)2着

東京芝1600m稍 18頭8枠16番
1:32.3(+0.0) 46.8-45.5 S^1
12.4-11.3-11.5-11.6-11.5-11.1-11.2-11.7

まずは前走のヴィクトリアマイルから。府中のマイル戦でペースは1.3とスロー、直前に雨が降ったことで騎手の意識が落ちてしまい、最序盤のペースがこれでも馬場の割には落ち込んだ。そこからのL3最速戦で11.1と仕掛けが割と早め。前半は遅いが中盤は緩まず進んでいるので最序盤のポジション取りは結構重要だった一戦。

16番枠から五分のスタート、そこから促しつつ追走していくがそれでも徐々に下がって後方。前半こそ遅かったが中盤以降は流れる、という中で後方馬群の中目で我慢。3~4角でも後方馬群の中目を通して直線。序盤で前にスペースがある状況から徐々に進路を外に誘導してうまく進路確保。L2で中団から3列目、L1でそこからしぶとく伸びて決定的に差を詰めるがわずかに及ばずの2着。

L1で3馬身弱ぐらいの差があったのをほぼ詰めているし、ここが11.7なのでこの馬自身は11秒前半では上がってきている。L2の地点でも4馬身以上はあった。上がりから逆算してもまずL3-2のどちらかでは10秒台に入れてきている。トップスピードの質も高いんだが、何よりも府中だとすぐに反応してトップスピードに乗せてくるのが強い。阪神だと4角から直線入りでどうしても置かれるのだが、それが左回りの府中ではない。この辺からも左回り巧者なんだろうなと。ただ緩い流れでのものなのは確かだし、そのうえでよどみなくトップスピードに乗せていけたというのは流れとしてはあるかな。後半型の競馬で出し切る形が合っているのは確かだと思う。

東京新聞杯(GIII)1着

東京芝1600m良 16頭4枠8番
1:34.1 47.6-46.5 S^1
12.4-11.4-11.6-12.2-12.4-11.1-11.0-12.0

3走前の東京新聞杯も東京マイルで牡馬相手に完勝を収めてきた。ここも全体のペースが緩めで、良発表でもダートは午前中不良と雨の影響が残っていた。その中でスローでもあり、中盤で12.2-12.4と緩んでのL2最速戦。L3の地点でも11.1なので割と仕掛けは早いが12.4-11.1と1.3でかなり高い加速度、ギアチェンジを要求されている。

8番枠からやや出負け、そこからリカバーしながら好位につけていく感じ。うまく前にスペースを保って折り合いをつけながら3角。3~4角で中弛みにあいここで馬群の中で我慢しながら3列目で直線。序盤で横一線の中で前のスペースを一気に加速して2列目、L2でそのまま先頭に立つ。L1でも踏ん張って後続を寄せ付けずの1馬身差完勝。

ここではやはりギアチェンジ面を評価すべきだろう。3~4角で緩んでそこでブレーキを踏まされる形になったし、そこから直線で進路はあったけど右回りのこの馬なら加速できずに苦労していたと思う。それが府中ではすっと反応してL2の地点で一気に抜け出す。伸び始めがツーテンポぐらい速い。スローで緩んでというところで良さが出ていると思うし、このあたりがこの馬の府中での良さに繋がっていると思う。サトノアレス、ダイワキャグニーをL1で寄せていないのは結構立派。

ローズステークス(GII)3着

阪神芝1800m良 18頭3枠6番
1:45.8(+0.3) 46.4-46.9 M
12.4-10.9-11.3-11.8-12.2-12.0-11.6-11.3-12.0

ローズSが休み明けというのはあったにせよちょっと物足りなかったのが引っかかる。このレースは1800m戦ではあるが結構流れていて平均。中盤も少しは緩んでいるが基礎スピードをある程度要求された中での末脚というのがちょっと物足りなかった。

6番枠から五分のスタート、無理のない程度で促すが前が早いので後方からの競馬となる。3角では内目から進めてポジションを少し下げながら4角で外に誘導して直線。序盤ではやはり右回りで反応が鈍くじりじり、中団まで押し上げる。L1でもう少し伸びてほしかったがじりじりと3着争いになだれ込むまでに終わった。

阪神だからというのもあるかもしれないが、それでもL1では伸びてくる馬なのでこれがちょっと物足りなかったのは引っかかる。過去にチューリップ賞でも伸びがいまいちで、あの時も46.4-46.8と平均で流れていたしラストの伸びがいまいちだった。ハイペース自体は桜花賞、秋華賞と対応できているんだがどちらも道悪で前がばてたこともある。高速馬場でフラットに流れてしまうとトップスピード面で質・持続力が落ちるという感じかな。

2018安田記念への展望

パンパンの良馬場で45秒台-45秒台で31秒台半ば、というような競馬になった時には不安がある。ローズSやチューリップ賞が平均ペースで甘くなっているのは個人的には引っかかるし、結果を出しているのは雨が降ってトップスピードが問われないハイペースの桜花賞・秋華賞と、緩い流れから瞬時に反応できた府中マイルの2戦となる。ちょっと色が違うが、左回りと右回りでは別の馬だと思っていいし、府中マイルなら流れてもやれるかも?という可能性もある。前走ヴィクトリアマイルは雨が降った中でもラップ推移的には恐らくほとんど馬場への影響がなかったし、その中で後半速いラップを連続する、トップスピードの質・持続力を高いレベルで見せてきているので強ち無いとも言い切れないのが悩ましいかな。ただ、これまでの傾向からみてもハーツクライ産駒に31秒台のマイルの競馬というのは高い壁だと思うし、ハーツの優良マイラーだったマジックタイムでも32秒の壁は敗れていないからね。この馬は前走の感じから31秒台には到達してきてもいいと思うんだけど、31秒半ばでの競馬にまで対応できるかはやはり気になるところか。なのでできれば少し雨が降って馬場が読みにくくなる中で前走のヴィクトリアマイルみたいに前半のペースが落ち着くか、東京新聞杯のように道中で緩むか。府中ならギアチェンジの性能が高いので、どちらかというと中弛みの方がチャンスは出てくるかな。スワーヴリチャードよりは間違いなく基礎スピード勝負へのめどは立てていると思うし、府中なら少し押さえておきたいかも。ギアチェンジがいいので内目の枠が欲しいね。

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【NHKマイルC】 2万1840円的中
【ヴィクトリアM】   8850円的中
【オークス】      3360円的中
【日本ダービー】    7950円的中
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何悪。分析note2023



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