競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

ステイヤーズステークス 2019 予想:本命01オジュウチョウサン

time 2019/11/30

ステイヤーズステークス2019の予想

中山11R 芝内3600m
馬場想定:良、標準馬場想定

展開予想

 馬場はひとまず標準馬場を想定しておきたい。スローなら後半1000は59秒台前版~半ばぐらいは出る想定。展開予想だが、ひとまず内枠を引いたオジュウチョウサンがある程度主張して様子を見ながらの先行策だが前に馬を起きたいと言っている。これを外からベイビーステップが競っていってこれがどこまで主張するかな。この距離だしオジュウも無理はしない。ララエクラテールやモンドインテロあたりも今回はある程度前を狙ってくるかも。まあそれでも前半はそこまで上がらないだろう。中盤でもペースが上がってこないときにノリのレイホーロマンスやリッジマン蛯名といったところがどこまでペースを上げてくるか。基本的にはスローロンスパでポテンシャル戦を想定しておく。

予想

◎01オジュウチョウサン
○11アルバート
▲07レイホーロマンス
△02ヴァントシルム
△10リッジマン
3連複:◎軸○▲△×BOX
3連複:◎○軸▲△×流し
3連単F:◎○▲→◎○▲△→◎○▲△×

◎オジュウチョウサン

 ここはオジュウチョウサンで勝負したいかな。この馬の場合はやはりロンスパで後半のポテンシャル戦にさえなってしまえば高いレベルでも結構やれているというのは確か。

 やはり有馬記念は頑張っている。60.8-60.3と平均で流れていて12.2 – 11.6 – 11.8 – 11.8 – 12.2 – 12.9と後半5Fのロンスパで離れた番手からキセキを追いかけつつ3~4角で最短距離を通しながら追いかけてしぶとく踏ん張ってL2の地点ではミッキーロケットあたりと同じく踏ん張ってきた。L1では少し甘くなったものの相手も強かったしこの展開でマカヒキを撃破というのは悪くないはず。

 また高速馬場だった府中の南武特別では63.0-59.0と4秒の超超スローだったが11.5 – 11.5 – 11.6 – 12.2 – 11.6 – 11.7 – 11.9と向こう正面でジナンボーが捲ってくれたおかげで超ロンスパ7F戦。ここでしぶとく離れた3番手で立ち回って最後まで伸びてブラックプラチナムの追撃を振り切っている。高速馬場でも早めのスパートで流れればポテンシャルを発揮してきているのでその点でも問題ない。この距離なら楽に前を取れると思うし、ペースが遅くても向こう正面からの競馬になる可能性が高いのでそこまで速いラップを後半に要求されないだろうと。これならこの馬の持ち味は引き出せると思う。後は久々にミルコの強気の仕掛けが見たいね。

○アルバート

 相手は少し悩んだんだけど、このメンバー構成でアルバートかなという感じ。前走の京都大賞典の負け方がかなり悪くて気にはなるんだけど、基礎スピードがあるタイプではないので59.7-59.3と平均から12.4 – 11.7 – 11.6 – 11.5 – 12.1と4F戦だが後方で進めつつ向こう正面で外から押し上げながら入ったが3~4角でかなり外を回す羽目になったしそこで鞍上もほとんど追わずに後方まで下がっていった。まああの時点でたたき台だなと言う感じではあったし、前半ペースが速かったというのもある。

 やはりステイヤーズSといえばこの馬ではあって、直近だと一昨年になるが62.2-59.4と超スローから12.3 – 12.0 – 11.9 – 12.0 – 11.7 – 11.8のラップ推移、当時の強敵だったフェイムゲームを相手にこれを目標にしてラストで楽に突き放しての2馬身半。フェイムもかなりの強敵だったからね。ここに入れば実力的には間違いないが、やはり去年の秋から丸一年はまともに走れてないので、後は外厩仕上げを信じつつ追切も雰囲気が良かったのでこの馬を対抗にした。正直後は団子だと思う。

▲レイホーロマンス

 まず前提としてここ2走は適性不向きだったと見ている。距離というよりはどちらもスローペースでエリ女は62.8-58.5と超超スローからの12.3 – 11.6 – 11.5 – 11.4 – 11.7と4F戦を前のクロコスミアがじわっと引き上げて進めていく中で離れた番手がそれ以上に速いラップを連続する形で追いかけてという感じで4角で恐らく速いラップを要求された。その流れで広報馬群の中目から直線で伸びあぐねてL1までジリジリ。この馬にとってはトップスピードの質が足りなかったかなと。

 中山牝馬Sは8着だったが悪くはなくて、48.3-47.9と平均から11.5 – 12.4 – 12.2 – 11.4 – 11.9と5F勝負で後方から馬群の中を突っ込んでいく形になって結局進路確保で苦労し大外、そこからもジリジリでL2の再加速でお枯れ気味、L1までジリジリとなだれ込む形だったのでちょっと噛み合わなかったかなと。ただスローロンスパだった昨年小倉記念でも4着だし、割と後半で長く分散して良さが出るタイプだし、ノリなので3600mもあればどこかで展開の緩みを察知して動く可能性は高い。その辺も踏まえるとこのメンバー構成ならという感じはある。

△ヴァントシルム

 この枠の並びなら結構序盤から良い位置を取れそうかなと。この馬はそこまで使える脚が長いタイプと言うほどではないと思っていて、3走前の緑風Sも超高速馬場で60.4-58.6とかなりのスローから11.6 – 11.8 – 11.6 – 11.7 – 11.9と5F戦で離れた3列目で進めて前のタイセイトレイルらを追いかけながらL2ですっと伸びてここで一気に半馬身差ぐらいまで詰め、L1でねじ伏せたけどタイセイに最後はかなり踏ん張られていた。追いかけてくるL2地点は良かったし、恐らく目標を作って前目から抜け出す形が理想だと思う。その点では良いと思うし、丹頂Sは前半の位置取りが悪かったからね。その辺りを詰められれば。

△リッジマン

 まあ昨年のステイヤーズSを評価した。というか、この馬の場合はコテコテの長距離馬で、実は阪神大賞典でもペースが早かったんじゃないかと思っている。59.3-63.6-63.6と前半が速い中で中団で我慢してはいたが外から動く過程で明らかに動ききれなかったし最後もバテ気味だった。後半型の競馬だったステイヤーズSが63.1-59.4と超超スローで11.6 – 11.7 – 11.8 – 11.7 – 12.6と5Fのロンスパでしっかりと好位の外から正攻法でねじ伏せてきた。前半ゆったり入れればという感じはあるのでこの距離で開幕週、あまり前後半でバランス的に前半が早くならなければだし、中盤も息は入るだろうと。思ったより人気が落ちないのが難儀だし昨年のステイヤーズSはレベルが疑問なので…それでも3600なら押さえは必要。

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