2019/02/02
第95回 中山記念(GII)出走予定馬展望
日程:2021年2月28日(日)
コース:中山芝内1800m
予想用・出走予定馬一覧
ヒシイグアス(松山騎手想定)
昨年は2勝クラスから3連勝で中山金杯を制したヒシイグアスが中山記念に出走予定だ。勢いはメンバー中でも一番だが、大阪杯を目指すうえでこの一戦は突破しなければ…というメンバー構成だ。伝統GIIを制してさらに勢いに乗って大阪春の陣に向かいたい。
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前走の中山金杯でも少し心配があったんだが結果的に展開がそうならずにこの馬の良さが引き出せたという面はあるかな。ヒシイグアスのペースになれば強いんだけど、そうならなかったときに対応できるかどうか。人気も集まりそうだし、その辺りは懸念として考えておくべき所だろう。
中山金杯(GIII)1着
中山芝内2000m良 17頭5枠9番
2:00.9 62.0-58.9 S^3
12.5 – 11.4 – 13.1 – 12.4 – 12.6 – 12.1 – 11.8 – 11.5 – 11.3 – 12.2
まずは前走の中山金杯を振り返っておきたい。ペースが上がったときにどうかな?と思っていたが、予想以上に遅くなった。見ての通り3秒近い超スローの流れでL2最速で11.3とある程度速いラップを要求されている。こうなると強い、というのは確かだろう。
9番枠からまずまずのスタート、そこから様子を見ながらコントロールしつつ進めていくが、少し掛かり気味。最終的には好位の中に入れて壁を作りながらコントロール。道中も好位の中目で我慢をしながらだがペースも遅く脚を温存で切る形で3角へ。そのまま3角以降はじわっと加速していく競馬だが、好位外から上手く外に誘導して4列目付近。序盤でそこからスッと伸びてきて3列目。L1の坂の登りでバテ差して内から食らいついてきたココロノトウダイをクビ差で振り切っての勝利。
ココロノトウダイは割と器用に中目から捌いて伸びてきていたが、こちらはこちらでL2最速で加速していくところで外から動きながら切れ負けもせずしっかりと差を詰めてL2でココロノトウダイの前に出ていたからね。L1で食らいつかれた形になるが、タフな馬場で後半加速しながらL1まで量的に見劣らなかった、質的には上回っていたという感じ。ただ、明確にスローで後半にこれだけ速いラップを要求されたというのが大きいし、L1での減速でしっかりと捕え切れたけどこれが開幕週のAコース中山でもやれるかどうかやね。ここは結構噛み合ったと思うし、正直これで今回抜けた人気なら嫌いたい気持ちの方が強いかな。ゲートも二の足もそこそこよかった中でコントロールしながら好位外という入り方は良かったと思うし、評価したい部分もあるが全体のペースの課題はいまだに残っているかな。それと、Cコースだったというのも個人的にはポイントかもしれないなと思っている。
富里特別(2C)2着
中山芝内1800m良 12頭6枠7番
1:48.4(+0.3) 49.8-46.3 S^3
12.9 – 11.9 – 12.4 – 12.6 – 12.0 – 11.6 – 11.5 – 11.4 – 11.8
実際少し気になっているのが富里特別の2着かな。ここは同じ内回りの中山1800m戦なんだが、ちょうど中山記念と同じ2~3月中山開催の開幕週で当然だがAコースになる。その中でペースが3.5と超スローなんだが、後半4F勝負で中間的なラップを連続するという競馬になっていまいち伸び切れなかった。個人的には今回のポイントの一つに挙げられるレースかな。
7番枠から坂スタートで五分、そこから促しつつ二の足もまずまずで2列目の中目に入っていく。道中もドスローというのもあるが楽に追走して前にスペースを保ちながら3角に中目から入っていく。3~4角でそこから追い出しながら先頭列3頭の後ろを通しつつ4角で外に誘導するが動きが地味。直線でも伸びが地味で一旦4番手ぐらいまで下がる。L1ではそこから盛り返して2着争いは制したが、ハーメティキストには2馬身差の完敗。
ここが気になる所かな。まあAコースで3~4角で速いラップをある程度連続していたしそこで外というのは開幕週でもあったし簡単ではなかったと思う。ただし、金杯の時と違ってL2で動けなかった。相手関係を見ても接戦だった3~5着馬は勝ち上がれていないわけで、比較的貧弱なメンツだったはず。こう考えると内回りでもAコースだとコーナーが急になるので動き切れない面はあるのかも?というのは感じたかな。L2で甘くてL1では来ていたし、ラップ的に大きく落としているわけでもない中でのものなので恐らくここは今回も気にしたほうが良いかもしれないね。
スプリングS(GII)5着
中山芝内1800m良 16頭4枠8番
1:48.0(+0.2) 47.9-47.8 M
12.6 – 11.4 – 11.8 – 12.1 – 12.1 – 12.1 – 12.0 – 11.6 – 12.1
後は流れてどうかだが、良馬場で平均ペース以上でというのが3歳春のスプリングSしかないのでそこまで遡っておく。ペースは平均で淡々とした流れからのL2最速11.6という競馬だった。ここで先行したというのはあるんだが、物足りない結果。GII5着というと聞こえはいいが、勝ったのがエメラルファイトで2着がファンタジストと適性的に怪しい馬が上位だったり明らかにレベル的に疑問符が付くからね。
8番枠からやや出負け、少し接触もあったが序盤は積極的に出して行っての先行策。道中もそこから上手く番手に持って行って流れに乗って3角。3~4角でもまだペースが上がらず淡々とという中で楽な感じで追走、4角で手が動いてクリノガウディーを目標に直線。ただ序盤で追われるがいまいちな反応で、L1の坂の登りで甘くなって最後は5着と完敗。
この辺がどうかやね。少なくともこれで結果を出せたとは言い難い。ペースが上がった中で前を取ったというのはあるにせよ、そこから直線でこの馬らしい鋭さは発揮できなかったからね。ラストの踏ん張りも甘かったし相手関係のその後を踏まえても中山1800mの平均ペース戦としては正直凡戦だったと判断しないといけないだろうと。もちろんこれがかなり前のものになるし、ラジニケ賞は流れていたが不良馬場というのもあったので参考にしづらい。それ以外は全てスローなので成長して克服してくる可能性はもちろんあるだろうが…後は人気と比較して信頼できるのかどうかだろう。
中山記念2021への展望
某所の想定オッズでは抜けた1番人気になっているのだが、正直言ってそこまでの評価は危険だろうと現時点では判断しておく。まず中山金杯は確かに強かったし、スローでの決め手勝負ならある程度期待できる。ただし、まず当時の金杯はCコースでコーナーが中山でも緩かったというのはあるし、開催が年末から続いていたので外からの差し込みがしやすい馬場状態だった。今回はAコースに変わるのでコーナーがきつい中で動けるのかどうかと開幕週で外差しが利くかどうかだろう。コーナーに関しては前述している富里特別2着がAコースで外からになったとはいえL2で少し動きが甘かった。この辺はポイントになるので、今回の馬場状態とコースを考えて仮にスローだったとしても勝ち切るのはそんなに簡単じゃないだろう、と思っている。
そのうえで平均ペース以上の実績がない。スプリングSが平均で流れた中で先行策を取って脚を使ったのはあるにせよ甘かった。あれを評価するのは相手関係を考えても難しいので、やはり前半での基礎スピード面は課題になってくる。バビットは平均ペースでも結果を出している馬なので、仮にバビットがある程度積極的にペースを引き上げてきたときにどこまで後半のロングスプリントの性能を引き出せるか?というのは出てくるかな。個人的には距離がもうちょっと会ったほうが良いタイプだと思っていて、中山1800はステイヤー的な流れになることもあるし噛み合う可能性も考えるが、それでも1倍台に突入するレベルの人気ならバッサリ切って良いかなと思っている。低調なメンバー構成なのは確かで噛み合えば馬券圏内は十分あるけど、期待値として今回は低いと判断したいところやね。少なくとも1着を外しての馬券にしたい。
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そこからオススメ通りの馬に流して買っておいたら…
コラボ指数:12月28日(木)的中率結果
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単勝:87% 複勝:100% 馬連:66.7%
ワイド:91.3% 3連複:54.2% 3連単54.2%
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コラボ指数:12月24日(日)的中率結果
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単勝:79.2% 複勝:95.8% 馬連:45.8%
ワイド:75% 3連複:41.7% 3連単41.7%
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コラボ指数:12月23日(土)的中率結果
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単勝:87.5% 複勝:100% 馬連:62.5%
ワイド:83.3% 3連複:25.0% 3連単25.0%
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一般的に3連単の的中率は10%程度なので、
平均の約3~4倍、、