日経賞 2022 予想：本命14ウインキートス

日経賞2022の予想

中山11R 芝内2500ｍ
馬場想定：良、標準馬場想定
風向想定：南南西5m/s想定

展開予想

　中山の天気だが、雨はどうも土曜はもちそうで、降ってもパラパラぐらいかなと。良馬場で標準馬場を想定。風が南南西から強めに吹くし、これがHSで追い風に近い状況。

　展開予想だが、ここはタイトルホルダーがハナを主張していくだろうし、これと言って他も不在なのでペースも早い段階で落ち着く可能性が高い。これを見ながら外からウインキートスやスマイル辺りが先行策。内目にはボッケリーニやクレッシェンドラヴ辺りが拾っていくという感じになりそうかな。後はタイトルホルダーがどの程度ペースを作っていくか次第ではあるが、楽にハナを切れそうだしそこまでペースを引き上げる意識は持たないかなと推測。日経賞は前哨戦でペースも上がりにくい傾向だし、62-59ぐらいで2:32.5ぐらいを想定。

予想

◎14ウインキートス
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△06ボッケリーニ
△11タイトルホルダー
×03エフェクトオン07ヒートオンビート
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ウインキートス

　本命はウインキートスにした。タイトルホルダーの追い切りがイマイチだったのもあるのと、ペースが落ち着きそうなのでウインキートスで勝負したいかなと。

　オールカマーだけやれればグループAに入ってくる後半のポテンシャルを見せていることになる。中山2200ｍ戦でペースは60.7-59.1とかなりのスロー、12.1 – 12.0 – 11.8 – 11.5 – 11.7 – 12.1のラップ推移でL3最速でも11.5という程度。これで好位で進めつつ３～４角で好位列の後ろで上手くウインマリリンの後ろからロスなく立ち回って直線坂の登りでしぶとく伸びてきてここでグローリー、レイパパレの実力馬を捕えてきている。ロスなく運べたのもあるにせよ、キングオブコージらを問題としていないし、ここはハイレベルな一戦だったからね。

　前走の有馬記念は中山2500でも59.5-61.5とパンサラッサの単騎逃げ、離れた番手のタイトルホルダーの位置でも平均～ややハイぐらいの流れで進んでいたし、これで先行策を取ったので前半のウエイトが大きくなりすぎた。基礎スピードの許容範囲を超えると終い甘くなる傾向が強い馬。

　２走前のエリ女も同様で、前半3Fが34.1と異常に速く、それだけでなく59.0-60.8と全体で見てもかなりのハイ。これで中団で進めていたが脚を温存しきれず直線で伸びあぐねているという点からも、ペースはスローの方が良いのは間違いない。

　今回はタイトルホルダーがどの程度自分でペースを引き上げるか？ぐらいしかないし、タイトルホルダーをマークしながらスローの流れで進められれば後半のポテンシャルは高いレベルにあることを既に示しているからね。タイトルホルダーの出来がある程度よければ手ごわい相手だが、追い切りを見てちょっと引っかかったし、こちらは追い切り面でまずまず良さを見せてきたと思うので、ここで積極的に狙いたい。

○？

▲？

△ボッケリーニ

　ここは面白い条件だとは思うけど、陣営がかなり折り合いを意識しているので、前半は探りながら前に壁をという意識が強くなりそう。ポジショニングを犠牲にしてしまうとどうしても後半の素材面だけでは微妙なので連下までに。ただ、AJCCでも序盤好位から向こう正面で外からの押し上げに対してポジションダウンして、３～４角で12.1 – 11.9 – 11.8 – 11.8 – 11.7 – 12.2のラップ推移で内目を通しつつ直線馬場の悪い内でL2でするすると伸びてきたからね。機動力が高い馬なので内枠は良いし、できればタイトルホルダーの直後ぐらいを狙ってほしいんだけど、距離延長を意識しすぎると…というのはある。まあでも前走でも結構良い脚を使えているし、後半型の競馬でポテンシャルを引き出すことが多くなってきたからね。距離自体は合うと思うので連下での押さえ。

△タイトルホルダー

　まともなら本命対抗以外は打てないかなと思っていたんだけど、やっぱり有馬記念の反動とトモに不安が出ての放牧から、調教を見てう～ん…って感じだったから、素直に連下に下げることにする。まともなら菊花賞で見せたように60.0-65.4-59.2と中弛みを作っての12.6 – 12.4 – 11.7 – 11.5 – 11.4 – 12.2と後半4F戦でコーナーで速いラップを踏みながら寄せ付けないポテンシャル、前半1000を引き上げつつギアの上げ下げを活かせてと長距離で崩れる要素があまりないタイプ。有馬記念でもこの馬の位置で1000通過が60前半ぐらいなので実質でも平均で淡々と進めながら最後まで踏ん張って掲示板は楽。このレベルなら負けてほしくない馬なのは間違いないが、今回は休み明けでの出来がちょっと気になったかな。どうせ１倍台半ばは確定的だし、それに対して追い切りを見て本命やむなし…って感じでもない。２，３着で単馬券でのちょい穴狙いはアリかな。

×エフェクトオン

　後はこの条件でちょっと気になるエフェクトオンを拾っておく。前走の日経新春杯が出負けして後方から、60.2-59.1とややスローで12.2 – 11.8 – 11.4 – 11.8 – 11.9とL3最速。これで３～４角内内を通しつつ直線中目に誘導しながらL2でシブトク捌いて２列目に来ていた。L1でちょっと甘くなったのはあるが、思ったより要所で動けたなという印象。福島記念はパンサラッサの単騎大逃げでちょっと忙しい展開だったと思うし、距離が延びてゆったり運んで良さが出そうなのは面白いかなと。割と要所で速いラップを踏めるのも良馬場でペースが落ち着きすぎて２段階加速になっても…という点で良い材料。

×ヒートオンビート

　まあ悩んだけど顕著なスロー想定なら押さえは必要かな。正直そこまで高く評価している馬ではないし、トップスピード戦が得意だとは思う。２走前のチャレンジＣでも阪神2000で62.9-58.1とドスロー、12.4 – 11.7 – 11.6 – 10.8 – 11.6とL2最速で10.8。これで中団で立ち回りつつL2でしぶとく伸び始めてL1で外から伸びてきたペルシアンナイトをアタマ差で振り切っての２着。ただソーヴァリアントには完敗だし、目黒記念２着時もウインキートスにはラストまで詰められなかった。この点を踏まえても自分的にはパフォーマンスとしてそこまでのレベルでは無いかなと。ポテンシャルで分散してもある程度はやれそうだが中山金杯レベルだと正直ここで人気で強く狙うほどではないね。押さえまでとした。

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「北条直人の競馬ブログ」より