本命12エントシャイデン＠阪神カップ2022予想

阪神カップ2022の予想

阪神11R 芝内1400ｍ
馬場想定：ややタフな馬場想定
風向想定：西北西4m/s想定

展開予想

　まず馬場だが先週の段階でちょっと時計が掛かりつつあるな、という感じ。そこから今週は少し雨が残りそうなのでややタフまで想定したい。風は西北西からなので３角地点が完全追い風、HSは向かい風と言っていい。そこそこ強めではあるので、ある程度意識したい。

　展開予想だが、逃げ馬候補自体はバスラットレオンかエントシャイデンで矢作厩舎勢になる。ただ、これにメイショウチタンやミッキーブリランテ、オパールシャルムといった先行勢が多いし、カイザーミノルやラウダシオンといったところも結構先行してくると思うので割と前半は内が出る形になりそうかなと。ペースもある程度上がる可能性が高いと思う。通常よりちょっと速いイメージで、33.8-34.8ぐらいで1:20.0前後を想定。流石にこのレベルなので19秒台に入ってくる可能性はあるけど、個人的にはちょっと時計は掛かるかなと。

予想

◎12エントシャイデン
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△10ロータスランド
△14ダイアトニック
×09ライトオンキュー16ルプリュフォール
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎エントシャイデン

　こいつを本命にすることにした。正直今回はかなり悩んでいて、枠の並び的に難しいな…と。

　まずパフォーマンス的には４走前の安土城Sが強い。中京1400で超超高速馬場状態ではあったが、33.9-34.3と平均で11.1 – 11.2 – 11.1 – 11.2 – 12.0とコーナーで緩めず基礎スピード＋ロングスプリントの競馬で逃げて楽に押し切った。ダディーズビビッド相手に１馬身半は結構立派だと思うし、何ならここの３着馬がここでもそれなりに人気するルプリュフォールになるので、普通にここでも最上位のパフォーマンスになる。

　もう一戦は前走フォレ賞３着かな。フォレ賞は２年連続で好走しているが、どちらも重馬場で時計がかなり掛かっていた状況。日本式で大体34.6-36.7で超ハイだし、これで逃げてしぶとくL2ぐらいまでは踏ん張っていた。L1で甘くなったがこの馬場で踏ん張れているように馬場適性の幅の広さがこの馬の武器ではある。

　一点気になるのが右回りでのロングスプリントを求められた時。個人的に陣営が好んで左回りを使っている印象なのと、パリロンシャンはフォルスがあるのであまりコーナーで速いラップを踏むとかそういう感じのコースではないからね。阪神外1600とかでもやれているし、３年前の阪急杯も５着実績はあるが後ろから進めてコーナーで動ける感じでもなかった。ラストで伸びていたけど判断が難しい。

　ただ、恐らくここは人気的にもあまりないと思うし、パフォーマンス的に上昇してきているのはある。安土城Sは色々特殊だったとはいえ、完璧に近い形で運んだルプリュフォールを問題としてないからね。スワンS比較で見ても戦えるものは見せている。気になる所も無くはないが、人気も無いのでこいつで勝負したい。

○？

▲？

△ロータスランド

　後はロータスランドを連下で。前走のスワンSはちょっと難しい形になったが、２着争いからは僅差なので悪くはない。阪神1400で34.1-34.6とややハイ、10.9 – 11.1 – 11.3 – 11.4 – 11.9と単調な基礎スピード戦で好位の外で内に収めきれなかった。ダイアトニックが内にいてこれがどうしても譲ってくれないのでその外になったし、３～４角で淀みない中で外々で脚を使って要所の一足を温存するタイミングが無かった。今回岩田望がどう乗ってくるかだけど、個人的には３～４角の立ち回りを意識してあまり前に拘らずに内に収めてほしいかな。それができれば面白いし、内に先行勢が揃っているので可能性としては十分できるだろうと。宮記念の感じから多少馬場が重くても対応はできるはず。風が西北西からなのでどうしても３角で追い風になるし、あまりコーナー勝負にならないでほしいのでその点でも少し下げたが、内で立ち回って直線向かい風で上手く壁を使いつつつめてくれば。

△ダイアトニック

　正直ロータスランドぐらいの枠なら本命にしていたと思う。ただ、今回は並びが悪いかな。内に逃げ先行勢が多い状況で、エントシャイデンが外から内に切りつつ逃げていくとしてそこそこ流れるとは思う。その中でオパールシャルムもいてその外から競っていくってのはちょっと難しいし、岩田的には内に収め込む方を選択すると思う。ただ、そうなるとここまで内枠に先行勢が揃うとなかなか外から内にというのは難しいだろうと。前走スワンSは完全に内に収めきれたわけではないが、それでも１頭分外で３角は立ち回ったからね。34.1-34.6と平均で10.9 – 11.1 – 11.3 – 11.4 – 11.9とコーナーで速いラップ、これで直線外に出して一気に伸びてきたし、スワンS組の中では一枚上かなとは思うんだけど、今回は流石に簡単では無い条件だと思う。連下までにした。

×ライトオンキュー

　後は追い切りが目立ったライトオンキューを押さえておく。正直追い切りだけでも怖いなというのはあるんだけど、枠の並びや適性的にも無くは無いかな。もともと北海道の時計が掛かる洋芝シリーズで戦えていた馬なのと、後傾の馬なので1400も本来対応できるタイプの馬だと思っている。前走の京阪杯は完敗ではあったが33.3-33.9とややハイで12.2 – 10.4 – 10.7 – 11.2 – 11.2 – 11.5と淡々とした基礎スピード戦、離れた好位で進めて自身で34.3-33.7とややスローバランスにまとめてラストは甘かったが相手が強かったという感じ。ただそもそも高速決着向きの馬では無いし、この馬の脚は使っているので状態面は上がってきた感はある。そのうえで、追い切りで目立って時計が少し掛かりだした阪神内1400で中団の内目を狙える可能性がある。穴目で拾っておく分には。

×ルプリュフォール

　後は悩んだけどルプリュフォールを。スワンSでは届かなかったが自分の脚を引き出せればというタイプで、前が引っ張ってという中での外枠なので自分の形で３角で運べるのは面白い材料。前走のスワンSは34.1-34.6と平均で10.9 – 11.1 – 11.3 – 11.4 – 11.9と単調な流れ。これで後方で進めながら３～４角では外に出し切らずに中目でスペースを保ちつつ直線で上手く外に誘導してL1で突っ込んで２着争いに加わっての３着。今回も同じようなパターンが狙えるというのはあるが、後傾で良さが出た感じはあるので馬場が重くなったときにどうなるか？というのも。まあ外差し勢は展開的にも警戒はしておきたいし、豊の動きも含めて押さえておきたい。

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「北条直人の競馬ブログ」より