本命14ダノンマッキンリー＠キーンランドカップ2024予想

キーンランドカップ2024の予想

札幌11R 芝1200ｍ
馬場想定：良、ややタフな馬場想定
風向想定：南南東5m/s想定

馬場・風向き

　馬場はややタフとしておく。先週よりちょっと掛かっている感じはするかな。ただ例年のこの時期よりは軽いと思う。風は南南東からなので４角地点が完全追い風になるし、向こう正面が向かい風に近い形。土曜とは逆の風なので注意が必要だしそこそこ強く吹く。

展開予想

　展開的にはひとまずエトヴプレが主張していくが1200では質的にちょっと足りないので行き切れるかが鍵。ただそこまで同型は多くなく、内のシナモンスティックとの戦いになる。シナモンスティックが抵抗してハナを切る形を想定。その後ろを内からプルパレイ辺りが先行していく、ナムラクレアはその後ろぐらいかなと。外のジュビリーヘッドやオタルエバーも先行しつつで、サトノレーヴはそれを行かせて好位外ぐらい。

　ペースはそこまで上がらないかなと見ている。34.0-34.2前後で平均を想定、1:08.2前後で見ておく。中盤でちょっと緩む可能性が高い風向き。

予想

◎14ダノンマッキンリー
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△03プルパレイ
△10サトノレーヴ
×09エトヴプレ16セッション
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ダノンマッキンリー

　色々考えて、展望で触れられなかったけどダノンマッキンリーで勝負したい。まあ風向きが南南東って時点で、後傾で鋭さを引き出せる、かつ右回りのコーナリングで負荷が掛かっても出し切って良さが出そうな馬を狙いたいなってのはあったんだが、その中でこれをチョイスした。

　まずはファルコンSだが、これは中京1400ｍで33.8-34.7とややハイで11.1 – 11.7 – 11.5 – 11.3 – 11.9とL2最速。ちょっと緩んでのL2の坂の上りで加速。これで後方で温存しつつ３～４角でも仕掛けを待ちながら直線外から坂の上りで一気に伸びて加速、L1でもその勢いのままオーキッドロマンスを呑み込んできた。これは結構印象的で、流れてはいるんだけど自身では35.3-33.6と後傾で鋭く切れた。馬場も当時は標準ぐらいで決して高速って程では無かったからね。流れた方が折り合い面で楽ができるってのはあったし、あれで出たなっりでってのが良かったんだと思う。

　前走のUHB賞に触れる必要があるけど、これはまず乗り過ぎたと思う。札幌1200ｍで33.3-34.7とかなりのハイ、1200らしいゴリゴリの競馬で12.0 – 10.4 – 10.9 – 11.3 – 11.5 – 11.9と単調な競馬。これで楽に流れに乗れたのは良いんだけど、乗ると甘くなった。バランス的には後傾でまとめた方が良いと思うし、末脚に破壊力を持った馬なので前半はリズムを保った方が良い。陣営もその認識っぽいコメント。

　面白いのが秋明菊賞勝ちで、これが京都外1400ｍで34.8-34.7と平均から11.3 – 11.2 – 11.2 – 11.6 – 11.9とコーナー最速ラップを踏んでいる中で、終始右手前で直線でも右手前のまま突き抜けた。コーナー右手前、直線右手前と相当右手前での負荷が掛かっている中で最後まで伸びているので、多少ロスがあっても札幌特有の緩く長い右回りのコーナー勝負で戦える馬だろうと。今回は札幌1200で例年よりは軽いがそれでもややタフ程度。ペースもそこまで上がらないかなという中で恐らく中団ぐらいで温存できると思う。この条件で後半を高めてくる可能性が高いと。ファルコンSも要所で鋭かったので、イメージとしては34.7-33.5ぐらいの感じで突っ込んでくれれば。

○？

▲？

△プルパレイ

　連下にプルパレイを。これが外枠なら対抗～単穴でもと思っていたんだけどね。内枠でも良いんだけど、前走の豊ほど気を使ってスペースを取って運べるかだし、風もスタート後が向かい風なのでペースが上がらず団子だと窮屈になるかもなあ、という感じでちょっと下げた。前走のUHB賞は個人的には評価しているが、あれは33.3-34.7とかなりのハイで12.0 – 10.4 – 10.9 – 11.3 – 11.5 – 11.9とシンプルなパワー型基礎スピード戦。これで２列目内なんだけど前にスペースを保って４角出口でスッと進路を取れてスムーズに運べた。割と前肢の伸びが大きいタイプの馬で、２走前のしらかばSも悪くなかったが捌くのに苦労して伸び切れなかった感じかなと。その辺を佐々木に変わってどうかやね。

△サトノレーヴ

　連下にサトノレーヴを。これは重い印も視野に入れたいぐらいでちょっと悩んだんだけどね。函館スプリントSは函館の1200ｍ戦で33.4-35.0とかなりのハイ、11.9 – 10.4 – 11.1 – 11.7 – 11.6 – 11.7とL3-2誤差程度の再加速はあったが、これで２列目から捌いて抜けてきた。時計面はさほどだがここからラップを落としていないし、個人的にはちょっと待つ形になって時計はもうちょっと詰められたかなと見ている。その点では着差以上には強かったかなと。これだけだと微妙だが、この馬の場合春雷Sが良い。中山1200ｍで33.4-33.7と平均で12.0 – 10.6 – 10.8 – 11.0 – 11.3 – 11.4とコーナーでも速いラップをという競馬。これで好位の外から自身で33.9-33.2、ややスローバランスでラストで接戦を競り落とした。まあレベル的には何ともだし、流れた函館スプリントSの方がパフォーマンス的には高いかなと思っているが、まあペースが上がらなくても戦えるという点では連下は外せないかな。割と積極的な押さえで、北方面からの風なら重い印を打っていた可能性が高い。

×エトヴプレ

　あとは悩んでエトヴプレを軽く押さえることにした。どちらかというと３単３着辺りを狙っての×というよりは、３複の保険的な意味合いの方が強い。まず前提として1200は短いと思っているので、前半で基礎スピードの質が求められない方が良い。馬場はそこまで重くないけどややタフ程度には重くなってきた。風も向かい風なので全体の意識はそこまで上がらないかなと。これなら案外楽に前目はある。それと、桜花賞でも46.3-45.9と平均から11.8 – 11.8 – 11.4 – 11.2 – 11.5と緩めての再加速で番手から一瞬見せ場があったぐらいなのでね。1400ｍぐらいの方が良いとは思っているし1200は短いだろうが、今回の条件ならそこがフォロー出来ちゃいそうなので、ちょっと警戒しておきたい。

×セッション

　大外枠は今回の風向きだとそこまで気にしなくても良いかなと。ただ、後傾で狙える馬だけどそうなるとライバルが結構手ごわくなるかな…と冷静に判断して×までにした。追い切りが良かったし京都金杯でタフ馬場で流れた中での一足は良さがあった。あの感じなら距離短縮、洋芝の1200で嵌る可能性はあると思うんだけどね。前走の函館スプリントSは33.4-35.0とかなりのハイで流れたしついていけなかった。向こう正面ずっと上り坂の函館が合ってない可能性もあるし、札幌でこの風向き、ある程度位置を取って中団ぐらいからなら警戒しておく。

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「里見正人の競馬ブログ」より