本命14トウシンマカオ＠セントウルステークス2025予想

セントウルステークス2025予想

阪神11R 芝内1200ｍ
馬場想定：良、高速馬場想定
風向想定：南西4m/s想定

馬場・風向き

　阪神は内外でちょっと時計のかかり方が違う印象で難しい面もある。雨が残っていた土曜で内回りはちょっと掛かっていて外回りは速い。ただ高いレベルでの内回りは一度も無かったので、高速馬場と見ておく。風は南西からなので４角地点が完全向かい風。

展開予想

　展開的には内からテイエムスパーダが主張するが…かなり内に入ってしまったなという感じ。外のエコロジークもまともなら速いのでテイエムスパーダが二の足がそこまでという中でちょっとリスクはあるかもな、という感じ。この２頭が主張し合いつつ、ヨシノイースター、ママコチャ辺りが後ろで追いかけて先行、外からカルチャーデイも好位の外目ぐらいで流れに乗って行く。ウイングレイテストはこの条件だと好位外ぐらいまで、トウシンマカオは中団外ぐらい。

　ペースは上がるとは思う。33.0-34.4ぐらいで想定、1:07.4前後で。

予想

◎14トウシンマカオ
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△03ママコチャ
△04エコロジーク
×09ジャスティンスカイ11ワンダーキサラ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎トウシンマカオ　

　本命はトウシンマカオで。これは内枠なら下げて外枠なら本命と決めていた。

　まず後半のロングスプリントの性能がこの路線では抜けていて、出し切れれば一番だとは思っていると。ベストバウトはルガルを圧倒した京阪杯。京都1200で33.7-33.7と平均で12.3 – 10.6 – 10.8 – 11.0 – 11.3 – 11.4とコーナー最速。これで大外枠から中団の外外を回してL1でズドンと突き抜けての２馬身差完勝。エンジンがかかってから速いラップを連続する能力が高く、ここは自己ラップだと34.7-32.7になる。出し切ってこそではあるが、エンジンのかかりがちょっと遅かったのがこれまでの弱点ではあった。

　この辺りが宮記念でちょっと改善してきたかなというのもある。中京1200ｍ戦で33.8-34.1と平均からの12.3 – 10.2 – 11.3 – 11.6 – 11.3 – 11.2とL3で緩んでのL1最速。これまでだとこういう競馬では伸び切れずにジリっぽくなるのだが中団からそれなりに差し込んできたと。ママコチャもそうだが中京の総合力勝負でそこそこやれたのは良い意味で以外。

　前走の京王杯SC勝ちもそうだが、後傾で鋭く脚を使える馬だし、前半さえセーブすれば後半はしっかり物量の違いを見せる馬。昨年のスプリンターズSでも32.1-34.9と超ハイで２着とこれまでにない基礎スピードを求められる中でも崩れずママコチャを撃破しているので、スムーズならこれが一番強い、と思っている。外枠なら素直に本命。

○？

▲？

△ママコチャ

　連下にママコチャをした。まあこの枠の並びの時点でトウシンマカオの方を上位は決めていたので。今シーズンは安定しているけど、悪く言えばトップレベルにはちょっと足りん競馬が続いては言える。昨年スプリンターズSが32.1-34.9と超ハイで11.8 – 9.9 – 10.4 – 11.0 – 11.6 – 12.3のラップ推移。これで好位から伸び切れず、この展開でトウシンマカオに負けたのは結構意外だったというのはあるかな。３歳時と比べると基礎スピード戦では若干落ちている感じ。まあそれでもここ３走、特にオーシャンSでは33.7-33.4と平均からの12.1 – 10.5 – 11.1 – 11.2 – 10.9 – 11.3のラップ推移でL2最速でペアポルックスの出し抜きに若干置かれつつもL1でしっかり捕えてきた。

△エコロジーク

　後は連下でエコロジーク。やることは一つでテイエムスパーダのハナを叩けるかどうか。これに関しては結構恵まれた枠の並びで、内過ぎない方が良いしテイエムより外が良い。それがフィットしていて外でそこまで速い馬もいない。この馬自身がハナを主張し切れればチャンスやね。カンナSが２歳時でコンクリ中山ではあるにせよ、32.6-34.6とかなりのハイで11.8 – 10.0 – 10.8 – 11.2 – 11.5 – 11.9と淡々と刻んで1:07.2で２馬身半差の圧勝。11.8-10.0が示すように基礎スピードの質そのものが高いのでハナを楽に切れているというのはある。ゲートはさほどだったけどね。前走は半端な形から勝ち切ったけど、ゲートが甘いので少し余裕が欲しいしこの枠の並びなら…かな。

×ジャスティンスカイ

　後はジャスティンスカイを軽めに押さえる。シンプルな競馬で惰性で突っ込む方が良いタイプなので出来ればもうちょっと外ではっきりしたかったかなとは思うが、内に先行勢が揃ったのもあるのでこれらを見つつ好位外を取れれば。２走前のモルガナイトSでは福島1200ｍ戦で34.2-34.3と平均、12.6 – 10.6 – 11.0 – 11.4 – 11.5 – 11.4のラップ推移で外枠から好位外外でしぶとく最後に伸び切っての１馬身1/4差。鞍馬Sでは後傾でしっかりと伸びてきたがこれも外からエンジンをかけてという競馬で良さ。緩急が得意ではない感じなので前走のCBC賞はちょっと偽ッとしなかったとは思う。シンプルな流れなら警戒。

×ワンダーキサラ

　後はヒモ穴でワンダーキサラを。ここ数走色んなパターンでやれていると。前走の長篠Sは完勝で、中京1200で33.7-33.5と平均からの12.3 – 10.3 – 11.1 – 11.0 – 11.0 – 11.5と淡々とした流れ。これで２列目の内から出口で外に出してそのまま突き抜けて２馬身差の完勝。２走前のテレQ杯では小倉1200ｍで33.7-34.9とかなりのハイで単調、12.1 – 10.5 – 11.1 – 11.4 – 11.8 – 11.7のラップ推移で最後方付近からになってしまったがそれでも差し込んで２着とハイペースにも目途。ここで外枠、前が飛ばしそうで内回りはちょっと消耗する可能性がある馬場状態。警戒しておきたい。

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「里見正人の競馬ブログ」より