本命07エラトー＠紫苑ステークス2024予想

紫苑ステークス2024の予想

中山11R 芝内2000ｍ
馬場想定：良、高速馬場想定
風向想定：南南西3m/s想定

馬場・風向き

　馬場は現時点は何ともだけど、パンパンの良馬場だしこの時期の中山ならまずは高速馬場と見ておきたい。風は南南西からなので３角地点が完全向かい風、HSは追い風になるのでL1最速のケースになりやすい風の状況だと思う。

展開予想

　展開的には確たる逃げ馬はいないが、一応バランスダンサー辺りはハナを主張したいだろう。イゾラフェリーチェも前、この２頭を見ながらエラトーが様子を見ながら先行策で最終的には内目を狙いたいかなと。この辺を行かせつつ内からテリオスサラが２，３列目、クリスマスパレードも好位の内というところである程度は落ち着くと思う。

　ペースはそんなに上がらないだろう。60.5-58.2ぐらいかな。一応1:58.7を想定にしておくが、レベルが低いかなとも思っているのでそんなに後半が伸びないかも？とも２段階加速的になる可能性は結構高いと思うが、仕掛けはエラトー和生次第かな。

予想

◎07エラトー
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△03テリオスサラ
△11ボンドガール
×08フォーザボーイズ10ホーエリート
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎エラトー

　まあ何とも言い難い低調なメンバー構成なのでシンプルにパフォーマンス面を評価してエラトーで勝負したい。高速馬場でトップスピード面を求められた時の課題はまだあるけど、前走が強い。

　前走の北海ハンデは函館1800ｍで良でも時計が掛かっていた状況。48.0-46.9とややスローからの12.4 – 11.8 – 11.7 – 11.6 – 11.8と4F勝負でL2最速で11.6。これで番手外で進めながら直線しっかり抜け出しての完勝。４角出口で逆手前になっていたのでそこはちょっと気になったがこのラップでまとめて抜け出せたのは大きい。翌日の巴賞がホウオウビスケッツで47.7-46.9で1:46.8なので、ここで1:47.3は結構優秀だし後半4Fは遜色ない（というか全く一緒だったりする）。このメンツなら正直ボンドガールを含めても最上位のパフォーマンスだと思っている。後半のポテンシャル面で良さを出したので距離そのものも対応してくるという見立てでもある。

　遊楽部特別勝ちは函館1800ｍでも割と機動力でスッと。48.8-46.7とかなりのスローでレースを支配しての逃げ、12.4 – 12.3 – 11.8 – 11.3 – 11.3と2F戦で出し抜いて完勝とこういう競馬でも対応してきている。

　個人的には高速馬場でどうかが課題だけど、前半である程度主体的に位置を取っていきたいので馬場が軽いなら2000ｍぐらいはあった方が前半が安定しやすいかなってのは一つ。ポテンシャルで良さが出ていて要所の機動力もあるので、2000でスローからの２段階加速自体には対応できそうというのが一つ。馬場適性が鍵だけど逆に言えば個人的に大きな不安はそれだけだし未知数、このメンバー構成なら前走のパフォーマンスで勝負したい、という感じ。未勝利勝ちもギアの上げ下げが上手かったので、個人的には前半ある程度主張しても良いと思っている。

○？

▲？

△テリオスサラ

　後は連下にテリオスサラを。単穴でちょっと悩んだけど…という感じ。ただ可能性があるとすればスローでの鋭さを要求された時なので、内枠で前目内目で収めてってのは噛み合う可能性としては結構高いと思う。赤松賞が一番だと思うし、これが府中のマイルで47.9-45.9とかなりのスローからの12.2 – 12.0 – 11.5 – 11.1 – 11.3と3F勝負で番手からしぶとく伸びてステレンボッシュに抵抗。L1では見劣ったがそれでもステレンボッシュ抜きでも結構ハイレベル戦の中で２着は楽に確保。この感じからもスローならパフォーマンスを上げてくる可能性は高い。前走がそれでも負け過ぎなので評価を下げたという感じやね。

△ボンドガール

　まあこのメンツなら不安もあるけど連下では押さえておきたいかな。まだちょっと読みにくいところもあるからね。ただクイーンSの評価は地味に難しいところだと思う。札幌1800ｍ戦で48.1-47.1とややスロー、12.2 – 11.8 – 11.6 – 11.8 – 11.9と後半勝負でL3最速。内枠から後方中目で進めながら直線でっ馬群を割ってしぶとく伸びてきた。同世代のコガネノソラが外から正攻法で勝ち切っているというのを踏まえても、スローが良くないドゥアイズが正攻法で接戦４着ってのも含めてレベル的には何ともってのはある。同日１勝クラス牝馬限定ですら1:48.1は出ている中でのものなのでスタッツも地味。まあやれているんだけど、いまだにベストバウトは新馬戦かなと思うのでその辺。ただ高速馬場で後ろからに完全に絞って南南西の風で直線追い風を受けてのズドンはこれが一番嵌りそうではあるんだけどね。その点では軽くは扱えない部分もあるが、人気で豊の中山内回りの追い込みを信じ切るのも怖い。色々踏まえてこの評価。

×フォーザボーイズ

　後は軽めにフォーザボーイズを。これがもうちょっと内枠なら面白かったんだけど、内に先行勢が揃った中でのこの枠だと楽に前を取れないだろうなと。フラワーCみたいに半端にとってもしんどくなるのでルメールがどう乗ってくるか。３走前折ん中山マイルの感じが悪くないので温存して後半勝負での差し込みを警戒という感じ。稍重で47.7-47.4と平均、12.1 – 11.8 – 11.7 – 11.7 – 12.2と淀みなくで外枠から中団外を通しながら押し上げてジリっとなだれ込んできた。まあこのレベルで中団外から温存できればある程度トップスピード面でも前走で見せている馬なので、L1での差し込み警戒要員ぐらいで。

×ホーエリート

　枠が悪いのとフラワーCと比べてやはりもうちょっと速いラップを要求されるだろうからその辺を考えると…かな。追切が良かったので楽しみにしていたんだけどな。フラワーCは48.2-48.0と平均で11.8 – 12.0 – 12.0 – 12.0 – 12.0と淡々と。これで中団外外からしぶとく伸びて最後まで脚色良く２着争いを制してきた。ただミアネーロは最内を通して完璧だったとはいえ今回も同様に枠の差がある。またフラワーCは馬場が重めで有酸素運動勝負だったしそこまでコーナーで速いラップも踏んでないが、今の中山内だと２段階加速的になってもコーナー外からL2-1で速いラップを求められそうだからね。府中でさっぱりってのは個人的には狙いにくいポイントになる。フリージア賞で戸崎競馬だったとはいえマーシャルポイントに負けているというのは自分としてはちょっと嫌な材料かな。

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「里見正人の競馬ブログ」より