本命02モリアーナ＠紫苑ステークス2023予想

time 2023/09/09

folder 2023重賞まとめ予想

紫苑ステークス2023の予想

中山11R 芝内2000ｍ
馬場想定：稍～不、タフな馬場想定
風向想定：南南西6m/s想定

馬場・風向き

　まずは台風の影響がどの程度か？というところで、相当な大雨が中山競馬場を襲った模様…。ピークは過ぎたかな？というところだが、通過しても台風に向かって湿った南風が突っ込んでいくのでどうしてもしばらくは線状降水帯が掛かるリスクがある。金曜正午で芝ダともに不良だが、日をまたぐぐらいまでは雨が降るかもしれんなと。

　馬場に関しては開幕週なので全くイメージできないし、超高速馬場がベースにあるなら豪雨でも水が掃けるかも？という気もするし、逆に現時点でそこまででないのであればかなり時計もかかりそうと、正直現時点で想定をこれと決めるのは現実的には難しいだろうなというのが本音。一応はタフな馬場としておくが、今回は幅広く想定したい。

　風向きが南南西からの風で台風の影響でそこそこ強く吹く。HSが追い風になる形になり、BSが向かい風。向こう正面での動きがどうなるかと、直線での加速に対応できるかどうかは考えたいところやね。

展開予想

　外からアマイが主張してハナを狙う。内からはフィールザオーラもある程度主張してこの２頭、最終的には外のアマイが単騎気味になりそうかな。これを行かせてキミノナハマリア、外のグランベルナデット辺りも先行、その後ろにヒップホップソウルが好位を狙っていくという感じ。その後ろをモリアーナでこの辺が中団に近いところか。

　馬場が重いであろう、という中で開幕週でもありちょっと読みづらい面はあるが、一応61-60ぐらいで見ておきたい。前がある程度単騎で進めつつもそんなには上がってこないだろうと。風向き的に見ても本仕掛けも早くならない可能性の方が高いかな。

予想

◎02モリアーナ
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△14グランベルナデット
△15エミュー
×05キミノナハマリア10ソレイユヴィータ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎モリアーナ

　悩んだけど、本命はモリアーナにした。正直馬場も一応タフとしているものの、開幕週で手探りのこの時点では本当に読めないし、騎手の方もこの馬場でどう運ぶか結構探り探りだろう。なのでリスクはあるんだけど、シンプルにパフォーマンスと中山2000での伸びしろを期待した。

　まず個人的にはやはりコスモス賞を評価すべきだろうなと。札幌の1800ｍ戦で49.4-48.2とややスローからの12.4 – 12.0 – 11.9 – 11.7 – 12.6とL2最速だが4Fポテンシャル戦に近い形。これで外枠から出負け気味でのリカバーで番手外、３～４角で番手外から勝ちに行って要所でしっかりと動いて粘って２馬身差の完勝。ここの２着がドゥアイズで、札幌２歳Sでもドゥーラに１馬身差の２着と考えてもここのパフォーマンスはドゥアイズ物差しで優秀だったと思う。それに良馬場だが雨の影響が残っていて時計もかかっていたからね。その中でやれたのも良い。

　もう一戦、クイーンCも悪くないが、この感じでマイルは本質的にはちょっと忙しいのかも？というのは。東京マイルで46.2-46.9と平均で流れたし、11.7 – 11.8 – 11.3 – 11.6 – 12.2とL3最速で仕掛けも強め。コーナーではちょっと緩んだが、ここで内枠から無理せず中団やや後方で温存して直線での追い出し。しぶとく伸びてきてラストまで食らいついたがドゥアイズに届かなかった。高速馬場で流れたことで前半でポジションが逆転したのもあるし、その結果ドゥアイズに負けていることからもここまでくるとマイルはちょっと忙しかったと考えた方が良いかもしれんね。

　NHKマイルCも46.3-47.5と結構前半から流れてそこで脚を使って伸び切れなかった感じはあるし、ゲートは甘いことも多いが二の足は速い方。枠の並び的に内に有力な先行勢が多いので、それの後ろまで持って行って好位～中団内内で運べれば、勝負所で武史のヒップホップソウルが近くにいると思うのでそれを目標に戦いやすいだろうと。追い切り面も含めて本命をこれにした。

○？

▲？

△グランベルナデッド

　後はグランベルナデットを連下で。有酸素運動で分散し過ぎたときに？というのはあるので、思ったよりも金曜正午の段階で土砂降りならちょっと下げたいかなと。前走の忘れな草賞は強かったが無酸素運動色が強い。阪神2000で60.5-58.7とかなりのスローから12.4 – 12.0 – 11.4 – 11.2 – 11.7とL2最速で11.2。中盤も結構ゆったり流れていたし、その中で番手から鋭く伸びて抜け出したが前半ゆったり目は結構噛み合った要素だと思う。３走前の未勝利が中山2000で59.7-61.4でかなりのハイの中で先行して抜け出したが、当日の馬場を考えると時計的にはさほど。これで有酸素運動で戦えるとまではまだ何とも。馬場がそこまででも無く稍重ぐらいで回復して、ベースも高速状態だったら怖さはあるんだけど、思ったよりも雨の影響が強く残りそうなので今回は連下までにした。

△エミュー

　本音を言えば今回の条件で面白そうなのはエミューなんだよなあ。ただ追い切りが微妙だったので連下にした。フラワーCが不良で50.2-50.6と平均で12.4 – 12.9 – 12.7 – 12.4 – 12.6と割とよどみはないが３～４角では減速。向こう正面で後方外から正攻法でじわっと押し上げながらポテンシャルの違いで直線でしっかりヒップホップソウルを捕えての半馬身差と強い競馬。後半のポテンシャルは非凡で、タフ馬場と中山内回りが合っている感じはある。ただ５走前の中山1800ｍでゴールデンハインドを撃破できているように、２段階加速でもやれているのは良い。49.5-47.8とかなりのスローで12.7 – 12.0 – 12.1 – 12.2 – 11.5 – 12.0と２段階加速。これで後方外からL2ですっと伸びて先頭列付近まで来ていた。ゲートが甘いのと追い切りがあまり、というところで今回は連下だが…南南西の風でHSが追い風、ここに向けて外からじわっと勢いをというのが嵌りそうな面もあるだけに、結構悩んでの連下やね。追い切りが良かったらここから勝負しても面白かったかも？とは思っているぐらいに悩んだ。まあ正直混戦なのは混戦だと思っているからね。

×キミノナハマリア

　後はこの馬場で前目を取ってある程度後ろの仕掛けを待てる立場で噛み合えばのキミノナハマリアかな。４走前の君子蘭賞はパフォーマンス的には評価。48.2-46.5とかなりのスローで12.3 – 11.8 – 11.0 – 11.4 – 12.3とL3最速４角地点で速いラップを２頭分外から進めて直線２列目からしぶとく伸びて抜け出してきた。この流れで外からの競馬で３馬身差とインパクトがあったし、同日毎日杯が47.0-47.4で1:46.6と考えても、時計・ラップ補正で見ればこっちの方が優秀かなという感じ。その中で前目からしぶとく脚を使えている。出来れば前走のHTB賞で勝ち負けしてほしかったが、札幌1800の重馬場で50.5-48.6とかなりのスローからの12.4 – 12.3 – 12.1 – 11.9 – 12.3とL2最速で11.9という程度。これで２列目外から正攻法でちょっと甘くなったがそれでも３頭接戦で４着以下は３馬身と千切っているからね。まあ適性的にも怖さはあるし穴人気はどうしてもするが押さえておく。

×ソレイユヴィータ

　ワンパンチ欠けるとは思うが、今の馬場で前半のパワー型基礎スピードを活かして前目で運べればの警戒かな。前走の松島特別は結構強かったが、それでも福島1800で48.3-47.6と平均まで引き上げて12.4 – 12.1 – 12.0 – 11.5 – 12.0とL2の一足勝負で番手からすっと抜けてきた。総合力の高さを見せた一戦だが、過去を見ても2000だとちょっと甘くなるところがあるのでその辺やね。1800の方が合っている印象なので、雨がここまで降ってある程度タフ馬場となったときに、前半で強気に入って行けるか次第だと思う。軽めの押さえまで。