本命02ボンボヤージ＠北九州記念2023予想

北九州記念2023の予想

小倉11R 芝1200ｍ
馬場想定：良、超高速馬場想定
風向想定：北北西2m/s(不安定)

馬場・風向き

　馬場は正直結構悩ましいところ。土曜メインの佐世保Sが32.8-34.3で1:07.1。なので普通に考えれば６秒台の決着にはなるだろう。ただ、土曜の他のレースを見ると、正直馬場指標は低い。不知火特別なんかも想定より遅い中でコンクシェルがぶっちぎっていたし、上がりもかかっている。ただ未勝利の1200でも1:07.5だから1200は出易いのかなとコンクリまではいかない、超高速馬場～かなりの高速ぐらいかなと。風は北北西からだが前後で不安定なのでそこまで気にはしない。ただ一応北北西から、とすればBSが完全向かい風でHSが完全追い風になる。

展開予想

　ここは大外のモズメイメイのゲートが速いので、まああそこまでポンと出るかは別としてハナを主張してくるだろう。そこまでに内のスティクスが主張し切れるかどうか？という感じで基本的にはこの２頭のハナ争いになると思っている。ジャスパークローネはそこまで速くないのでこの枠の並びだと外から内に切ってくるモズメイメイが厄介になるし、主張するにしても内のスティクスより前を？って問題も出てくるので恐らく２列目での競馬を選択せざるを得ないかなと。テイエムスパーダ辺りも出足が戻ってきているのでこの辺も先行争い。

　ペースはまあ上がるだろうなと思っている。今の馬場で読みづらいところはあるが、32.5-34.3ぐらいで1:06.8前後と置いておきたい。かなりのハイペースだろうが、６秒には入っても前半とかそこまでは出ないんじゃないかな。６秒後半までで想定しておく。

予想

◎02ボンボヤージ
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△04サンキューユウガ
△18モズメイメイ
×03スティクス16スマートリアン
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ボンボヤージ

　本命はボンボヤージにした。札幌記念が予想的に当てたいレースなら北九州記念は馬券的に当てたいレースって感じかな。ここは穴狙いする面白い条件が揃ったと思うし、強気に勝負したい。

　ボンボヤージに関しては基本的に小倉のシンプルな競馬しかそもそも結果が出てないから、そこで狙うってのが基本にはなるし、そのうえで時計勝負が良い。もちろん昨年の北九州記念の勝ち馬なわけで、これが32.8-34.1とかなりのハイで11.7 – 10.3 – 10.8 – 11.1 – 11.3 – 11.7と淡々とした基礎スピード戦。内枠から好位の内内をスムーズにという競馬ができたのは間違いないが、それでも後傾で弾けるタイセイビジョンも最内を完璧に立ち回って、それでいてラストまで寄せ付けずに１馬身1/4差の完勝は立派。ここの３着がナムラクレアになるしハイレベルの中での勝利で個人的にはフロックだけでは済ませられないと。

　もともと夏の小倉が合う馬で、しかも時計が出る方が良い。マレーシアC勝ちも33.0-33.9とややハイ、小頭数で番手外で３～４角も立ち回って直線でしっかり抜け出しての１馬身1/4差と強かった。個人的には小倉の下り坂スタートで速度に乗ってシンプルな基礎スピード戦になりやすい条件がフィットしているんだと思う。

　今回はまずハイペースになるメンバー構成だと思うし、モズも大外枠なのでポンと出たとしても内の馬が抵抗する。最内のスティクスが速いのでこれがモズが大外というところでハナへの色気も持つだろうし、モズも絡んでくれ場32秒台半ばは下りスタートの小倉で今の馬場、騎手の意識からも入ると思う。そうなればボンボヤージとしては昨年同様好位～中団の競馬で良いと思うし、高速馬場での基礎スピード特化戦で上位人気勢がそこまで信用できるわけでもない。それなら54kgで重くはなるが昨年のパフォーマンスが高かったボンボヤージをシンプルに狙うのが正解かなと考えての本命。

○？

▲？

△サンキューユウガ

　後はサンキューユウガを。ここは前走CBC賞ほど楽に前は取れないと思うけど、それでも後半型である程度時計を詰められているので、中団からになったとしても捌き切れればチャンスはあるかなと。中京1200で33.7-33.5と平均、11.9 – 10.7 – 11.1 – 10.8 – 11.0 – 11.7のラップ推移でL3最速を２列目の内で運べていたのでそこは噛み合っているが最後までしぶとく伸びてジャスパークローネにジリっと詰めての半馬身差。この形で最後まで伸びてきていて高速馬場である程度速いラップを維持して自身で34.1-33.2と後半で伸ばせたのは良い材料。ここは激流になると思うし前半そこまで楽は出来んだろうが、３～４角温存できる立場だし警戒は必要かな。

△モズメイメイ

　出足が速いのは良い材料だが、ペース自体はハイペースまで持って行って粘り込めるかは疑問がある。パフォーマンスを評価して積極的に押さえるという感じ。前走の葵Sは場内がどよめくほどの好発を切って33.9-33.2とややスローでレースを支配して、12.4 – 10.8 – 10.7 – 10.8 – 10.9 – 11.5のラップでL2まで10秒台を維持しながらラストまで踏ん張った。この辺からも速いラップを踏み続けるという点では馬場は超高速で良いとは思う。ただ入りの12.4は実は遅い方なので、ゲートが良いので質的には対応できてもこれでオーバースピードにならないかどうか？というのは一つ課題にはなってくる。前走は強敵を撃破しているしスタッツとしても評価しているので、不安は感じつつも連下では押さえたい。

×スティクス

　後はこれがハナを切る可能性もあるスティクスを軽めに押さえておく。正直新潟1000を良く使ってくる馬だが、あんまり嵌ってない。もともと知立S勝ちでオープン入りした馬で、中京1200で34.3-34.4と平均でコントロールして12.2 – 10.9 – 11.2 – 11.1 – 11.0 – 12.3とL3-2で再加速、L1は甘くなりつつも粘り切ったという競馬。ただ小倉1200では超高速馬場で32.6-34.5とかなりのハイ、11.5 – 10.2 – 10.7 – 11.3 – 11.0 – 12.2と下り坂スタートもあるがテンから11.5-10.2とかなり速いラップを踏んでハナを切ってL3-2で再加速で出し抜く足を使っている。この辺からも前半の基礎スピードを1200の高速馬場で求められるのは合っていると思う。行き切れれば不気味な馬という点ではノーマークにはしたくないかな。

×スマートリアン

　最後のヒモ穴枠で悩んでスマートリアンを。前走の福島テレビオープンでは良馬場でも時計が掛かる中で、34.2-35.2とややハイで12.5 – 10.7 – 11.0 – 11.6 – 11.6 – 12.0と淡々としたパワー型基礎スピード戦。これで中団外からしぶとく差し切った。ただスマートリアンの場合、高速馬場でも悪くない。昨年のCBC賞でもコンクリ馬場で31.8-34.0と無茶苦茶な競馬になったが、最後方付近ではついてはいけないもののラストまでなだれ込んできていた。まあこういう競馬ができるし、そこまで基礎スピードの質を求められるほど極端なコンクリでは無いので、今の馬場で前が飛ばして外からジリっとなだれ込んでの３着要員としてはアリかなと。

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「北条直人の競馬ブログ」より