オークス 2021 予想：本命13ファインルージュ

time 2021/05/23

folder 2021重賞まとめ予想

オークス2021の予想

東京11R 芝2400ｍ
馬場想定：良、高速馬場想定
風向想定：南3m/s想定

展開予想

　余談から…実はワイドな予想をやり始めてから密かに自分の中での年間の目標としてワイド万馬券を取る…というのを掲げていたんですよ。これあんまり大きな声で言えないけど（時系列的に問題があるので）、馬券デビューで最初の万馬券が実はワイドなんですよね…忘れもしない、グランドシンザンとオースミブライトの大阪城Ｓ。まあ、そんなこんなでワイドに思い入れがあるのはそういう事情があるんです。

　これが土曜新潟メインの大日岳特別で達成できました…。ここまで不調が続いていたので、こういう形で万馬券という大きな波が来るとは思わなかった。しかも予想の時点ではグッドワードとニシノコデマリで180.6倍…正直万馬券までとは思わなかった。10Rも実は新潟は的中していて、特殊な風の影響を考慮してから新潟は特に予想が面白いなとは思っていたんだけど、風のファクターに関しては何となく色々掴めそうな（と思ったら難しくなるのが競馬だけど）感じ…。ただ、当時のグランドシンザンとオースミブライトは２万馬券なので、次はこれを超えるワイド万馬券的中を目標に、そして重賞でもそれ以外でももっと安定した予想をしたい；

　蛇足から入ったけどここからが本題。雨はそこまで影響がなさそうで、見ての通り土曜日は普通の高速馬場状態。極端ではないし、メイＳのころには少し雨が降っていたけどそれなりの時計、ラップ。１勝クラスのマイルでも1:33.0が出ているし、ベースはかなり軽い。明日は晴れるのでおそらく回復すると思うし、普通の高速馬場にはなるだろう。風は南から3m/s程度。３～４角が追い風になるのである程度仕掛けを早めにという意識につながるかもしれない。

　展開予想だがひとまずはyoutubeの方でよろしくお願いいたします。ただ、正直何が逃げるかは出てみないとわからないし、一応この距離で前走のポジションに不満げだった陣営のコメントからもウインアグライアがある程度前を取っていくだろう。ただ桜花賞組は速度は速いので行こうと思えば行ける。ところがほとんどが逃げたくないから難しいわけで、ソダシが逃げようと思えば逃げることは簡単でもそうは持ち込みたくないので我慢。周りはソダシを目標に進めたい馬が多いので外目も我慢となるとやはり難しく序盤は探り探りの可能性が高いだろう。本来ならスライリーあたりが主張すればいいが、陣営が前走が理想といっていたし逃げたくないとも。なので何とも言い難いね。いずれにせよ展開が読みづらい一戦なので、あえてそこまで読まずに対応したい。一応ざっくりとなんだかんだ言って途中で流れて60.5ぐらいでは入るかなと。それでもスローで60.5-24.5-59ぐらいとみて走破は2:24.0ぐらいを想定しておく。

予想

◎13ファインルージュ
○？(noteのみ)
▲？(noteのみ)
△11ソダシ
△15アールドヴィーヴル
×05クールキャット18ステラリア
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎ファインルージュ

　今回は自分らしくないアプローチだけど、シンプルにこれまでのパフォーマンス比較から今回の人気を考えたうえで期待値が高い馬を狙うということでファインルージュを本命にした。

　細かい適性の話では、流石に2400ｍがベストかどうかといわれると微妙。ただフェアリーＳの感じなら単なるマイラーではなく後半の素材面を高いレベルで見せてきた。これをまず高く評価している。中山のマイル戦でペースこそ46.8-47.6とややハイなんだがこれはかなり特殊。前半の３Ｆは35.8なので遅めだし、向こう正面で津村クールキャットが強引に捲ったことで11.0を４Ｆ目で刻むということになった。なので個人的なイメージとしては前半ゆったりからの超早仕掛けでこの場合は後半型とみた方がいいだろうと。その中で11.0 – 11.9 – 12.0 – 11.9 – 11.8と後半はペースが一気に落ちたとはいえ３～４角で中団外外から進めながら直線で楽々突き抜けてホウオウイクセルを２馬身半差まで突き放す競馬ができたというのは簡単ではなかったと思う。また当時はまだ何ともだったが、このホウオウイクセルがフラワーCで強かったしユーバーレーベンを撃破したという点で見ても結構後半勝負で強い馬だった。これをしっかりと突き放せたのは前半からある程度は流れていたとはいえ評価していいんじゃないかなと。これなら2400までは確信はないが、2000ｍぐらいならむしろ延びた方がいいと思っている。

　そのうえで、桜花賞が超高速馬場での45.2-45.9と平均ペースで45-45と質の高い平均。この流れで11.1 – 11.6 – 11.2 – 11.2 – 11.9とＬ４で一瞬だけ11.6と遅くなった程度でほぼほぼ11秒台前半をキープという流れの中で上手くソダシの後ろ、アカイトリノムスメの近くで進めながら最短距離を通して直線はソダシの後ろから楽に運べたが最後になだれ込んで差を詰めてきた。ここでのパフォーマンス的にはソダシはもちろんアカイトリノムスメの方が若干上だが、個人的なイメージとして超高速のゴリゴリマイル戦にここまでのレベルで対応できるとは思っていなかったので良い意味で驚いた。高速馬場は良いと思うし、個人的には距離をもう少し延ばしてゆったり前を取ってから早めにロングスプリントという競馬で期待できるかな。

　2400ｍはほとんどの馬にとって未知数だし、ファインルージュにとっては1600がこれまでの最長距離だからね。ただし、桜花賞のパフォーマンスではグループＡの筆頭にはなるし、中距離ならパフォーマンスを上げてくるとみているので、2400でも期待していいかなと。桜花賞から上位３頭に入るうえで、距離延長で好感を一番持てる馬なので、血統はむしろ目くらましだと思うぐらいで積極的に狙いたい。平成のオークス男にも期待してるで祐一さん。

○？

▲？

△アールドヴィーヴル

　陣営のコメントを見ると嫌な予感しかしないけど、末脚を引き出すのにポジションじゃなくて自身のペースで考えてほしいね。スローで後ろから行って質的に届く馬じゃないから。ただ、クイーンＣでアカイトリノムスメに脅威を与え、内容的にククナを上回ってきたのは評価していい。46.5-46.8と平均から11.9 – 11.9 – 11.6 – 11.4 – 11.9のラップ推移で後方から直線アカイトリノムスメを目標に食らいついての２着。Ｌ２まではほぼ互角の脚色でＬ１でアカイトリノムスメが少しラップを落としたところで差し込んだ形。量的にはこちらが上だし、そこまで前半も位置取りの差がなかったからね。素材は良い。桜花賞は45.2-45.9と一流のマイラーの競馬になったので追走で脚を使って本来の末脚を引き出せなかったのもあると思うし、馬場が軽すぎた可能性もある。今の府中は高速馬場だけど、そこまで極端ではないと思うしこの距離ならゆったり。本来なら単穴候補だったんだけど、枠の並びと陣営のコメントかな。外枠なら外枠で取れる範囲で前を狙ってくれればいいんだけど…。必要以上に後ろから進めてしまうと展開が読みにくい中では？というのはある。素材は評価も今回は陣営の意識が嫌。

△ソダシ

　まあもともと今回のオークスでは評価を下げるつもりでいて、ぶっちゃけて言えば桜花賞が終わった段階ではオークスで消すことを考えていた。ただ、△まで引き上げたのにはいろいろ事情がある。まずサトノレイナスがダービーに向かったことと、展開が全く読めないなということ。ソダシは素材的には正直マイラーとしての性能の方が高い。特に桜花賞に関して言えば1200でもやれちゃいそうだなと感じる競馬をした。阪神マイルで45.2-45.9と強烈な平均ペース。11.1 – 11.6 – 11.2 – 11.2 – 11.9の流れで前半から楽にコントロールして番手に入っていたし、個人的にすごいなと思ったのはこの激流のＬ２でぐんと来たんだよね。基本的に激流の中で伸び始めが早い馬ってのはその距離よりも短距離色が強いと思っていて、これは明確に自分の中では1400寄り、1200寄りの競馬をソダシはしてきたと思っている。もちろんアルテミスＳみたいに48.6-46.3とかなりのスローからの12.5 – 12.3 – 11.2 – 10.9 – 11.9と３Ｆ勝負で番手からしっかりと出し抜く競馬ができているようにギアチェンジも持っている。特に後半要素でもこれに関してだけなら世代トップクラスだと思う。ただし、馬場を考えてもペースが遅かったわけでＬ１はちょっと落とし過ぎで瞬間的には一流でも上がり３Ｆで見ると若干物足りないと。オークスは最近ロングスプリント傾向が強いのでそうなると怪しいだろうなと思っていたが、まあ展開が読めないし雨の意識もあるかもなので仕掛けが遅れれば前目から一足で粘りこみはあるか。それでも勝ち切れないとは思っているから２，３着付での勝負。

×クールキャット

　前走のフローラＳでは気持ち悪いほどピタッと折り合っていたけど、本来折り合いが難しい馬で乗り替わりは豊といえども嫌やね。ただ、枠の並びは恵まれていて、序盤の入り方が安定せず読めない中では前にウインアグライアが入ってくれそうなのはやりやすいと思う。フローラＳは東京2000で60.2-59.2とややスローから12.8 – 12.6 – 11.3 – 11.0 – 11.5と直線３Ｆ勝負になったのはあるが、好位の外から折り合ってスッと伸びて抜け出してきた。ユーバーレーベンを全く問題としない踏ん張りだったし、前目でスローからこういう形で進められたのは収穫。あの反応の良さなら内で包まれてもだし、フラワーＣも後半特化でポテンシャル面で素材を見せてきたので折り合って前半無理をしなければ距離そのものは問題ないと思う。まあ入り方の難しさもあるけど、押さえておきたいかな。

×ステラリア

　大外枠で川田なのである程度ポジションを取って勝負に出てくれるかなという期待を込めて。マイルまでを見るとゲートも安定しないしどうしても位置取りでそこまで持って行けないなという感覚。ただベゴニア賞なんかを見てもロングスプリント性能は一定のものを見せていたし、距離は少し延びた方がいいかなという感覚だった。それが忘れな草賞で阪神2000と延長して良さ。阪神2000で59.3-58.7と平均から12.0 – 11.8 – 11.3 – 11.5 – 12.1とＬ３最速で典型的ロングスプリントを中団外から正攻法で勝ち切ったので着差以上の評価が必要だと思う。ただエイシンヒテン比較で考えると、強く狙うならやはりもうちょっと伸びてほしかったというのはあるのでその点でこの評価まで。ロングスプリントはなかなかのものを持っているけど、このメンツでそれだけでは厳しい。ある程度の位置をスローの段階で取ってというのが必要かなということでこの評価にした。