競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

NHKマイルカップ 2018 出走予定馬:プリモシーン&戸崎想定

time 2018/05/02

NHKマイルカップ 2018 出走予定馬:プリモシーン&戸崎想定

第23回 NHKマイルカップ(GI)

日程:2018年5月6日()
東京芝1600m

予想用・出走予定馬一覧

プリモシーン(戸崎想定)

フェアリーステークスでは外から正攻法で押し上げての重賞制覇を果たしたプリモシーンがNHKマイルカップに出走予定だ。前走の桜花賞では出遅れて厳しい競馬になったものの10着完敗。今回はまずゲートをしっかりと出て流れに乗れるかどうか、仁川の借りは府中で返す。

フェアリーSの感じからは本質的にはもうちょっと距離があった方がいいかもしれないなとは思う。前走の桜花賞は出遅れたのが響いたけど、NHKマイルCだとどうしても基礎スピード面を強く問われがちなのでそこがどうか。

フェアリーS(GIII)1着

中山芝外1600m良 16頭7枠14番
1:34.6 48.0-46.6 S^1
12.5-11.5-11.9-12.1-11.6-11.6-11.6-11.8

まずは重賞制覇となったフェアリーSを見ていこう。中山のマイル戦だが全体のペースは1.4のスローで、その代わり仕掛けが早くL4最速タイ、11.6を3F刻んでの4F戦という競馬でポテンシャル勝負といっていい。

14番枠から五分のスタート、そこから促しつつ中団馬群の中につけていく。道中も外からフィルハーモニーあたりが上がっていく中で我慢して中団の中目。3~4角では中団の中目から外に持ち出しそのまま一気に2列目まで押し上げて直線。序盤で堂々先頭に立ってL1でもレッドヴェイロンらの追撃をほとんど寄せ付けずの完勝だった。

レッドもロスがあったけど、それでもL1までほとんど寄せ付けていないように前後半のバランスでみて1枚上だった。出負けせずにあの位置を取れたのも大きいし、そこからの4F戦で結構外を回しながらねじ伏せてきたのでポテンシャルの高さをはっきりと見せてきたなと思う。この感じなら本来ならもうちょっと距離があった方が良さが出るかも?というのは感じたかな。

桜花賞(GI)10着

阪神芝外1600m良 17頭8枠15番
1:34.0(+0.9) 46.6-46.5 M
12.3-10.7-11.5-12.1-12.1-11.5-11.3-11.6

前走の桜花賞では厳しい流れの中で出遅れて後ろから、直線の進路取りもまずくなった。ペースは平均だが前半の3Fが34.5と速いのでこの流れに前目で乗っていった馬には厳しい競馬になった。後ろからの方が展開上は良かったが、中だるみ地点で包まれてしまうと難しかった。

15番枠から出遅れて最後方からの競馬となり、そこからは内に入り込んでロスのない競馬を選択。道中も何頭か交わしてアーモンドアイよりは前にいたが3角で中弛み気味になったところでスペースがなく押し上げられない。そのまま我慢しているうちに外の各馬が勢いをつけてきて4角では動けず直線。序盤で進路を中目に取るが捌くのに苦労。そこからようやく進路を確保して追い出されたがL1でも窮屈なところとなり最後は前に4着争いの壁があった。

出遅れた時点で丁半博打はある程度仕方ないとは思うが、戸崎がすると絶対失敗してしまうんだなと。内内を選択すること自体は阪神マイルなら悪くはないが、最悪なことに最序盤が流れたことでバランスを取ろうと中盤の3~4角で顕著に緩んだのでスペースがなくなってしまって我慢我慢で直線。そこから進路を作ろうにも…という感じ。パトロールを見れば一目瞭然だけど、勢いがついてまた窮屈で、最後も伸びかけてカットされて壁。こんな競馬では難しかったのは間違いないし、この一戦はあまり評価を下げないほうがいい。ただ、ゲートは本来安定しているタイプではないのでそこは今回もネックになるかもしれない。

未勝利1着

東京芝1600m良 13頭5枠7番
1:34.2 47.9-46.3 S^2
12.6-11.3-12.0-12.0-12.2-11.2-11.3-11.6

未勝利勝ちは強敵テトラドラクマを撃破してのもの。ペースはかなりのスローだが48秒は切ってきていて絶対的にはそこそこの流れ。そこからの3F勝負でL3最速と仕掛けも早い。特化というほど極端ではないが求められたのはトップスピードの持続力だし、そこでこの馬の良さを引き出してきたと。

7番枠から出負けして後方からの競馬となる。道中もスローの流れの中で後方馬群の中で追走しながら進めて3角で外目。3~4角でも後方外から促しながら、4角では肩鞭が何度か入って中団に取り付いて直線。序盤で仕掛けを待っているテトラドラクマに対して勢いで一気に前に出る。L2で先頭に立ってL1でも食らいつくテトラを相手にしっかりとねじ伏せての勝利だった。

3着以下はぶっちぎっているように、またこの2頭が後に重賞を勝っているように2頭だけ抜けていた感はある。同日の山中湖特別が牝馬限定とはいえ1000万下1800mで1:47.6と遅い勝ち時計ながら最速上がりが33.3。それよりも速いというのはマイルということを考えてもインパクトが大きい。トップスピードの持続力は結構高いレベルにあるとみていいだろうと。またそれを最低限の流れで引き出せているという点も考慮に入れるべきかなと。

2018NHKマイルカップへの展望

今回も扱いが難しいというのはあるが桜花賞の負け方でどこまで評価が落ちるのかというのが一つカギになる。それと、府中だと基礎スピードで押し切りやすくなるので、テトラドラクマとの比較でみたときにゲートの拙さ、中だるみがなければ取り付けなかったという点も踏まえるとやっぱりマイルで流れたときには前半に少し不安がある。桜花賞が厳しい流れの中でさばけていたら違ったかなという脚を見せたので個人的には評価を下げたくはない。あとは戸崎が捌けるかどうかというのも踏まえて色々考えていくべきかな。テトラとの比較でみると府中マイルならテトラの方が上に来るか…と。今回はかなり高いレベルで混戦で非常に難解。難しいが、重い印を打つにはちょっと足りないと思っている。それでも一応枠や展開の想定次第では単穴まで視野に入れたい。ベースは連下。やっぱり基礎スピードとTS持続力を高いレベルで持っているのは侮れない要素かな。

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