競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

札幌記念 2018 出走予定馬:サクラアンプルール&田辺想定

time 2018/08/15

札幌記念 2018 出走予定馬:サクラアンプルール&田辺想定

第54回 札幌記念(GII)出走予定馬展望

日程:2018年8月19日()
コース:札幌芝2000m

予想用・出走予定馬一覧

サクラアンプルール(田辺想定)

昨年の札幌記念の覇者であり今年も函館記念2着と北海道で強さを見せるサクラアンプルールが今年も札幌記念に出走予定だ。前半無理なく入れれば必ず良い脚を使ってくるだけに、今年もペースはカギとなりそう。GIでは苦戦しているだけに、まずここで連覇を果たして秋のGI戦線を意識したいところだ。

基本的にスローならロンスパからのもう一段の脚を使える強みで十分戦えると思う。今年は良いメンツが揃ったといっても圧倒的な馬がいるわけではないし、有馬や日経賞、中山記念の内容からも圏内は期待できる。ただし、ペースが上がると簡単ではなくなる馬なのでそこがカギだし、昨年の札幌記念は結果的にみてやや低調なメンツだったのも事実か。

札幌記念(GII)1着

札幌芝2000m良 13頭1枠1番
2:00.4 60.7-59.7 S^1
12.7-11.0-11.7-13.0-12.3-12.1-11.9-11.9-11.8-12.0

まずは昨年の札幌記念勝ちから振り返る。このレースが基本的なイメージで良いと思っていて、ペースは1秒のスロー。そこからのロングスパートで3~4角で11秒代後半を維持するような感じの競馬になっている。まあ基本的にはポテンシャル戦とみていいだろうと。

1番枠から好発を切って控えながら好位の内、最終的にはさらに控えて中団まで下げる形で前半は脚を温存する。3角ではロンスパ気味になった中で中目から外目を意識、ヤマカツエースの後ろから4角で外に出して直線。序盤でスパッと切れて一気に先頭に。L1でもしぶとく踏ん張って外から強襲するナリタハリケーンを退けての勝利となった。

このレースがこの馬らしいというのは前半いいスタートを切ったけど無理せずに温存したことで後半勝負で強かった、というのがある。またもう一つはその中でもL2でグンと切れたという点。この馬はもともとポテンシャルとそこからのもう一段の脚をもつ、2段階加速が比較的特異な馬。これはネオリアリズムの2着した中山記念でも見られることだけど、ロンスパの流れからもう一段の脚を4角出口から直線に賭けて使えるのが強み。この辺は不利があったので沈んだにせよ有馬記念でも少し垣間見せている。ただし、基本はステイヤー型のイメージで良いと思うし前半から流れるとどうしてもリスクは出てくるとは思っている。

函館記念(GIII)2着

函館芝2000m良 15頭2枠3番
1:59.9(+0.1) 60.3-59.5 S^1
12.2-10.9-12.0-12.6-12.6-12.4-12.1-11.6-11.6-11.8

今年の函館記念の場合は思ったよりもペースが上がらなかったことも大きいかな。0.8とややスローに分類されるペース、ラップ推移的にも3F勝負の側面が強い。ロンスパではないが3Fの後半勝負の割合が強いレースといえる。

3番枠からまずまずのスタート、そこからある程度促しつつ先行争いを意識するが最終的には控えてエアアンセムを前に入れて好位の内目。1~2角でも無理をせず、エアアンセムも少し下がったので中団の内内で進めて3角。3角で内目から中目に通して3列目、4角でそこからエアアンセムの直後から外に誘導しきって直線。序盤ですっと反応して2列目に上がり、L1でしぶとくエアアンセムに食らいつくが半馬身差までの2着だった。

まあここのレースレベルがどこまで高かったのか?というのは正直エテルナミノルレベルが勝ちに行く競馬で普通に通用してしまっているので何とも言い難いが、スローの流れで中団で無理せずに運んで3~4角でもうまく進路を取りつつ直線ですっと反応してきたと。このあたりがこの馬の強みだし、それを3F戦の中でも引きだせた。やはり後半勝負ならタイトに動けるし、要所の鋭さを引き出せるなと。レベル的な疑問はあるけど、前半無理なく入れれば。

中山記念(GII)4着

中山芝内1800m良 10頭2枠2番
1:47.8(+0.2) 47.7-48.4 M
12.8-11.7-11.7-11.5-11.5-11.8-12.2-11.9-12.5

3走前の中山記念では前が結構飛ばしたことでレースラップ的にみても基礎スピードが要求されている。ただし、この馬の位置だとかなり後ろなので前半の基礎スピード面は問われていないし、後半のポテンシャルでどこまで前との差を詰められるか?というところで1800では詰められなかったという感じ。まあそれも含めて前半の基礎スピード面が足りなかったということだけど、ちょっと後ろ過ぎたのはある。

2番枠から好発を切って様子を見つつも外のマルターズやアエロリットが速いし無理はしないでまずは離れた好位の内目で進めていく。道中もウインブライトの一列後ろぐらいで進めて3角。3~4角ではウインブライトの動きに後ろからついていって4角で追い出されて直線。序盤で3列目から一瞬反応するがL1の坂の上りで苦しくなって差が詰まらず、最後はアエロリットとも脚色で見劣っての4着完敗。

後ろからの馬はロンスパの競馬になったのだが、それでも前にいたウインブライト相手に決定的な脚を見せられなかったので、ポテンシャル戦としてはウインの方が上、ということになると思う。もちろん前にいたアエロリット、マルターズアポジーに関しては基礎スピード面を活かしてリードをとっていたので末脚勝負で負けたわけではないが、ウインブライトの位置なら明確にスローだろうし、その中で見劣ったのはあるかな。ただこんな感じのレースでも要所は必ず一足を使えるのは流石。

2018札幌記念への展望

ロングスパートからもう一つ上のギアを引き出せるタイプだし、ややスローまでならペースの不安もない。ただし、馬場の問題もあるが昨年の函館記念や天皇賞秋は平均ペースの流れの中で甘くなった。特に天皇賞秋は64.2-64.1と不良とはいえ平均ペースで番手と積極策をとったが甘くなってしまっている。現状を考えても前半の基礎スピード面であまり強気に離れないと思うし、バランス的にはスローで入りたいのは確かなステイヤー型だとみている。昨年の札幌記念は全体で60.7-59.7とスローだったので脚を引き出す余力を持って入れたのはあるし、枠もよかった。ゲートが上手いので内枠から無理せず下げて好位~中団、かつペースも落ち着くのが理想で、そういった条件が今年も揃うかどうかだろう。そのうえで中山記念でもウインブライトに力負け、日経賞でもロンスパの流れでチェスナットコートにL1では見劣った。トップギアを引き出してからの持続力は足りない、L1は甘くなりやすいのでその辺も踏まえて予想したいところ。内枠から器用に捌ける強みを活かせれば重い印も視野に入れたいが、そうでなければ外から勝ちに行って甘くというケースが多い馬。3着ヒモまででとどめたいところかな。枠・展開次第で結構変わってくる一頭だと思う。

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