競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

中山金杯 2021 出走予定馬:ダーリントンホール&M.デムーロ騎手想定

time 2021/01/01

中山金杯 2021 出走予定馬:ダーリントンホール&M.デムーロ騎手想定

第70回 中山金杯(GIII)出走予定馬展望

日程:2021年1月5日(火)
コース:中山芝内2000m

予想用・出走予定馬一

ダーリントンホール(M.デムーロ騎手想定)

 共同通信杯では直線でビターエンダーとの接戦を制したダーリントンホールが中山金杯に出走予定だ。クラシック本番の皐月賞では6着、日本ダービーでは13着と惨敗を喫してしまった。今回も中山の2000mの舞台、持ち味の鋭さを求められにくい条件でどこまで戦えるか。

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 正直先週の有馬の馬場状態を考えると、ダーリントンホールにとってはちょっと難しい条件ではあるかな。皐月賞も上位とはかなり差があったし、ペースが速い中である程度後半のポテンシャルを発揮できたので無理なく運べればというところだが…。ダービーの負け方も良くないしその後が順調に使えていないというのもあるからね。

共同通信杯(GIII)1着

東京芝1800m稍 9頭6枠6番
1:49.6 50.5-46.4 S^4
13.2 – 11.9 – 12.5 – 12.9 – 12.7 – 12.1 – 11.2 – 11.4 – 11.7

 3走前の共同通信杯勝ちから振り返りたい。東京の1800m戦で稍重だが時計はそこそこかかっていた状況。ペースはその中で4.1と超々スロー、そこからのL3最速で11.2とそこそこ速く仕掛けが早い。直線勝負のウエイトが高いが直線序盤が最速なので割と出し切りやすい展開だったと思う。

 6番枠から五分のスタート、そこからコントロールしながら進めていくが序盤は少し掛かり気味での競馬となる。道中もドスローの流れで団子、中団馬群の中でとにかく折り合いに専念しつつ3角。3~4角でも好位の中目のスペースを拾いながら2列目に押し上げて直線。序盤ですっと反応して内から伸びてくる。L2で抜け出しかけていたビターエンダーに食らいついてL1でしぶとくこれを内から競り落として接戦を制した。

 面白い競馬をしてきたなという印象だった。ここはマイラプソディがどういう競馬をしてくるか?という点で見ていた人が多かったとは思うし自分もそうだった。その中で直線での加速でまず一気に好位からスーッと動けたなというのはあるし、そこからL1で外のビターエンダーとの戦いをしっかりと競り落としてきたという点で、比較的タフな馬場でトップスピード面をある程度引き出せたというのが強み、かつそこからしぶとく踏ん張ってきたという点で量的にも優位性を作れたのは良い材料。もちろんビターエンダーが思ったよりもその後がダメ、またダーリントンホール本人もイマイチ。この辺を踏まえても特殊な馬場での後半特化だったとは思うし、そういう条件なら良いけどあまり当てにはしづらい。

皐月賞(GI)6着

中山芝内2000m稍 18頭7枠13番
2:01.8(+1.1) 59.8-60.9 H^1
12.2 – 11.3 – 12.1 – 11.8 – 12.4 – 12.9 – 12.2 – 11.9 – 11.8 – 12.1

 2走前の皐月賞では6着と悪くはないが…という感じ。稍重でタフな馬場、ペースもややハイで流れてL5で少し緩んだ。そこからのL2最速で11.8という程度。後半は4F戦のポテンシャル戦。その中で後方で脚を温存する形になった。

 13番枠から出負けして最後方付近からの競馬。そこから我慢しつつも掛かりながらの競馬で序盤は折り合いで苦労しつつ後方の外目にリカバー。道中も後方外目で進めながらマイラプソディの後ろぐらいで3角手前で手が動いて追走しつつ。3~4角で外外を回しながらロスを作りつつ後方のまま直線。序盤でそこからもジリジリとは伸びてきて中団に取りつく。L1でそこからもう一段伸びたかったがここで伸びが鈍化して最後はなだれ込んでの6着まで。

 3~4角でかなりロスがあったが、基本的には外差し傾向の馬場状態ではあったし、サトノフラッグ辺りも外から押し上げてという競馬をしていたからね。L1でこれに並びかけようとしていたという点では一定の評価はしているけど、サトノフラッグも外からポテンシャルで捻じ伏せるという競馬ではちょっと甘さを見せている馬ではあるからね。実際セントライト記念2着だが、勝ち馬バビットや3着のガロアクリークのその後を考えても、古馬相手に通用するのかどうかといわれると正直疑問がある。皐月賞でそこそこやれたからといってそこまで評価するのは危険かなと感じるのは全体的な世代レベルの問題はあるかな。

日本ダービー(GI)13着

東京芝2400m良 18頭5枠9番
2:25.5(+1.4) 61.7-58.4 S^3
12.6 – 11.3 – 12.9 – 12.6 – 12.3 – 11.8 – 12.2 – 12.3 – 11.8 – 11.3 – 11.3 – 11.7

 前走の日本ダービーでは13着と惨敗を喫している。ここは超スローでそこからの4Fのロングスプリント的な競馬となった。その中で出負けして後方から特に何もできず…という競馬になってしまった。

 9番枠からやや出負け、接触もあっていいポジションを取れずに後方馬群の外目で進めていく。道中も掛かり気味なのをコントロールすることに終始しながらサリオスの後ろ辺りで進める。向こう正面でマイラプソディが動いてくれたことでペースが上がって幾らか折り合いがマシ。3~4角でもサリオスの動き出しに対してワンテンポ仕掛けを待って後方2列目で直線。序盤でサリオスの後ろを通しながら追われるがジリジリとした伸びでL2で中団付近には来る。ただL1では伸びが無くなり13着完敗。

 出負けした時点でちょっと難しかったと思うし、やはりちょっと掛かりながらの競馬になったからね。この辺は距離を延ばしてペースも遅くてと難しい競馬になった要因にはなってしまうかな。ただ、突き詰めるとゲートが甘いってのが難しい要因を作っていると思う。ここも出負け気味でポジションを取っていけないうえに接触を受ける形になったからね。コントロールも難しくなったし、後半のロングスプリントの性能でとなるとL1は甘くなってしまうからね。共同通信杯でも上手く押し上げられて良い位置で直線だったわけだし、ドスローで小頭数の団子でもあった。この辺を考えないといけないと思う。

中山金杯2021への展望

 ディープボンドとの比較で見ても皐月賞では先着できているんだが、ディープは内々で少し難しい形になっていたし馬場も外のほうが伸びていた状況ではあったと思う。あれで好走したといっても勝ちに行ったサトノフラッグを差せないレベルなのでやはりこの世代でのポテンシャル面ではそこまで上位のパフォーマンスを見せているとは言い難いかな。基本的には共同通信杯を評価すべきで、それもタフな馬場でもドスローで速いラップを求められる競馬だったからね。結構特殊な条件だったと思う。そう考えるとちょっと条件的には合わないかな。

 相手関係を見ても同じ明け4歳勢のディープボンドとの比較でこの条件ならディープボンドのほうが良いかなと思うし、古馬勢も福島記念組が厄介なうえに面白い穴馬勢もそこそこいるわけでね。ミルコも最近乗れていないしゲートも甘い馬なので…ここはそこそこ人気するだろうから切っても良いかな。まあ当落線上でひとまず考えておきたい。

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