競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

東京新聞杯2018 出走予定馬:ダノンプラチナ、3歳時の富士Sだけやれればトップクラスも…近走が物足りず

time 2018/01/31

東京新聞杯2018 出走予定馬:ダノンプラチナ、3歳時の富士Sだけやれればトップクラスも…近走が物足りず

日程:2018年2月4()
第68回 東京新聞杯(GIII)
東京芝1600m
予想用・出走予定馬一覧

もう一頭の2歳王者、栄光は3年前になってしまうが2014年の朝日杯フューチュリティステークス馬ダノンプラチナが東京新聞杯に出走予定だ。前走のニューイヤーステークスでは久々にこの馬らしい末脚を発揮して差し切り勝ち。富士ステークスも制していて府中マイルに不安は無し、後はこれだけの強敵相手に華麗なる完全復活を遂げられるか。

適性的には富士Sでサトノアラジンを捻じ伏せているように問題ないし、あの当時の実力があればもちろん力的にはトップクラスのはず。ただし、近走はこの馬自身のパフォーマンスがやや低下している印象は否めない。一昨年の東京新聞杯もこの馬としてはそこまで悪くない展開で伸びあぐねたところもあるので。

ニューイヤーS(OP) 1着 10頭6枠6番
中山芝外1600m良 1:34.5 47.5-47.0 M
12.7-11.4-11.7-11.7-11.8-11.8-11.5-11.9

前走のニューイヤーSから振り返る。個人的にはこれでもちょっと物足りないというか、メンツに恵まれた感じはしているが。ペースは平均で流れてそこからのL2最速11.5。L1はまた落としている。終始11秒台を刻む形になってはいるのでそれなりに流れているしその中で勝ち切ったこと自体は評価したいが、平均ペースがベストという感じではないなと。

6番枠から出負けして後方からの競馬になるのはいつも通り。そこから外々を追走しつつ徐々に押し上げながら3角に入っていく。3~4角でも外々を追走しながら中団に押し上げ、4角ではアデイインザライフの後ろから直線で外。序盤で中団からジリジリと伸びて2列目に並びかける。L1でしぶとく伸び切って勝利をものにした。

まあここはメンツ的に恵まれたのはあるし、完勝してきたのは流石だが時計的には微妙。当日の未勝利で勝ち時計1:35.6、3着までが35秒台で走破しているわけで、そんなに時計がかかっていたというわけではない。こちらは平均ペースで時計が出易い状況だったわけで、それで1:34.5は正直平凡。基礎スピード戦としては微妙だったとみている。ダノンプラチナの適性的にはここがベストではないと思うしそこは仕方ないが、それでも今回のメンツを考えると少し物足りない。

キャピタルS(OP) 8着 18頭5枠10番
東京芝1600m良 1:33.3(+0.7) 46.9-45.7 S^1
12.4-11.2-11.6-11.7-11.5-11.3-11.4-11.5

2走前のキャピタルSは休み明けではあるにせよ内容的には完敗だった。ペースは1.2でややスローというところだが中盤以降が11秒台と緩まず流れていてそこからのL3最速戦。3~4角での立ち回りも問われているしこの馬としてはそこで少しロスがあったのは確かも、それでもちょっと物足りない内容に。

10番枠から五分には出てそこから促しつつ先行争い、いつもより前目で競馬を進めていく。道中も2列目の中目まで入っていって3角。3角手前でややブレーキ気味だがそこからはロスも少なめに3列目の中目で直線に入ってくる。序盤で外に出してから追いだされてこれからというところで伸びず。L2でも3列目からなかなか上げられず、最後はそこからも脱落して8着完敗だった。

そこそこは流れていたしそこでポジションを取ったことで持ち味のトップスピード面が削がれたところはあるのかなと。このレースに近いという点では一昨年の富士S、ヤングマンパワーの時もスローだったが中盤以降はペースが落ちず。関屋記念でもそうだがあまり3~4角でペースが上がっていく競馬が得意ではないのかもしれない。直線勝負向きの感はあるかな。まあそれでも物足りないが。

富士S(GIII) 1着 16頭2枠3番
東京芝1600m良 1:32.7 47.0-45.7 S^1
12.7-11.0-11.4-11.9-12.0-11.2-11.1-11.4

ベストバウトは3年前の富士Sではあると思う。サトノアラジン、ロゴタイプという後の安田記念馬2頭を撃破というのは並の馬ではできないはず。ペースは1.3でややスロー。ラップ推移的には3~4角でペースが少し落ち着いての直線勝負でL2最速、L1も11.4と大きく落とさずトップスピード戦。コーナーでは息が入っていて直線勝負の度合いが濃い。

3番枠から出負けして後方からの競馬となってしまう。道中も後方馬群の後ろで進めて外目に誘導して3角に入る。3~4角でも後方外目で立ち回りサトノアラジンの後ろで進めて目標にしながら直線。直線入りで少しふらつくがそこから追いだされてしぶとく伸び、L2の最速地点でサトノアラジンの外から並びかけてくる。L1でひと踏ん張りするサトノアラジンとともにロゴタイプを捻じ伏せると最後はサトノも競り落とした。

L2の最速地点でサトノアラジンに並びかけていることを考えてもかなり切れる脚を使っているはずだし、これをそのまま受け止めればGI級の末脚といって良いはず。もちろんこれは3歳時のものではあるし、古馬になって以降が物足りない以上鵜呑みにはできないのだが良い頃なら素材的にGIでも通用する力はあったはず。

2018東京新聞杯に向けての展望

今回は田辺に替わる。実はデビューから終始乗り替わらず蛯名だったので意外なのだが、蛯名とは仕掛けの意識のタイプが違う田辺に替わるのは今のこの馬にとってはプラスかなとは思っている。現時点でのパフォーマンスを冷静に見極める必要はあるのだが、敢えて言えばやはり直線勝負でこその馬だろうと。サトノクラウンを差し切った富士Sが相当なパフォーマンスだったし、正直この時点ではマイル路線ではトップレベルだと思っていた。ただ一昨年の富士S、昨年の関屋記念はともにコーナーでペースを引き上げて行く形になっていてそこで持ち味が削がれている面はあったかなと。一昨年の東京新聞杯が完全な直線勝負とは言え逃げたスマートレイアーが33.5で上がってくる中で33.0で届かなかったパターン。爆発的なパフォーマンスを見せた富士Sもかなり昔になっていて、近走は適性面でベストではないとしても少し物足りない。今回はグレーターロンドン、アドマイヤリードと切れる差し馬がいて、前目からはスローで長くTS持続を維持できるダイワキャグニーが強敵。サトノアレス辺りとの比較でも手ごわいと思うので、今のこの馬のパフォーマンスでは若干足りないと思う。後は良い頃に戻せてこれるかどうか。富士Sでサトノアラジンを差し切るレベルの競馬をしてくればメンバー中でもトップクラスのパフォーマンスだが…。それを望むところまでは難しいか、田辺への乗り替わりで直線勝負で弾けさせることができれば或いは。追い切り次第で上下させるけど、ひとまず3着ヒモあたりで考えている。

━━━━━━━━━━━━━━━━━
“競馬の神様”故・大川慶次郎が創設

創業37年【ホースメン会議】の

的中率7割以上・平均配当200倍以上
プロ集団の実力を無料で体感できます
━━━━━━━━━━━━━━━━━
「3単20点で万馬券も獲れる」と大好評

1日1鞍の渾身予想
中山記念当日の2/25まで無料

しかも今週限定で東京新聞杯の
重賞情報も無料で特別公開!
━━━━━━━━━━━━━━━━━

■直近の的中買い目

1/21 AJCC  2万4620円的中
1/20 京都6R 5万7900円的中
1/14 中山12R 2万2650円的中
1/13 中京7R 2万3630円的中
1/8  京都10R 2万7420円的中
1/6  中山8R  2万1720円的中
12/28 ホープフルS 1万0920円的中
12/17 阪神9R  5万1590円的中
12/16 阪神10R 4万7670円的中
12/10 阪神JF 8560円的中
12/9 中京新聞杯 2万3260円的中

1日1鞍の渾身予想を見る方法

何悪。分析note2023



Links

%d