競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

NHKマイルカップ 2018 出走予定馬:カツジ&松山想定

time 2018/04/30

NHKマイルカップ 2018 出走予定馬:カツジ&松山想定

第23回 NHKマイルカップ(GI)

日程:2018年5月6日()
東京芝1600m

予想用・出走予定馬一覧

カツジ(松山想定)

先行策をとってきながら前走ニュージーランドトロフィーでは出負けから一転後方一気でズドンと差し切り重賞初制覇を成し遂げたカツジがNHKマイルカップに出走予定だ。これまで先行策では悪くないものの完敗を喫していただけに、前哨戦で豪快な末脚を披露しパフォーマンスを上げてきたのは大きい。府中でそれを引き出せるか、カツジの成長力を見せつけたい。

正直きさらぎ賞まではそうでもないなと思っていたが、NZTであれだけの破壊力ある末脚を引き出してきたのは侮れないなと。時計的にはもう少し詰める必要があるし、あの感じだとマイルより長い距離でみてみたい気はするが。

ニュージーランドT(GII)1着

中山芝外1600m良 15頭3枠5番
1:34.2 47.1-47.1 M
12.5-11.1-11.6-11.9-12.0-12.1-11.6-11.4

前走のニュージーランドTから振り返る。この時は全体のペースはキレイに平均だが途中で少し息が入っていて、また全体で流れたという意識が働いたか仕掛けが遅くレースラップ的にはL1最速となっている。基礎スピードをある程度のレベルで要求されて、後半もそこからしっかりと加速出来たかどうか。前後半のバランスが問われた。

5番枠からやや出負け、窮屈になったのもあって後方に下げていく形をとる。道中も下げながらの展開で最終的には後方2番手まで下げてから3角に入っていって仕掛けを待つ。3角で外目を意識しながら、4角で大外を回して一気に好位列まで取りついて直線。序盤でそのままの勢いでしぶとく伸びて先頭列に近いところ。最後までケイアイノーテックとの接戦となったがこれを何とか競り落としての勝利となった。

この時は直線での追い風がきつかったし、こういうケースの時は結構L1最速になりやすい傾向があるので何ともだが(できればJRAには風の公式発表もしてもらいたい)、ひとまずこの流れで3~4角で外から動いて最後まで差し切ったのは驚き。ケイアイノーテックもそこそこ強敵だし、朝日杯組はある程度高いレベルにあるはずなので。前半出負けというほどではないが隊列的にどうしてもスペースがなくなってしまった感じだし、下げながら下げながらで後半勝負特化に近い競馬になった。3~4角で12秒台と遅い地点でとはいえ、かなり大外を回しながら最後まで伸びたわけでこういう競馬の方がいいのかなと。ただ、個人的にはこのレースは風の影響もあるかもしれないがやはりコーナーで緩んでいて特殊な流れになっている。前半からついていった馬の方が苦しかったと思うのでその辺りをどう考えるか。

デイリー杯2歳S(GII)2着

京都芝外1600m良 9頭8枠8番
1:36.5(+0.2) 48.7-47.6 S^1
12.6-11.0-12.1-13.0-12.3-12.4-11.6-11.3

3走前のデイリー杯では同じようにL1最速ではあるがこの時は先行策をとって結果ジャンダルムに完敗を喫した。ジャンダルムが結構強敵だったし、ケイアイノーテックはここでも撃破できている、というのは大きな材料かな。

8番枠からまずまずのスタートを切ってそこからじわっと下げる形で2列目の外でまずは様子を見ながら進めていく。道中も掛かり気味だったが前のメガリージョンが故障で下がっていた時に外にうまく回避したもののそこからは壁がなくなってという中でそれでもコントロールして番手で3角。3~4角でも仕掛けを待ちながら直線。序盤で2馬身ほどの差があったが楽な手ごたえで一気に先頭に立つが、その瞬間すぐにジャンダルムに並ばれてl1では突き抜けられての2着だった。

まあ相手には直線で一気に加速されたし、L1で加速ラップで離されてしまったのでこれは完敗だったと思う。前受けで仕掛けを待つ形になったが、これ自体は結構強い競馬だったのかなと。ケイアイノーテックがいまいちだったので評価が難しかったが、ジャンダルムがトップスピード戦となった弥生賞でそこそこやれたことを考えても今となってはレベル的にはある程度高かったとみるべきかもしれない。

きさらぎ賞(GIII)5着

京都芝外1800m良 10頭8枠10番
1:49.6(+0.8) 49.3-47.5 S^2
12.8-11.9-12.1-12.5-12.0-12.1-12.2-11.5-11.7

きさらぎ賞では距離の影響もあったか完全に伸びあぐねた。ペース自体は1.8でかなりのスロー、馬場も少し時計が掛かっていた状態だがそれでもデイリー杯もそれは同じだった。2F戦で仕掛けのタイミングも遅めだったが。

10番枠からまずまずのスタートを切ってそこから控えて好位で壁を作ることを意識しつつ。ただ掛かりながらの競馬になって外からグローリーヴェイズ辺りも上がっていって、それに合わせる形で2列目に押し上げて3角。3~4角でも前2頭の外から仕掛けを待ちつつ、4角でも楽な手ごたえで直線に入ってくる。序盤で追い出されてから手ごたえほどの反応ができずむしろ下がってしまう。ラストまで良いところなくの完敗だった。

入り方が少し雑で、折り合いに苦労しながら外から上がってきた馬に合わせて動いたのでその辺りのロスが少しあったかも。ただそれでも直線での甘さは想像以上だったので、恐らく1800はちょっと長いのか、もしくは前目であまり脚を使っていいタイプではないというところか。デイリー杯と比べても緩い流れだったと思うしここで伸びきれなかったのが距離、折り合い面と考えるほうがいいのか。ちょっと判断が難しい面はある。正直レベル的には微妙なところなので。

2018NHKマイルカップへの展望

今回は混戦模様ではあると思うが、高速馬場気味のNZTで後半しっかりと動いてトップスピードの持続力を見せてきたのは評価できる材料。L1でも11.4で、ここで完全に先頭に立っていたわけではないしおそらくほとんど落とさずに脚を使っていたのは立派。一方で3~4角で緩んでいたのでそこで取り付けた面はあるし、ここ4走を見ても瞬間的な切れ味というのはまだ見せていない。もちろん前走はその面でもパフォーマンスを上げてきてはいるが、府中のマイルだとなるとその辺りはカギになる。ただ高速馬場のケイアイノーテックを撃破できているなら一応ここに入って威張れる存在で、タワーオブロンドン辺りと比較しても意外と見劣らない。重い印を打つには正直何かが足りないという感じはするし、後半勝負に持ち込んで、という競馬も自身のさらに外を回したゴールドギアあたりでも結構いい脚を使えていた。個人的にはラップや風の影響からも外差しの展開だった可能性は否定できないと思っているので、連下までとしておきたいかな。

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