ステイヤーズステークス 2020 予想：本命13タガノディアマンテ

ステイヤーズステークス2020の予想

中山11R 芝内3600ｍ
馬場想定：良、高速馬場想定
風向想定：北北東2m/s想定

展開予想

　中山は開幕週なので馬場が読み切れないけど、クッション値が10.8と結構硬めなので高速馬場ぐらいで見ておいた方が良いかもしれない。風向は北北東からの2m/s想定。さほど強くは無いが綺麗にＨＳで向かい風になるので注意はしておく。

　展開予想だが、とりあえず最初に引っ張る逃げ馬がこれと言っていない中でオセアグレイトの乗りがある程度レースを作っていくかなと。このメンツだとタイセイトレイル辺りもある程度ポジションを取って進めていくかも？というところでこの辺が先行策になるかと。道中どこかで動きがありそうな感じはあるけどね。序盤ゆったり、２周目のスタンド前ぐらいで少し動くかもしれんが、それでも基本は向こう正面からと思う。コーナーで11秒台半ばぐらいは踏むかもしれんし昨年ぐらいのイメージで入ってみたい。

予想

◎13タガノディアマンテ
○？(note版のみ)
▲？(note版のみ)
△02シルヴァンシャー
△03ポンデザール
×07メイショウテンゲン10タイセイトレイル
３連複：◎軸○▲△×BOX
３連複：◎○軸▲△×流し
３連単Ｆ：◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎タガノディアマンテ

　正直ここはかなり難しいというか悩むところの多いレースだった。本命も悩んだがタガノディアマンテにしたい。一つはやはり流れに紛れがあってそこで取り付く競馬の方が合っているというのはある。難しかったのが前走のダイヤモンドＳだと思う。62.6-85.8-62.8ではあるが、実はこれ中盤が一番速い（FAで12.52-12.26-12.56）ということになる。実際ラップ推移も11.7 – 12.1 – 12.3 – 12.2 – 12.5 – 12.4 – 12.7 – 13.0とＬ８最速で出負け最後方から取りつくタイミングがないまま離されてしまって後半に無茶をせざるを得なかった。

　個人的にはポテンシャル戦そのものは良いけどあまり特化して消耗戦になるのは良くないと。万葉Ｓなんかで完勝できたのは63.8-63.9-61.0と前中盤が遅くて12.6 – 12.7 – 12.1 – 12.0 – 11.9 – 12.3のラップ推移で後半４Ｆ勝負。コーナーである程度速いラップをというところで後方から向こう正面で取り付いたとはいえ３～４角で外から動いて楽に突き抜けてという競馬ができている。個人的にコーナーである程度速いラップを求められた方が良い馬かなと思うし、コーナーでの動きが良いのは菊花賞でも見せていたからね。

　その点で今回は中山3600だし外枠で展開が全く読みにくい中で出負けしてもリカバーするのは結構楽だろうと思う。取り付くタイミングがあれば出負けしたとしても対応できるし、２周目の向こう正面の地点で中団から外を目標にして５～６Ｆ戦でという競馬なら適性的にも面白いと思う。この条件で積極的に狙って見たい。

○？

▲？

△シルヴァンシャー

　正直距離に関しては何とも言えない面も大きいが、天皇賞春は力んで進めていたのはあった。63.0-73.1-60.4と超スローだが中盤でキセキが動いて少し流れたというところで向こう正面馬群の中で包まれてポジションダウンしながら３角で勝負が終わってしまった感じ。まあ距離が長くて折り合いで苦労していたのは確かなので距離不安は払拭できん。が、シンプルに前走の京都大賞典が強かったので押さえておく、という選択もアリだろう。京都2400で60.4-60.0と平均だが12.8 – 12.2 – 11.6 – 11.6 – 11.8と中弛みからの３Ｆ勝負というところで中団中目から我慢しながら直線でグローリーの後ろを取ってジリジリ。Ｌ１まで上位との差は詰まらんがそれでも相手がグローリー、キセキ、キングオブコージと強敵ぞろい、ステイフーリッシュを撃破したならここに入ればパフォーマンスは最上位と言って良い。

△ポンデザール

　こちらもパフォーマンスだけならここで最上位だと思う。丹頂Ｓが強く62.1-59.2と超スローからの12.1 – 11.4 – 11.7 – 12.0 – 11.6 – 12.5と後半Ｌ５最速と早め仕掛けからの２段階加速という競馬で好位外から正攻法で動いて一気に突き抜けてボスジラを問題としていない。これだけ取ればここでも最上位なんだが、この馬は高いパフォーマンスが夏の札幌に極端に偏っている。実際日経賞が61.9-59.7と超スローから11.3 – 11.8 – 12.4 – 11.7 – 12.5と同じような２段階加速なんだが全く後方から動けず良いところがなかった。札幌と比べると中山内回りはコーナーがきついし、緩いコーナー、平坦な洋芝札幌で夏というのがベスト条件だとすると今回は結構条件が異なる。ここで重い印は打ちづらいのはその辺かな。

×メイショウテンゲン

　後はまあＬ１が落ち込めば差し込んでくるメイショウテンゲンを押さえておくかという程度。やはり昨年のステイヤーズステークスでもそうだが12.2 – 12.0 – 12.1 – 11.7 – 11.5 – 12.0 – 12.9とスローロンスパ程度ではなかなかＬ１まで伸び切れない。この馬はダイヤモンドＳみたいに62.6-85.8-62.8とタイトで11.7 – 12.1 – 12.3 – 12.2 – 12.5 – 12.4 – 12.7 – 13.0とめちゃくちゃ早仕掛けでＬ２から12.7と落ち込むような流れでこそ最後まで消耗しないバテ差しが活きてくると思う。開幕週でとなるとやはりこれ以上の評価は難しいかな。

×タイセイトレイル

　こちらは逆に本来ならポテンシャル戦ではちょっと甘い馬だと思っているが、このメンバー構成なら多分ある程度前を取れると思う。開幕週を活かして前目を取ってロンスパになって３～４角内内で我慢しつつ戦えればというところかな。一応阪神大賞典でもダイヤモンドＳでも消耗戦の流れの中である程度戦えている馬なので、勝負所で上手くロスなく運べればワンチャンスあっていい。本音を言えばある程度トップスピード面が求められた方がいいし、アル共２着時みたいに62.0-57.9と超々スローから12.0 – 11.8 – 11.3 – 11.1 – 11.7とＬ２最速で11.1と速いラップを求められた中で中団から鋭く伸びてくる馬。ただ今の馬場で前目内目なら。

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「北条直人の競馬ブログ」より