札幌11R STV賞 予想：本命01フォワードアゲン

STV賞(3C)予想

札幌11R 芝1800ｍ
馬場想定：良、ややタフな馬場想定
風向想定：北北東2m/s想定

展開予想

　まず馬場は読めないけどパンパンの良馬場になって先週からどの程度軽くなるかやね。追い切りの感じだと結構かかっている印象だし、ややタフ～標準ぐらいで見ておく。風は北北西からなので３角地点が完全追い風、HSは向かい風に近い。

　展開予想だが逃げ馬は恐らくアウスヴァールとルースのハナ争いになると思う。池添のルースがハナありきで入っていきそうで、これに対してアウスヴァールがどこまで抵抗するか。ある程度引き上げて良さが出るタイプだし1800で強気にというのはあるかな。この２頭がハナ争い、これに外からウインエクレールやホウオウリアリティが絡んでいくという感じで良いだろうと。ある程度流れると思うし馬場も軽くないからね。イメージ的には47.5-48.0ぐらいで平均ペース、1:47.3ぐらいとみておく。

予想

◎01フォワードアゲン
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△07ルース
△11ウインエクレール
×03ターキッシュパレス04ミスミルドレッド
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎フォワードアゲン

　ここは大穴フォワードアゲンで勝負したい。例年の開催序盤の札幌なら厳しいけど、先週で既に結構時計が掛かっていたし嵌りそうかなと。

　フォワードアゲンはまず隅田川特別勝ちが強かった。稍重の中山マイルで46.9-48.0と時計が掛かる中でのややハイでパワー型基礎スピードを求められての11.7 – 12.0 – 11.9 – 11.8 – 12.3と後半はポテンシャル戦。これで中団の外から３～４角で押し上げて２番手で直線左手前ですっと抜けて１馬身ほど出て、L1でそのまま千切って２馬身差の完勝だった。タフな馬場で基礎スピードを要求されて後半でばてずにしぶとく抜け出した競馬と考えても、割とタフな馬場でシンプルな有酸素運動の競馬が良いだろうと。ここはメンツに恵まれた面もあるとはいえ、皐月賞でも2:00.6と時計が出ないタフな馬場。これで1:34.9は結構良いと思う。

　前走の阿武隈Sも悪くはないが後ろ過ぎたし流れも落ち着いた。49.0-47.1とかなりのハイで12.6 – 11.7 – 11.4 – 11.5 – 11.7 – 12.5のラップ推移、L4最速３角地点でという中で中団の中目でコーナーで置かれて前が壁になってしまったので最後方に下がって直線にという苦しい状況。L1でそれなりに差し込んでいるし、仕掛けの意識が下手糞だったなと。

　４走前の壇之浦Sがハイレベルな中でもそれなりにやれているし、今回の結構怪しい実績馬が揃ったここで最内枠、前が引っ張って最序盤で上手く中団ぐらいに入れれば一発ズドンあってもいいかも？という感覚やね。これで勝負したい。

○？

▲？

△ルース

　まあここはある程度前目での競馬ができるとは思う。ただ、前半で脚を使うリスクはあるので重い印は打ちたくないかな。４走前の房総特別が６着というほど悪くはないが甘さも出た。中山1800で47.7-48.0と平均。時計が掛かる中でペースを一定に引き上げる形で番手追走。12.0 – 12.1 – 12.1 – 11.4 – 12.4とL2で一足を使ってという競馬で番手からすっと抜けてきたけど、L1の坂の登りで甘くなって最後は一気になだれ込まれている。どちらかというと前半スローで支配して後半の鋭さを引き上げて一瞬の脚で抜けてくるイメージ。札幌1800だとコーナーが緩く長いし、先週の感じだと時計もかかってきそう。そうなると前半でレースを作る所で脚を使ってバランス的にスローまで持って行けるかどうか、持って行ったとしてロンスパにならないかどうか。結構際どいところだと思う。ペースをコントロールして48.5-47.5ぐらいまで持ち込めれば安定すると思うし、連下で一応押さえたい。

△ウインエクレール

　こちらは逆に適性面は結構良いと思うけど、相手関係やね。前走のスイートピーSのパフォーマンスが読みづらいので、クイーンSに出てくれた方が人気も落ち着いて狙いやすいかなという感覚だった。東京1800で稍重だが雨が継続的に降っていて、時計が掛かっていたと思う。その中で47.5-49.3とかなりのハイでパワー型基礎スピードを求められての12.1 – 12.6 – 12.1 – 12.2 – 12.4とL4緩みからのL3最速12.1という程度。有酸素運動オンリーの競馬で前半型。これで楽に２列目で競馬をして直線で内に切ってすっと反応して突き抜けていったと。３着以下は５馬身以上離しているので圧巻だったし、２着のコントディヴェールとの比較で見てもラストで少し詰められたという程度。この流れに乗って要所の反応の良さを見せているので、タフ馬場でのパワー型基礎スピード戦は歓迎の口だと思う。ただ、馬場の客観的な評価が難しく、スイートピーＳ組の中では２枚上だと思っているけどこれがどこまで通用するかやね。まあここは低調な一戦だと思うし、先行するのはそう難しくないだろう。また47.5-48程度の流れはベストに近いと思うので、悩んだけど連下では最低限拾いたいという感じ。クイーンＳも上位勢に結構怪しいところがあったから出てほしかったんだけどねえ。

×ターキッシュパレス

　難しいところだけどターキッシュパレスは保険的に押さえておきたい。本音を言えば1800はちょっと忙しいと思っていて、位置取りがどうしても悪くなるし、そこで差し込める程かどうか。ただ５走前のオホーツクSでは札幌2000ではあるが終盤でタフな洋芝、61.4-60.0とスローではあったにせよ12.5 – 12.1 – 11.8 – 11.8 – 11.8と後半ポテンシャル戦という流れで後方内から４角で中目に誘導しつつ直線外に出し切ってL1までなだれ込んできた。有酸素運動の競馬でやれているし、もともと不良で極悪に近い状況だった信濃川特別でも好位で流れに乗って勝ち切っているからね。質的には足りないけどタフ馬場になれば前半で脚を使ってもバランス的には問題ないという感じなので不気味さはある。押さえておきたいけど、札幌なら2000ｍの方が良いかなって気持ちもあるね。

×ミスミルドレッド

　後はミスミルドレッドを拾っておく。休み明け初戦でどうかはあるが、３，４走前の内容が良いからね。４走前の十勝岳特別が札幌1800で47.5-47.4と平均からの12.0 – 12.0 – 11.8 – 11.6 – 12.0とL2最速。これで中団の外から４角で外外に出して押し上げて２列目から直線しぶとく伸び続けてクビ差で捕え切った。ラストまで一番良い脚色だったし、こういう馬場自体は合うと思う。休み明けを差っ引くけど、適性とパフォーマンス的には上位の一頭。

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「北条直人の競馬ブログ」より