本命12プログノーシス＠金鯱賞2023予想

time 2023/03/12

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金鯱賞2023の予想

中京11R 芝2000ｍ
馬場想定：良、標準馬場想定
風向想定：南南東3m/s想定

展開予想

　土曜を見る限り馬場は標準かそれより少しタフか、というぐらいで見ている。少なくとも高速馬場は無いな、という感覚やね。風は南南東からなのでこれは中京としては珍しく、３～４角中間地点が完全追い風になる形。いつも北西方面が多いイメージなので、温かくなったのもあるかもしれんがこの風向きは注意しておきたい。仕掛けがいつもより強くなる可能性は高いかなと。

　展開予想だが、ここはフェーングロッテンがハナを狙うと思う。アラタのノリがどう乗ってくるかだけど基本出足が速い方では無いし奇襲の逃げの可能性は薄いだろうと。マリアエレーナも内でこれがハナをちらつかせながらでこの２頭が基本線。それを見ながらポタジェやヤマニンサルバムが好位を狙い、流石にプログノーシスも中団にはつけてくると思う。正直ペースがそんなに上がる気はしないし、フェーングロッテン松若は割と積極的なレースメイクをするが、それでも60前後が良いところかなと。後半は59ぐらいととりあえず見ておく、60-59で1:59.0を中心に。

予想

◎12プログノーシス
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△01アラタ
△11ヤマニンサルバム
３連複：◎軸○▲△BOX
３連複：◎○軸▲△流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△

◎プログノーシス

　ここは再度プログノーシスで。本音を言えばあまり追いかけたくないんだけど、分析をしても素材的には中距離路線の最強レベルという判断をせざるを得ない馬なんだよね。というか過去を見ても数値的には多分あまりお目にかかれていないレベル。

　あの中日新聞杯で上がり3F33.2で凄いな…というつもりは毛頭ない。あのレースのプログノーシスの凄まじさは上がり5Fで見ないとわからないと思う。61.9-57.5と超々スローで12.0 – 11.3 – 11.1 – 11.2 – 11.5 – 12.4と超ロングスプリント。L5から11前後で流れていてL1が12.4と消耗。ほとんどの馬が出し切ってはいるが前半ドスローなので当然序盤で良い位置にいないと普通は差し込んでこれない。３～４角でしかも最速ラップを踏んでいる中で外目を通す羽目になった。正直あの騎乗はマジで許せないレベル。ドスローで下げ過ぎて１～２角からでもじわっと動くならいざ知らず、ずっと我慢して1000通過が目視推定で64。そら差せるわけないし、むしろあれで僅差の４着まで突っ込んできたことには狂気を覚えた。上がり5Fで見れば推定で55.5前後。まず55秒台に入れているし、正直ロングスプリント型で強烈な馬を数々見てきたけど、55秒台は多分見たこと無いと思う。しかも最内をロスなくとかじゃないからね。素材的には化け物クラスの馬だということは認識できたので、その点では藤岡に唯一感謝できることではあるかな。

　まあ正直馬場が思ったより軽くないのでそこがどうかだけど、むしろプログノーシスって高いレベルではロングスプリントは化け物だけどトップスピードはさほどでもないと思うんだよね。だから伸び始めが遅いわけで。２走前のカシオペアSでは48.1-45.7とかなりのスローで12.3 – 12.1 – 11.3 – 10.8 – 11.5とL2最速10.8。これで中団からだがL2でジリジリでL1でようやく差を詰めてきた。ただ前のアドマイヤビルゴも11.5程度でまとめているのでインパクトを作れなかったし、多分トップスピード戦は不向き。

　個人的にプログノーシスが化け物だなと思っているもう一つの要素が実は１勝クラス勝ちだったりする。中京マイルで46.4-46.5で平均、11.7 – 11.6 – 11.7 – 11.2 – 12.0と淡々としつつのL2最速で出負けから内から押し上げてという競馬が出来てはいたが、直線坂の上りで動けるアンドヴァラナウトを交わしてきているんだよね。マイルで流れてやれているし、３着ショウナンアレスもこの路線では手ごわい馬でこれらを問題としなかったのは今となっては結構なインパクトで、毎日杯の内容からも基礎スピード面も持っているんだよね。

　本音を言えば豊とかノリが乗ってたら既にGIを獲っている馬だと思う。川田を乗せるならマイル前後でないと本当の意味では信用できない。要所でどうしても動き出しの意識が弱いし、超一流馬に頼って勝ったことが経験則として薄いから、どうしても川田の脳内イメージが広がらないんだよね。豊なんかは化け物や怪物に尺度を合わせた騎乗ができるけど、川田はそれがまだできない。敢えて言えばそこが唯一の不安で、今回一番嫌なイメージは中団ぐらいで満足して仕掛け遅れて出し抜かれるパターン。ただ中京では坂の登りで加速できているし、ここは力自体は抜けているのは自分の中では確信している。川田リスクは藤岡兄よりはマシだし、単勝３倍台は舐められたなというレベル。馬場も高速巧者というほどでもないし、京橋Sでも馬場自体はそこまで高速でもなかったからね。正直４角で先頭に立つぐらいの気持ちで勝負してほしいわ。まず差されることは無い。それぐらいロングスプリントが化け物レベルであるから、最低限届く位置を維持して、出し切ることだけが仕事だと思って乗ってほしいわ。騎手が思い通りに乗ってくれないのもあるし、そこが競馬の難しいところだが馬は本物のはず。

○？

▲？

△アラタ

　後はアラタを拾っておく。ケフェウスSでマリアエレーナを破っている馬で、重馬場ではあるが62.5-58.6と超々スローで12.2 – 12.1 – 11.6 – 11.2 – 11.5とL2最速。これで好位の内から直線外に出してそこからジリジリもL1で捕え切った。マリアエレーナが後ろだったのもあるが、L1で伸び勝ちしていたのは良いし相手は48kgだったからね。前走の中山金杯では60.6-59.6とややスローで11.8 – 11.9 – 12.0 – 11.4 – 12.5と２段階加速。これで中団からジリジリと伸びてラストでフェーングロッテンにクビ差まで詰めてはきたが、という４着。ラストまでばてずに伸びてくる馬だし、基本的には前に目標を置いて出し切る形が良いとは思う。多少ならギアチェンジにも対応できるので、今回ちょっと読みにくい中でバランス的にマリアエレーナの後ろを取れそうなのは良い材料かなと。

△ヤマニンサルバム

　後は悩んで絞ってヤマニンサルバムにした。浜中がな～…。まず前走の白富士Sは浜中の騎乗が悪かった。東京2000で59.9-58.6とややスローからの12.6 – 12.0 – 11.2 – 11.3 – 11.5とL3最速。これで楽にドーブネをマークしながら運べそうだったのに変にスペースを取り過ぎてザイツィンガーに前に入られた時点でちょっと正気じゃないなと思って見ていた。案の定そこからスペースも無くなりペースを落とされてポジションダウンで後方と酷い騎乗から内のスペースが空いたところを追って何とか馬伸びてきて３着を確保してくれたという感じ。まあ酷い騎乗だったし、まともならドーブネは捕えていたと思う。今回も浜中が乗るのでその辺の不安はあるし信用は出来ないけど、中京2000で坂の登りで動ける馬ではあるし、そこまでトップスピードの質が高い方でもないので高速馬場過ぎないのも良いだろうと。