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菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

阪神牝馬ステークス 2021 出走予定馬:マジックキャッスル&大野騎手想定

time 2021/04/07

阪神牝馬ステークス 2021 出走予定馬:マジックキャッスル&大野騎手想定

第64回 阪神牝馬ステークス(GII)出走予定馬展望

日程:2021年4月10日(土)
コース:阪神芝外1600m

予想用・出走予定馬一

マジックキャッスル(大野騎手想定)

 古馬となって初戦の愛知杯で鮮やかに中団からランブリングアレーを差し切っての重賞初制覇、マジックキャッスルが阪神牝馬ステークスに出走予定だ。デアリングタクト相手に健闘の2着となった秋華賞も含めて2000mで結果を残してきただけに、再びマイルへの短縮が焦点。ここでも鋭さを引き出してヴィクトリアマイルを意識できるか?

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 2000m路線である程度有酸素運動の競馬を求められたときに結果が出てきたといえる。オークスではロングスプリント的な要素も求められたが、ここでデアリングタクトに進路を取られてワンテンポの遅れが響いた形も末脚は引き出してきた。ただ、マイルは今となっては短いのかなという気はするけどね。

愛知杯(GIII)1着

中京芝2000m良 18頭8枠18番
風向き:北北西4.2m/s(大府市16:00)
1:58.7 57.9-60.8 H^3
12.3 – 10.2 – 11.8 – 12.0 – 11.6 – 11.8 – 12.6 – 12.3 – 12.0 – 12.1

 まずは前走の愛知杯勝ちから見ておきたい。中京の2000m戦だったがペースは見ての通りで超ハイペース。前3頭ほどが飛ばしている形だったがそれでも離れた4番手でも目視推定で59前後なので全体的に見ても平均~ややハイぐらいでは流れていたとみていいだろう。北北西の風なので3角辺りで向かい風となっていて、風もきつめだったのでここでラップ的に減速しているのもある程度影響しているかもしれんね。

 18番枠から五分のスタート、大外枠で序盤は無理せずコントロールしながら中団の外目で様子を見ていく選択。道中も前がかなり飛ばしていて4番手以下も流れている状況で中団の外目だが前にスペースを置いて促しつつ3角に入る。この辺りで前3頭が減速、ナチュラルに4番手以下との差が詰まってきたところで前の壁を上手く使って風よけしながら4角で前のリンディーホップの外に出して好位列に取り付いて直線。序盤でそのまましぶとく伸びてきていたが、内のランブリングアレー相手に苦戦で2頭のマッチレース。それでも最後はしぶとく伸び切ってこれを捕えてクビ差の勝利。

 ここでは厳しい流れになっていたし、まず2000mにおいての前半の基礎スピード面を求められたうえでの後半勝負だったと見たほうが良いだろう。この馬の位置ならバランス的にはスローではあるが、上がり35.4から考えてもわかるように、速いラップを踏んでいない。後半はポテンシャル戦という中で最後の最後までばてずに捕え切ったというところでいいだろう。この辺りは馬場の差はあるんだけど秋華賞に近い競馬になったと思う。それと、そこまで速いラップを踏んでいないのであれだが、3~4角地点では向かい風が吹いていたと思うし、ここで離れた4番手以降が前との差を詰めてというところで上手く壁を作って風を避けられていたと思う。この辺りも噛み合った要素だろうが、それでもランブリングアレー相手に最後でしっかりと出たように素材面は確かなことを証明したと言って良いだろう。有酸素運動の競馬のほうが今となっては合っている印象かな。

クイーンC(GIII)2着

東京芝1600m良 14頭6枠9番
風向き:南2.9m/s(府中16:00)
1:34.0(+0.0) 45.7-48.3 H^3
12.1 – 11.0 – 11.2 – 11.4 – 12.0 – 11.9 – 12.7 – 11.7

 マイルという点では3歳時のクイーンCを振り返って置きたい。東京のマイル戦ではあるがペースは激流で超ハイを前が刻んだ。ただ離れた番手のミヤマザクラの位置では平均~ややスローぐらいだったかなという感じ。風向きは南風なので3~4角地点が追い風となる。

 9番枠から出負けして後方から、押しつつの追走になるが難しく後方からの競馬となる。道中も前が単独で引っ張る流れで番手以降はそこまでのペースではないという中で後方外から促しながら取り付こうとする。3~4角でもミヤマザクラ以下がじわっと4角で仕掛けながらという流れで最後方列で前を壁に使いながら直線で外。序盤で大外から追われてしぶとく伸びてきてL2では中団を捕えて一気に伸び始める。L1でミヤマザクラとの差もしっかりと詰めてクビ差まで来たが及ばず。

 L1の入りの段階で2馬身半ぐらいはあったかな?というところで最後はクビ差まで来ているからね。2馬身は詰めたとしてラストは11.4ぐらいでまとめていると思う。後半のロングスプリント的な性能は流石というものを見せてきていたと。ただし、やはりゲートが甘くて二の足も遅くて序盤の流れについて行くのに相当苦労していた。桜花賞は重馬場でのハイペース消耗戦ということもあったので何ともだが、マイルでのスピード勝負でとなったときに序盤でどうしても苦労するのでこの辺が勝敗のカギを握ることになりそうかな。入りはなかなかスッと入っていけないからね。

秋華賞(GI)2着

京都芝内2000m稍 18頭6枠12番
風向き:東北東1.4m/s(京都市16:00)
2:00.8(+0.2) 59.4-61.2 H^2
12.3 – 10.8 – 11.8 – 12.2 – 12.3 – 12.7 – 12.1 – 12.4 – 11.9 – 12.1

 2走前の秋華賞があわやの場面を作ってきた。稍重で時計は掛かっていたが正直もうちょっと出ても良かったかな、という当日の馬場状態。ややタフではあったと思うが。その中で1.8とかなりのハイで3角手前の上り坂でのペースダウンから下りで加速しつつL2最速で11.9。上位2頭はラストのラップを12秒前後でまとめているのである程度優秀だったとは思う。

 12番枠からここではまずまずのスタートを切って軽く促しつつ様子を見ながら、最終的に中団に下がっていく感じとなる。道中も前が淡々と引っ張って縦長、という流れの中で中団で我慢。前にアブレイズを置く形でコントロールしていたが、先に外からデアリングが動いてそれに合わせてオーマイダーリンも上がってというような流れの中で我慢を選択。3~4角で馬群凝縮という流れの中でデアリングの後ろを取って直線。序盤で向かい風となるがここでデアリングの内から襲い掛かろうとして2列目3/4差ほど。L1ではその差が詰まらず1馬身1/4差の2着。

 L2で一瞬来るか?というような感じの手ごたえだったが、ラストはデアリングの踏ん張りに見劣った。ただデアリングタクトは手ごたえ以上にL1は必ず伸びてくるというところがあるので、その辺は相手を評価すべきだったかもしれない。ただ、この秋華賞ではある程度タフな馬場だったしそのうえで前半からパワー型基礎スピードを要求された。この馬の位置だとこれでもスローバランスに近いが、流れて脚を温存しつつ後半のポテンシャルを引き出す形で良さが出てきたと言って良いと思う。オークスも悪くなかったが、やはりデアリングタクトとの比較で見ても有酸素運動の競馬のほうがパフォーマンスを上げてきているからね。

阪神牝馬ステークス2021への展望

 今週末は恐らく晴れると思うので、こうなると良馬場である程度時計・速いラップが出易い状況になってくると思う。阪神は何度か雨開催でということが多かったが、良馬場なら常に高速状態を維持していたし、何なら先週の日曜でも午前中はかなり高速状態だった。個人的には良馬場なら恐らく高速状態に戻ってくると思う。その中で、この馬自身ある程度ロングスプリント面で目途を見せているが、クイーンCではミヤマザクラを捕え切れなかったし、オークスも要所の反応でデアリングに見劣って進路確保で苦労したという難しい状況ではあったが後ろからになってしまったというのも一つ難しくなっている要素になる。マイルでは時計的にちょっと足りていないというのはあるので、ファンタジーS2着をどう評価するかが難しいところだがひとまず距離短縮は不安だと思っている。

 相手関係を見たときに前目で支配してスッとのタイプも少なくないし、イベリスなんかは今の出来でペースを上手くコントロールされるとちょっと厄介かもしれんね。デゼルなんかはドスローのトップスピード特化戦になるとスイートピーSのインパクトが凄まじいし、坂加速巧者っぽい感じもあるんだが初音Sで現実的なペースに対応もしてきたので成長も感じる。その辺りとの比較で見たときに、こちらも中距離の有酸素運動でそれも基礎スピードが求められたうえで良さが出ているが、阪神マイルでワンターンで良馬場でとなると前半も後半も質的にどうかな?という気持ちかな。大野なので序盤からある程度後ろで脚を温存という形になりそうなんだけど、出し切って良さが出易いタイプなのでダークホース的立ち位置でないならリスクは結構あるんじゃないかなと。ここは少し嫌って入りたい。拾うかもしれんが重い印は打ちたくないかな。

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