競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

無観客競馬とコロナウイルス問題…今は医療従事者への感染のリスクを極力減らすべきじゃなかろうか

time 2020/02/29

 眠れないのでコロナの件についてちょっと書こうと思います。競馬も無観客、他のスポーツなどの延期の話も聞きます。競馬の開催中止も念頭に入れないといけないぐらいかなと。

 まずは言いたいことを。厚生労働省の皆さん、医療従事者の方々、本当にお疲れ様です。ここから先かなり厳しい状況になるかもしれませんが、全力で応援しています。政府の方針であれこれ振り回されることになる可能性が高いですが、よろしくお願いします。政府の方の判断も色々言いたいことはありますが、まずはこの国難を乗り切ってもらえますよう、たかだか一国民でしかありませんがよろしくお願いします。

 ここからはもやもやしている部分。個人的に、今一番危険だなと感じているのは、国民が政府に検査拡大を強要する風潮だと思っています。国民からすれば当然不安になることだと思うし、自分も実際不安です。ただし、冷静に考えてみたときに問題が出てくる。そもそも陽性だったら何なのか、陰性だったら何なのかって話ですよ。まだ初期の段階なら陽性の方を隔離してという選択も取れるし医療従事者の数も圧倒的に足りている。ただ、もはやコロナは日本国中に蔓延していると考えるほうが良いフェーズに来てしまってるんですよ。つまり個体に対して処置という段階ではなく、いかに感染拡大を最小限にとどめるか?というマクロな視点の方が重要になってくる。

 その観点からみた場合、最も恐れるべきことは検査をする医療従事者が感染しているということ、しかも潜伏期間という状態。これは当然検査の件数が増えれば増えるほど出てくるわけですよ。検査を受ける人は陰性・陽性のどちらかでしょうが、圧倒的に陰性の人の方が多い。だけど、検査をする人が陽性の方との接触を続けることで感染してしまうリスクを考えないといけない。そうなると、今度はその検査をする人と接触をして陰性だった方まで感染するという恐れが出てくる。医療従事者は防護服を着ていても、検査を受ける側は無防備に近いわけですよ。その医療従事者が実は罹患していたら…?

 それに何よりも、医療従事者同士での感染リスクが異常に高くなる。検査の数を増やすということは、それだけ医療従事者のコロナ感染からの保護の質を落とすということにつながる。安倍首相が叩かれているけど、個人的にはこの状態自体は今は正しいと思う(結果論かそれとも途中から意図的にスタンスを変えたのか、単純にできていないのかはわからない)。検査を受けに来る人間の数を極力減らすことで、医療従事者へのリスク・負担を最小限に減らす。これが上策かなと現時点では考えています。件数を抑えればそれだけ感染しないような防御態勢を構築しやすいはず。むしろ、検査に関しては量より質に移行すべきだと個人的には感じますね。大体みんなだって検査できなくて不安かもしれないけど、検査先がパンデミックだったらどうするの?っていうのを聞いてみたいですけどね。検査先はまず完全に安全な状態であってもらいたい。そちらの方が大きな不安で、全国で病院や検査センターから感染者が出たらどこに行けばいいのかという正解を失うことになる。こうなってしまっては打つ手はないでしょう。

 韓国が今強烈なパンデミックになっていること、そしてイタリアも感染者拡大が一気にきていること。この二国の共通点は検査を大々的に、積極的にやっているという点があると。特に韓国の増加数は、中国の公表が当てにならないとはいえ本家を脅かすレベルで増えている。この場合、もちろん検査の絶対数を増やせば相対的に陽性の発見数も増加する、というレベルを超えていると感じるんですよね。昨日のニュースでも簡易検査キットを使ってやっていたけど、あの程度の防護服で果たして検査側の人間を守れるのか?と感じた。今回きわめて危険だなと感じたのと、大きな問題に気付くきっかけにはなった。韓国が異常に増えているのは、検査側が既にコロナに罹っていて(陽性、或いは潜伏期間)、それを検査を受ける側にばらまいていると考えることもできる。あくまで推測の域は出ないですけど、映像を見てその可能性を強く感じました。なので、医療従事者に求められるのは数ではなく、「絶対にコロナに罹患していない」という状態なんじゃないかなと。

 もともと中国の武漢の方でも爆発的に増えていましたが、単に空気感染とかエアロゾルとか、そういった感染経路…もちろん日本の厚労省の発表をまず第一次ソースにすべきですけど、どういう経由であれ一番はやはり医療従事者の感染が深刻なんですよ。コロナってワクチンがあるわけでもないので対症療法しかないわけです。医者だって罹ってしまえばただの陽性患者。こうやって中国は蔓延していったと考えるほうが良いと思います。まあこれはあくまで一つの可能性の話ですけど、つまり、端的に言えば医療・検査行為を積極的にやっている国ほどパンデミックになっているという仮説は考えておいたほうが良い、ということです。

 もちろん一人一人の命が大切なのは重々承知。だけども、事ここに至っては、まず、優先順位を明確にすべきだと思う。個人的な意見としては、中国も韓国も、恐らく医療従事者がやられてから手に負えない状況になっている。医療従事者が感染すると、検査を受けにきた陰性の人だけでなく、同僚の医療従事者も高い感染リスクを負うことになる。今、国家が最優先すべきは、実は医療従事者の完全なる安全なんじゃないかなと。日本が比較的全国的な拡散が遅い理由として、検査数を絞っているというのは実は名目だけでなく実質的にも大きいという可能性を考えないといけない。これはイタリアや韓国・中国のやり方との比較で特に感じる。一見何もやってないように見えるんだけど、実は検査数を絞っていることで医療従事者から検査を受ける方へ、医療従事者から医療従事者へという完成経路をできるだけ作らないというのがしっかりとできているから、だと考えるといろいろ腑に落ちる面もある。日本も神奈川県に医療従事者(看護師)が罹ったことが発覚しましたが、そうなるとそこの病院内全ての医療従事者がほぼほぼグレーになる。この状況をできるだけ全国に波及しないことが肝要。

 検査をやったやらないで事態が収まるのであれば、自分も検査を積極的にしたらいいと思う。だけど、個人的にはそうは思えないんですよね。もはや一人一人を隔離してどうこうという状況ではない。検査で陽性だからといってもやれることは隔離して対症療法だけでしかないんですよ。なので、コロナを収束させるにはまず一般人の方々には接触のリスクを最小限にしてもらう、そして検査が必要な人間を減らすことで医療従事者の安全をできるだけ担保する。その形をいま日本政府は取ろうとしているのではないか?とも思っています。まあ、もちろんこの辺りは想像でしかないですし、安倍首相は一度しっかりと国民に向けてのメッセージを送るべきですね。検査ができないというだけで不安に駆られる人も少なくないですから。

 最後に、いうほど発信能力が高いわけでもないですけど…自分は中学生からインターネットをしていたということもあって割と慣れてますが、色々な経験からもネットのデマに流されないように心掛けてほしい。氷河期世代は多分この耐性が強いんですよね。子供のころからネット黎明期に高校~大学ではPC全盛期だし。今は5chだけど2chにも触れてきて、良くも悪くもネットの怖さを味わっているし、存在価値も早くから認識している。ネットでは多様な意見・考え方で氾濫しているので、ピックアップする人の選択能力が問われます。言い方は悪いですけど、今はスマホなんて誰でもできちゃう媒体でネットにつながることができるので、残念ながらネットをうまく利用できない人ですら触れられてしまっているのが現状です。そういう人が、わけのわからない使命感を持って医療従事者を後ろから撃つ行為をするというのは本当にやめていただきたい。不安なのはみんな不安。だからこそ、その道の人たちの対応を真摯に見守っていきたい。根拠のない扇動に乗せられることだけは避けていただきたい。このコロナが収束するか否かは、むしろ国家の国民の考え方に掛かっているとすら思える。とにかく、やるべきことをやって、根拠のない拡散に乗らない、拡散しない。お願いします。

 厚労省のホームページで今の日本のコロナウイルスへの対処が詳しく載ってます。

こちら

 基本的にそれ以上でも以下でもなく、とにかく冷静に判断することをお勧めします。検査検査といっても、それをやったからといって治るわけではない。直接的な解決にはならないのです(そもそも検査自体がかなり精度を欠いているので、そんなに意味はない)。これまで述べたのはあくまで状況を整理したうえでの一つの推論、可能性にすぎません。自分自身が医療に詳しいわけではないです。ただ、与えられた情報と状況をつなげて整理して作り出した一つの可能性。その程度で考えてもらえるとありがたいです。これが正しいかどうかはともかく、検査をしに行った先がパンデミックでした、のパターンをできるだけ回避するためにも、国民全体の冷静な判断が求められるんじゃないかなと感じた次第です。医療従事者の方々、色んな立場の人がいると思います。リスクを孕みながらもこの国難に矢面で戦っていただき感謝です。安倍総理をはじめ行政の方々の色々な思いも察します。今は、ひとまず国民が冷静になって、日本全体にとってベストとなるように、かつ個人個人の命を可能な限り守れるように、成り行きを見守ることが求められていると思います。

何悪。分析note2023



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