セントライト記念 2021 予想：本命12ソーヴァリアント

time 2021/09/20

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セントライト記念2021の予想

中山11R 芝外2200ｍ
馬場想定：良、高速馬場想定
風向想定：北東4m/s想定

展開予想

　馬場は日曜の段階では回復してきたと思うが、時計もラップも普通に出ているので、高速馬場は間違いないと思う。月曜でどの程度軽くなるか？だけど、一応普通の高速馬場としておきたい。風は北東からなので外回りだと３角地点が完全追い風になるような感じになる。隊列の出来方次第だがある程度仕掛けが早くなる可能性は高いかもしれないね。

　展開予想だが逃げ馬が結構難しい。内からノースブリッジがまずハナ、ルペルカーリアが外から絡んで可能性は高いしワールドリバイバルもある程度前。ただワールドは前走で控えてよかったと言っているのでこれがどうか。タイトルホルダーもハナはあるが流石にこのメンツで外の２頭を見ながらになると思うし、内からノースブリッジにプレッシャーをかけつつ外からくればそれを行かせて控えて武史ポジションの２～３列目内を狙ってくると思う。ここからペースがどうなるかは福永、岩田、津村で今の中山の馬場だと正直スローに振れる可能性の方が…かな。イメージとしては60.5-58.5前後ぐらいは出るかなとみている。２段階加速的になるか、ロングスプリントになり切るかだが、３角の追い風を踏まえるとロングスプリントに振れる可能性を高めに設定したいかな。2:11.0前後想定。

予想

◎12ソーヴァリアント
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△04タイムトゥヘヴン
△13グラティアス
×06レインフロムヘヴン08レッドヴェロシティ
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△

◎ソーヴァリアント

　ここはやはりソーヴァリアントで勝負したいかな。ここ２走を見ても明確にロングスプリントで出し切る形で素材面での良さが出たし、恐らく後半特化型の馬でしかも早め仕掛けが良い。

　２走前の利尻特別が印象的。札幌の2000ｍでこの時は洋芝と言っても高速馬場だったのだが、それでも62.7-57.1と極端なドスロー、13.0 – 12.0 – 12.0 – 11.3 – 10.9 – 10.9と後半２Ｆで10.9-10.9を２Ｆ踏んできているように無酸素運動を長く維持する競馬ができていたのが印象的。６馬身千切ったがこのペースと上がりの違いで千切ってきたので後半の素材面としては抜けていたという評価になる。

　前走の藻岩山特別が日曜ローズＳで２着に粘ったエイシンヒテンを潰しての勝利。61.7-58.8と超スローだがこの時点での札幌は既に時計が掛かっていた状況で標準よりは重いぐらい。その中で12.2 – 11.7 – 11.3 – 11.3 – 12.3と４Ｆ戦でロングスプリントを展開してそのままエイシンヒテンを潰し切った。エイシンヒテンがスローのローズＳで結構やれたことを考えても素材的に見て早仕掛けで早々に潰してエイシンヒテン比較で１秒の差をつけてきたのも評価したいね。ほぼ本命に決めていたんだけど、ローズＳのエイシンヒテンがそこそこやれたら本命、というところで期待以上だった。

　出し切ってこその印象なので、逆に３歳春の弥生賞ではギアチェンジにやられたパターン。62.6-59.4と超スローから12.6 – 12.3 – 11.6 – 11.0 – 11.9とギアチェンジでタイトルホルダーが出し抜く競馬。これで大野競馬で中団中目で進めてスペースを拾いつつダノンザキッドの後ろを狙ったがダノンザキッドの動き出しが鈍かったので外への誘導に少し時間がかかった。そこからラストでの伸び流石だっただけに出し切れるかどうか。

　端的に言えば戸崎が最大のポイントで、馬の後ろで我慢して要所でギアチェンジとかの競馬では危うい。ただ、外枠で恐らく内に収めるところまでは難しいだろうというのと、北東からの風で３角地点での追い風の影響である程度ペースが上がるタイミングは早くなりそう。そのあたりを考えてこちらを本命にした。まあ素材型を本命にするってのは結構不安だけど、ギアチェンジ戦になったとしても弥生賞でちょっとミスってあれなのでここでも十分馬券圏内は期待できるという点で。ただとにかく３～４角で勝負するイメージで乗ってほしいけどね。

○？

▲？

△タイムトゥヘヴン

　あとは穴目からタイムトゥヘヴンを狙いたい。11番人気は意外やな。まずダービーの敗因だけど、明確に前半中盤が悪かった。60.3-57.1なので超スローだし、この馬の基礎スピードの質的に見てももうちょっと入れたと思うんだが、中団からの競馬になった。12.8 – 11.7 – 11.4 – 11.5 – 10.8 – 11.6と２段階加速の競馬だが３角からのペースアップなのに緩い地点だった向こう正面まででポジションダウンをするという最悪の流れで、ペースが上がってから外に誘導してしまっているのでロスも響いた。直線では風除けを使いながら運べた面はあるが、ステラヴェローチェの後ろから外に誘導してしぶとく最後までなだれ込んではいたし、もう少し良い位置で運べればここまで悪い競馬にはならなかったかな。弥生賞でもある程度戦えているし、総合的にはそこそこの位置に来ると思う。後は内枠なので上手く流れに乗って３～４角でタイトルホルダーの後ろぐらいからマークしながら進路が取れれば今の内有利気味の中山なら２，３着ぐらいなら期待できそうだけどね。

△グラティアス

　京成杯は普通に強かったと思う。63.7-59.4でドスローだが12.3 – 11.9 – 11.9 – 11.3 – 12.0とＬ２最速で２段階加速的な競馬で千切ってきた。ここの２着がタイムトゥヘヴンだし皐月賞もダービーもそんなに悪くない。特に60.3-60.3と平均で流れた皐月賞で外枠から中団と流れに乗ってそこそこ食らいつけたからね。ただ、高いレベルだと決定的な武器が無いのと、高速馬場で速いラップを踏んだ時にやね。この形でダービーでタイトルホルダーに敗れている以上はそれ以上の評価が難しいかなという感じ。本命や単穴馬はそういう意味では無酸素運動の競馬で質的に底を見せていない部分があるから。

×レインフロムヘヴン

　あとはこれもやね。実は単穴馬とちょっと悩んだんだが、結局比較したときにある程度現実的に安定して位置を取れないとなあというのはある。ローズＳのクールキャットもそうだけど、やっぱゲートが安定しない馬はリスクが大きいわ。こちらは穴馬なのでそこは覚悟するが、百日草特別が浮上する要素としてはある。東京2000で勝ち馬がエフフォーリア。これに対して出負けして62.4-58.9と超スロー、13.2 – 13.0 – 12.2 – 11.1 – 11.3 – 11.3と中盤まで13秒台という緩い地点でナチュラルに押し上げてこれたのは噛み合ったにせよ、直線でエフフォーリアとの戦いである程度食らいついてＬ２地点で交わされたもののクビ差ほどで食らいついていた。Ｌ１で離されたけど、３着以下はこちらも離してエフフォーリアに食らいついての１馬身1/4だからね。こういう競馬ができているので恐らく後半のロングスプリントは対応できると思う。青葉賞も期待したんだが出遅れて後方からになったのが痛かったし、それでも外からそこそこいい脚で突っ込んできていた。本来もうちょっとやれていい馬のはずで、一応悩んだが３着ヒモ穴ぐらいで考えておく。後ろから過ぎると今の中山は届かん。

×レッドヴェロシティ

　あとは青葉賞最先着のレッドヴェロシティかな。前走の駒ヶ岳特別がポテンシャル戦とはいえちょっと気に入らなかったんだが、ここの勝ち馬のアラタがケフェウスＳでパターンが違うとはいえ強かったしトップスピード戦が今のところベストの馬なので押さえは必要かな。青葉賞が60.5-59.4とややスロー、中弛みで12.5 – 12.1 – 11.6 – 11.3 – 11.9のラップ推移で中団外から少し押し上げつつ３～４角で好位外からしぶとく差し込んできた。前２頭とはクビ差あったがそれでもある程度速いラップを維持することはできたからね。押さえておくか、という感じ。