京成杯オータムハンデ 2021 予想：本命05ステルヴィオ

time 2021/09/12

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京成杯オータムハンデ2021の予想

中山11R 芝外1600ｍ
馬場想定：良、超高速馬場想定
風向想定：南1m/s想定

展開予想

　最初に、展望の段階では馬場が全く読めない中で色々と書いてきたけど、正直馬場が想定の中でもかなり軽い方なので、少しイメージを変えて予想する。結果も結構変わった。土曜7R１勝クラスの中山1800で1:46.6、48.5-46.3で11.8 – 12.0 – 11.7 – 11.2 – 11.4というラップで勝ち馬が千切ったわけでもない。紫苑Ｓも1:58.2をスローバランスでたたき出しているし、普通に少なくとも超高速だと思う。雨が少し残ってこれなので乾けばもっと軽い可能性もある。風は南からなのでBSが向かい風に近くHSが追い風に近いが1m/s程度の想定なのでそこまで風の影響は出ないかな。

　展開予想だが、騎手の意識がまだちょっと読みにくいが、流石にある程度ペースを作ろうとはするだろう。内のグレナディアガーズは逃げたくはないだろうし、ひとまず外のベステンダンクが自分の競馬をと言っているのでそれを行かせて２列目の内狙い。それに対して外からバスラットレオンやスマイルカナが絡んでいくような感じになるがこれがどこまで突くかだろう。この軽さでスマイルカナが大外枠からどこまで主張してくるかも結構読みが難しい所。各騎手がまだ馬場を読み切りにくい状況だと、個人的にはペースはあがり切らないかなとみて45.5-45.5ぐらいで1:31.0、平均ペース前後と見ておきたい。

予想

◎05ステルヴィオ
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△04グランデマーレ
△12カレンシュトラウス
×02カテドラル03ベステンダンク
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ステルヴィオ

　まあ展望の段階でも超高速馬場で前半脚を温存してのロングスプリントなら怖いんだけど…基本前半のペースが速い中で脚を使っていいタイプではない、という分析だったのでこの条件はマイル戦としては揃ったほうだと思う。

　まあマイラーかどうかはともかくとして、1400よりはマイルの方が本質的には良いはず。阪神Cの場合は33.8-34.0と平均ペースだったし年末にしては軽いという程度で超高速ではなかった。前半から流れたうえに11.1 – 11.4 – 11.3 – 11.4 – 11.6と中盤の淀みも無かったので基礎スピードがないと難しかったが、中団で包まれて脚を温存できず本来のこの馬の末脚を発揮しきれなかったからね。

　京王杯SCが東京1400で35.2-33.1と超スローから11.3 – 11.5 – 10.9 – 10.9 – 11.3と後半トップスピード勝負になって３列目の外からコーナーでもある程度速いという中でロスを作って直線最後までしぶとく伸びてきての２着。ここまでドスローだとトップスピードの質が求められるし、そこまでスパッと切れないので難しい。

　逆にスワンＳは良でも標準馬場ぐらい、これで35.5-34.3とかなりのスローから11.7 – 11.4 – 11.1 – 11.0 – 12.2と後半ロングスプリント特化で３～４角で速いラップ。外の馬場が良かったとはいえ好位の外外で速いラップ地点でロスを作りながら最後まで逃げ粘るカツジに接近しての１馬身差だからね。1400だと明確に後半型でないと難しいし、マイルCSを勝った時もややスローで２段階加速。本質的に前半の基礎スピードを質的に持っていない馬なので序盤は大事。

　バランス的に後傾になればいいので、例えば想定しているペースが45.5-45.5だとしたら中団で１秒遅れさせたとしても46.5で入ってもこの馬の場合は44.5で上がってこれるのが最大の強み。またマイルCSを勝った時も内内で器用に立ち回っているし、加速そのものも対応できるので内での立ち回りが光る横山武史もいい。58kgは鍵だが安田記念でも後方から入り過ぎただけでラストまで伸びてきていたからね。今回超高速馬場巧者が人気上位勢の中にそんなにいないし、ここまで軽いと前が引っ張ってもなかなか上げきれない、その中で中団で進めて３～４角で前との間にスペースが広がっていて最内を通せる状況が続くなら…現状単勝10番人気20倍台というのは想定外（当初４～５番人気10倍台ぐらいの想定）に評価が低いし、土曜の馬場を見る限りでは枠順も含めてステルヴィオに一番良い風が吹いているかなという判断。展望の段階では押さえるかどうかのラインで考えていたけど、急浮上させたい。

○？

▲？

△グランデマーレ

　追い切りがよかったのと、基本的に関屋記念のレベル自体は高かったと思っているので、その中で比較的軽い馬場で速いラップを連続できている馬を狙ったというところかな。前走は新潟マイルで良馬場だが明確に雨の影響が残っていたと思うし、46.6-46.1と平均から11.6 – 11.5 – 11.4 – 11.2 – 12.0のラップ推移で淀みなくという感じ。これで中団内内でロスなく運んだとはいえジリジリと馬群の中目を通して伸び続けてラストで掲示板を拾ってきたからね。カラテには見劣ったがこちらは３走前の天神橋特別でも超高速馬場の中で47.1-45.3とかなりのスローから11.9 – 11.7 – 11.4 – 10.7 – 11.5とＬ２最速で10.7とかなり速いラップを番手から踏んで一気に抜け出してきている。高速馬場適性はこちらの方が上だと思うし枠も良いのでこれを連下に。

△カレンシュトラウス

　ちょっと外かな…という感じだが、前走の桑名Ｓの勝ち方は侮れない。中京マイルで46.9-45.9とややスローから11.4 – 11.5 – 11.3 – 11.2 – 11.9とロングスプリント的な競馬になっているが、これで中団の外目からロスがある中で最後までしぶとく伸びて前のフォルコメンを競り落としてきたのは立派。ロングスプリント性能が高く最後の伸びはインパクトがあったからね。中山マイルだとどうしてもコーナー地点が多いので速いラップをコーナーで求められても最後まで維持できる能力が欲しいし、その点ではカレンシュトラウスはフィットしていると思う。加えて追い切りも良いので後は極端に３～４角で外外にならなければなというところ。

×カテドラル

　あとは流れた中での鋭さを秘めているカテドラルは押さえておきたい。基本的に本当にいい脚は一瞬タイプで東京新聞杯でも46.6-45.8とややスローから11.7 – 11.5 – 11.2 – 11.6 – 11.5のラップ推移でＬ３最速のロングスプリント気味。これで中団外からＬ２で抜け出してきたように坂の登りでの鋭く末脚を使ってくるが、Ｌ１は甘くなりがち。３走前のダービー卿は標準馬場ぐらいだったとはいえ45.6-47.0とハイペースの流れで11.3 – 11.5 – 11.8 – 11.8 – 11.9のラップ推移で外から強襲できているように流れてもいいタイプというのは強いかな。ここもある程度流れるとは思うしヒモで狙いたい一頭。

×ベステンダンク

　あとは最低人気のベステンダンクを。隠れ超高速馬場巧者で、直近だとマイラーズC２着とか結構面白い。47.2-45.2とかなりのスローのバランスで11.9 – 11.4 – 11.3 – 10.9 – 11.6とＬ２最速。これで番手から逃げ馬を捕えてというところで切れ負けしたがこの相手がインディチャンプ。外から伸びていたヴァンドギャルドを問題としていないように、このレベルでも通用していいものはある。米子Ｓを圧勝した時が46.0-45.9で平均でも11.5 – 11.6 – 10.9 – 11.3 – 12.1と中盤をあまり緩めず早め仕掛けのロングスプリント的な競馬で押し切っているので、最大限嵌るとしたら結構楽にハナ、序盤を平均で進めて中盤で早めに仕掛けて勝負する形。入り方を間違えずに上手く自分の展開に持ち込めればこの相手なら不気味やね。抜けた最低人気だし、正直お金に余裕があって余計に足して外しても痛くもないって思える人なら100円でヒモ穴で押さえておいて損はないと思う。あと、地味にベステンダンクと自分は馬券的相性がいい。