競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

有馬記念 2019 レース回顧・結果:リスグラシュー、有無を言わさぬ圧倒的な勝利でラストラン!

time 2019/12/24

有馬記念2019のレース回顧・結果

中山芝内2500m良
2:30.5 58.5-61.6 H^3
6.9 – 11.1 – 11.4 – 11.4 – 11.5 – 12.2 – 12.3 – 12.1 – 11.7 – 12.3 – 13.4 – 12.2 – 12.0

展開分析・総評

 展開は読めん…。終わった分析はできるんだけど、やっぱり16人の鞍上の考えることも複雑に噛み合ってくるからね…こんなハイペースで前が引っ張るとまでは流石に思っていなかった。負けはしたけどアエロリットがこの条件で勝負するならこれしかないと思うから津村は悪くはない。結果が出なかっただけでね。

 一言で言えば3秒の超ハイでマラソンレースに近い形ではあると。ただ、これも厳密に見ていきたいので展開を細分化すると、ひとまずこれはアエロリットのレースラップ。1000通過を目視で判断できないので難しいが、おそらく離れた番手で59.5~60ぐらいだったと思う(6~7馬身ほどの差)。2番手の残り1000通過が1:30.0ぐらい。なのでこれだけ見ると残り1000も59.5ぐらいで2番手以降は上がっている計算なので、リスグラシューはほぼほぼ平均ペースだった可能性が高い。

 レースラップ的にはL3の4角地点でアエロリットが大きく減速しているのでこのあたりで一気に後続が殺到、L2の地点で12.2と加速しているが、好位4番手以降とはL2の最初で3馬身ほどはあったので、後ろの馬はL2で11秒台のラップを要求されていると思うし、そしてL1を12.2でまとめたのがリスグラシューだけだったということになる。リスグラシュー以外の馬はL1で失速しているとみるべきで、と考えればやはり2着以下の馬にとっては1秒程度のややハイではあったとみるのが妥当かな。やっぱ有酸素運動勝負になるとリスグラは日本馬では抜けてるわ…。総帥、そういうことやで。ちょっと個人的なイメージとずれてたわ。アーモンドは有酸素運動じゃなく準無酸素運動持続力が高いレベルにあるって考えた方が自然や。有酸素運動で化け物ならここで大きくは崩れん。リスグラシューが瞬発力とか、まあ今はあるのはあるがそういうタイプでまとめるべきではないと思うわ。結局は基本マラソン的な競馬になって3~4角で前が下がってきたとこでじわっと拾いながらL2の一足勝負が一足じゃなかったのがリスグラシューって感じで有酸素運動下でのバケモンやね。それと、改めて思うけど、年末の力の要る馬場の有馬はロングスプリント型にとっては苦しくなりがちやね。ギアの上げ下げが上手いタイプが上位には来ているし、後半のポテンシャル型のワールドプレミアやキセキ辺りもやれているようにやっぱりその馬場での適性をある程度重視しないといけない。アーモンドアイもこなせる可能性はあったと思うけど、結果としてこういう競馬は合わなかった。まあこの状況で読み切るのは難しいけど、府中の超高速ロングスプリントと中山2500のステイヤー的競馬は求められるものが違うんよね。だから府中でロングスプリントで良さが出ている馬をあんまり信用しないほうが良いというのは長年の競馬ファンとしての感覚ではある。

1着06リスグラシュー(レーン)

 五分には出てそこから前半の先行争いが激しかったので無理はせずに序盤は中団の後ろで進めていく形になる。道中も中団馬群の内内でジッと足を残しながらロスなく進めて向こう正面。道中も中団内でジッとしながら進めて3角。3角辺りでは包まれて前の馬が下がってきてどうかなと思ってみていたが窮屈ながらも内目をさばいてきて仕掛けを我慢、4角で外に誘導してサートゥルの後ろを取る。そのまま2列目から直線伸びてサートゥルを捕えると、そこからはまさに今日の主役が誰なのかを全競馬ファンに思い知らせてくれるかのような独壇場の突き抜けで圧勝。

 まあね、素直にリスグラシュー本命でも良かったとは思うんだけどね。人馬とも、ただただおめでとう。やっぱポテンシャル戦では抜けてるわ。3~4角で内内で包まれて外への誘導が難しかったのでどうかな?と思っていたけど、厳しい流れの中で他の馬は加速する余力そのものもそんなになかった、その中で唯一サートゥルが反応できていたが、それを問題としないほどあっさりと並びかけてきて、L1ではご覧の通り。文字通り現役最強を証明する形になったと思う。ただ、逆に言えば香港でエグザルタントと接戦を演じるレベルではあるわけで、香港や世界の舞台でそこまで抜けているわけでもない。アーモンドが日本で強いからとそれを最強扱いするのではなく、しっかりと海外遠征を積極的に行って、適性を見極めてやることが重要なんじゃないかな。

 まあリスグラシューの場合はその過程で猛烈に成長してきたのはあると思うし、やっぱりきっかけは去年のモレイラで変わったところからかな。今回も右回りでそこまで加速度は高くないとはいえ一気にL2で伸びてきたからね。今が一番強いんじゃないか?というところで引退というのもなあ。今のこの馬なら良馬場の欧州競馬なら対応してきそうだし、もう一年ぐらい見てみたいんだけどなあ。牡馬と違って一年遅らせてもビジネス的にはそこまで影響はないと思うので、凱旋門賞を見据えた使い方をして、レーン主戦でやってほしい気持ちが強いけどね。まだまだ伸びしろあるしこのまま引退は本当にもったいない。有酸素運動状態では日本に敵はいないというのを証明する、素晴らしい走りでした。

2着10サートゥルナーリア(スミヨン)

 五分のスタートだが前半は無理せずに様子を見ながらソフトに入っていつもより後ろのポジションを取る。そのまま前にアーモンドアイを置く形で進めて中団やや後ろ、スタンド前では歓声もあって少し掛かっていたが許容範囲内。向こう正面でもアーモンドをひたすらマーク、3~4角でもアーモンドの後ろから外に出して勝ちにいく形で直線追い出されて堂々先頭に立ったが、瞬間外から一気にリスグラに来られる。ラストはぶっちぎられたが菊花賞馬の追撃を維持で振り切り2着は単独確保。

 ポジションがいまいちだったので結果的にペースがある程度流れてくれたのは良かったかな。感覚的なイメージとして、ポテンシャルや基礎スピードそのものはある程度見せていて、瞬間の反応は良いが本当にいい足は一瞬。そのうえで、秋天はその一瞬の脚が唯一引き出せてなかった、でもダービーでは大外ぶん回しでも目立つ足を一瞬は使えていたと。だから2000は本質的に短い可能性が高いと思えたんだけどね。2500になったがペースは速かったので位置が悪かった。でも、ちょうどそれぐらいの位置で良かったし、分散しても一瞬の脚は使える、このあたりがギアの上げ下げが上手い馬の特徴ではあると思うし、3~4角でじわっと進めながら4角出口で一気に伸びてここでリスグラシューを除いた中では違いを作れている。この辺が天才たるゆえん。ただし、化け物ではないので一瞬の脚を使っても、ポテンシャルの化け物のリスグラシューがL1でラップをまとめているのでこの馬としてはそこで失速(この馬のL1は12.8で確定)しちゃっている。一瞬の加速の脚は良いんだけど、その加速で強烈なラップを踏むにはペースがしんどかったし3~4角で外から動かざるを得なかった分もある。その点ではリスグラシューは直線まで我慢できているから、サートゥルは結構頑張っていると思う。ただ、スミヨンは戦略家としては優秀ではないな。アーモンドの後ろだとどうしてもアーモンドの外から動く必要が出てくる。サートゥルは瞬間の反応を活かして勝負しないといけない馬なので、あの形だとどうしても早仕掛けになっちゃうからね。まあそれでも勝ちはなかったので別に結果は変わらないし良いんだけど、こういうところを覚えておくのは今後に向けて結構重要だと思う。馬の適性を見抜いているかどうか、ってのはその辺で判断したいしそういう目線を持っている騎手が大きいところを持って行くと思うので。ムーアほど凝り固まってはないと思うけど、スミヨンは今となっては超一流グループからはちょっと外れる気がする。まあ逆にラッキーみたいにスタンスが噛み合って爆発するケースもあるし善し悪しだけどね。

 この馬は距離そのものは問題ないと思っているので、むしろ折り合い面さえ気を付けて前目でコントロールできれば、気性面を除けば3200でも面白いと思っているけどね。分散しても脚は使えるんだけど、一瞬しかないからとにかく理想は前目内目。そこから瞬間的な反応でぐんと。この馬場でこのペースでこれがやれたし、リスグラシューが強すぎたけど嵌ったのもある。適性としては凱旋門賞に出たとしてもフィットしそうな感じはある(良馬場ならね)。とはいえ、素材面ではまだ足りないのが現状、瞬間的な反応を上手く活かせる条件がフィットしなければ今後も安定はしないと思う。金鯱賞とかに出れば多分強いけど、宝塚記念とかだと3~4角ロンスパになりがちだし、秋天・JCはいまやロングスプリントが当たり前になっているからね…。意外と有馬以外で狙えるチャンスが少ない馬ではあるんだよね…。ここはドンピシャに近い適性を持っていながら、ちょっと前半から流れすぎてL2で速いラップをそこまで踏めなかったのがね。ただ、俺の思っているイメージ通りでよかった。総帥じゃないけど、真逆を言ってたらホントお通夜状態になっちゃうから…。やっぱ有馬向きだよなあ。

3着07ワールドプレミア(武豊)

 やや出負け、このメンツなので序盤は難しいかなと思っていたがやはり後方からの競馬となる。道中も後方で進めてシュヴァルグランの後ろで我慢、最後方で進める。道中も最後方で進めて最内で3角。3~4角でも最内を通して4角でその勢いで大外に持って行って直線。序盤で大外からしぶとく伸びるがまだ中団列。L1でリスグラシューには突き抜けられるがサートゥルとの差は詰めて3着を確保した。

 まあ、正直まだサートゥルとの比較で見ても一段下なのは間違いない。3~4角で好位以降が前を捕えに動いているし、おそらく4番手以降は12秒前後を連続するポテンシャル戦だったと思う。ここでサートゥルは3~4角で終始外だったし、こちらは3角では内目から4角で大外に誘導できているからね。そこからは勢いをつけ切ってそのまま惰性で突っ込んできたといえるけど、レースの流れを考えるとやはり3~4角で勝ちにいかざるを得なかった方がしんどかった。ちょっとでも余力を残す形を持てたし、ペースも流れた中で後方で温存できたのも大きかったと思う。まあなんにせよ菊花賞同様ロングスパートで後半はポテンシャル戦となっているのが大きいし、その中で豊は勝利を捨ててひとまず自分の脚を出し切ることに専念してそれが噛み合ったというのが現状かな。なのでまだ今の段階では展開に恵まれたうえでの3着とみておくほうが良いと思う。良い成長曲線は描いているので、来年はもう一段上を目指してほしいね。しかし久しぶりに豊イラン!って連呼したわ…。ホントいらんかった…。まあ仕方ないんだけどね、あそこまで割り切って乗ってくるとは思わなんだ。

4着05フィエールマン(池添)

 やや出負け、そこから序盤である程度リカバーして好位の中目まで持って行くが窮屈になってそれでもアーモンドより前を取るが、最終的には控えて中団で進めてスタンド前で我慢してというところで外からアーモンドに前に入られたのでそれを目標にしつつ。向こう正面でもひたすらアーモンドマークで進めて3~4角でアーモンドの外から勝負に行く形をとって直線。序盤でも馬場のいい外目に入れさせないように蓋をしたが、外から一気にサートゥル、さらにリスグラに来られる。ラストは甘くなって4着に後退した。

 う~ん…まあ池添の思い切った騎乗が合ったような合わなかったような、微妙なところかな。結果的にアーモンドの後ろになったので前半の激流の中で出負けからリカバーして好位、そこから下げて中団というのは池添の雑さが出ていたなあと思う部分もある。ただあの感じで折り合えるのが長距離適性の高い馬という評価で、出していってスタンド前の歓声があってもコントロールが利いていた。この辺は良かったんじゃないかな。結果的に流れていたしそこで温存できた部分もある。アーモンドを相手に絞って3~4角で外からプレッシャーをかけて直線で馬場のいい外を選択できないように蓋をしていた勝負にかける気持ちは池添のいいところだと思うし、馬も頑張ったんだけどね。ちょっと全体で流れすぎたしポテンシャル面と基礎スピードのバランスという点で苦しかったようにも感じた。春天みたいにある程度分散しつつも要所での鋭さが欲しかった、という感じでサートゥルに近いと思うがサートゥルのほうが前半で無理をしなかった分もあるしね。4着だけど凱旋門賞明けでもあったし悪くはないと思う。

5着11キセキ(ムーア)

 出負けして後方からの競馬、押してリカバーしながらだが前半から流れが速く中団での競馬となる。道中も中団馬群の内に入れてムーア競馬を展開。結果的にリスグラシューの後ろと絶好の位置で1~2角。向こう正面でもリスグラシューの後ろを狙えたがアーモンドアイを意識しながら中目を選択。3~4角でも中団馬群の中目から外目に誘導、サートゥルの後ろからだが少し置かれて中団。そこからもジリジリとバテ差しはしたもののフィエールマンは拾い切れずに5着まで。

 う~ん…まあムーアらしいというか、あの状況ならあの状況ならリスグラの後ろでジッとしてるけどな…結果論ではなく。アーモンドしか考えていないから3~4角で各馬が捕まえに行く形になるところで外からの選択肢を取っちゃう。このあたり出遅れてAプランは厳しくともBプランでアーモンドマーク以外の選択肢を用意してなかったという感じで、あんまり馬を研究している感じはしないんだよね。スタンド前で外からアーモンドで前が離しているとなれば流れが動くのが手前になるのは読めそうなもんだけど、あの位置を捨てて外に行くってのがやっぱりレーサーとして二流なんだと思うわ。あの状況でリスグラシューの後ろで我慢できないってのがセンスがない。内をロスなく通すのがムーアの良さなのにそれも消去して結果ノーアイデアの競馬になっちゃった。まあ出し切れたけど位置も悪かったしね。凱旋門賞明けでしんどかったとは思うけど、この馬の脚は後ろからとはいえある程度見せてくれたと思う。あそこまで流れていて前が捕えに行かなきゃいけない時は放っておいても内で動ける馬の後ろを取っておけばよかったと思うし、個人的にはそれが強く感じたかな。騎乗技術は知らんからともかく、判断力が低いと思う。出負けして後ろからにならざるを得なかったわけで、嵌るチャンスを狙ってほしかったんだけど結果半端に外を回したし何も違いを生み出せなかったと思う。後ろからだと正攻法ではやっぱりちょっと難しいな。前目からポテンシャルで粘り込む形だったからね。

9着09アーモンドアイ(ルメール)

 まずまずのスタートを切ってそこから無理せずに控えて中団ぐらいを選択する。道中も前が飛ばしているので中団で無理せずは正解だったが、スタンド前で壁を作りたいところで弾かれて外に、そこからはかかりながらフィエールマンを交わして前にとなる。道中も少しハミをかみつつ中団外目で我慢していたがやはり前に壁を作れずという状況。3~4角では前が勝手に下がってくる中で相対的に動く形となりこれがスイッチとなって各馬が殺到、先頭列に並びかけるが外からフィエールマンが蓋をしてきて馬場のいい外に出せず。そのまま最後は甘くなって後退して9着と完敗。

 ん~…。まあこれが競馬で、このリスクはあったというほかない。もちろんこれでもやれちゃう可能性もあったんだけど、リスグラシューというえげつないポテンシャルタイプの馬がいて、相対的な比較でこの人気が正しかったかどうかやね。やっぱり抜けた1番人気になる馬ではなかったと思う。ここまでぶっ飛んだのは結果として適性が合わなかったのは間違いないだろう。力の要る馬場で全体で分散する競馬になり基本的に速いラップを求められていない。ロングスプリントのギアすら入っていないからね。中間的ではなく12秒前後のポテンシャルのラップを後半に求められていて、かつ前半も離れた2番手以降で見てもややハイぐらいでは実質で流れていると。そう考えると有酸素運動状態での体力の消耗があったと考えるべきだと思う。敗因はその可能性が極めて高い。

 ただ、ここまでタイトになるとは正直思っていなかったので、スローからの後半のロンスパ、或いは2段階加速の形でどうだったか?というのは見たかったんだけどね。アーモンドアイの場合は前半はバランス的にはスローで入ってそこからのロングスプリントを維持する能力が極めて高かった。この適性とサートゥルみたいに一瞬は鋭く動けて、それをある程度展開の幅があっても(ロンスパ2段階加速やペースが速くて全体で分散する形)使えるタイプというのは恐らく適性的には相反しているんだなと。だから天皇賞秋やジャパンカップで起こりやすいいわゆるロングスプリントだけしか安定していない馬ってのは基本的には難しいのかな。まあ去年のレイデオロみたいに問題ない馬もいるから一概に言い切れないし結果論的な面もあるよ。実際戦前はやってみないとわからないと思っていたし。ただ、1倍台とリスクとの判断と考えると…ってとこやね。この馬に本命を打っていたかもしれんぐらいには悩んでいたのも事実で、結果として感覚を大事にして正解だったとは思う。だから何度も言っているんだけど、これでリスグラシュー最強(まあ現役最強レベルだとは思っているけど)とかアーモンドアイ弱いとか、そういう発想は良くない。アーモンドアイは府中のロングスプリントなら右に出る馬は現役馬ではいないと思うし、逆にリスグラシューが出てきたとしても今度はロングスプリントでどこまで長く速いラップを維持できるのかが未知数、となるからね。結局は適性一つで着順が変わるのが競馬、一喜一憂しすぎずに冷静に判断することが重要だと思う。ここでは前半から速い流れ、馬場も重く速いラップを要求されない、その中でスタンド前から掛かり気味で消耗してしまった面もある。そういった面がこの馬としては重なって難しくなったかな。

 それと、状態面に関してだけど、正直問題なかったと思う。でないとルメールがあんなにラッパ吹かない。ルメールは基本的に本音が出ちゃうタイプだから、熱発から状態面の問題はなかったんじゃないかな(穿ってみれば情勢不安の香港に至宝を持って行くのはリスクが大きすぎたし、軽い熱発は体のいい良いわけだった可能性もある…)。なので、個人的には敗因はレースの中にあると見たい。

12着02スワーヴリチャード(マーフィー)

 五分には出ていたがそこまでよくない、やはり外から内に切ってくる馬が多い中で好位の内目のスペースを確保して前半から攻めの騎乗。ただ3角過ぎから窮屈になって掛かってしまい下げながらとリズムの悪い競馬。掛かり気味に進めて向こう正面。このあたりでは折り合って前にスペースを置きアーモンドを確認しつつ仕掛けを待つ。3~4角で後ろが押し上げてきたところで追い出されるが反応悪く下がってしまう。そのまま中団で直線。序盤で内目のスペースに収めようとするがもう伸びがないので追ってもいなかった。

 う~ん、展開的にはフィットしそうな流れだったと思うんだけどね、入り方が雑だった。ゲートがあんまりよくないのは仕方ないし、リカバーしてポジションを取っていったけど前半の速い地点で脚を使って結果道中のポジション争いで後退して掛かってしまうと。この感じはやっぱりタフな馬場でタイトに流れている状況では難しかったかなというところ。それと、普通にジャパンカップで厳しい流れになったことによる反動面もあったのかもしれない。JCのレベルも考えるけど、宝塚では結構頑張っていることを考えるとちょっと甘くなりすぎやしね。

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