競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

凱旋門賞 2019 レース回顧・結果:ヴァルトガイスト、日本馬の夢、エネイブル3連覇の夢を打ち砕く乾坤一擲の末脚で頂点!

time 2019/10/07

凱旋門賞2019のレース回顧・結果

パリロンシャン芝2400m重
2:31.99 62.71-64.20 H^2
87.79(FA12.54)-24.80(FA12.40)-13.55-12.54-13.31
1:27.79-1:52.59-2:06.14-2:18.68-2:31.99

展開分析・総評

 フィエールマンはこの馬場で前行っちゃうか…という感じだし、日本馬はちょっと難しい馬場、展開ではあったと思う。ひとまずいえるのは、展開は想定通りに近かった。恐らくバランス的にはハイになるだろうと思っていて、その中で消耗して後半は減速基調から一足を使える馬がいいなというイメージではあったので、その点で展開分析そのものは多分想定の真ん中付近にある。時計も大体こんなもんで、13秒台のラップを後半は踏むだろうと。後はもうちょい個体の馬の分析ができればというところで、ヴァルトガイストはちょっと舐めてたというところ。

 ざっくりとした展開で言えば後ろからの競馬になったとしてもやはりある程度前半で消耗していると思うし、純粋にこういった競馬に強くないと難しい。日本馬ではやはり菊花賞でそれなりにやれたキセキがマシだったがマシだったというレベル。欧州の道悪は本当に消耗するし、その中でトップレベルはL2で加速できている。こういった本質的なスタミナ面はヨーロピアンにはかなわないかもしれない。今年に関しては日本馬は天気を恨むしかないかもなあ。とりあえず上位勢と武豊騎乗のソフトライト、日本馬を軽く見て行きたいと思う。しかしヴァルトガイストが勝つとは…本当に個人的には一番何とも言い難い馬が勝っちゃったなあという感じがする。でもこういうのも競馬なんだよなあ…。

1着ヴァルトガイスト(ブドー)

 3番枠からまずまずのスタートを切ってひとまずは様子を見ながらフィエールマンの後ろで様子を見つつ入っていく。前半は流れている中で割とポジションを取って進めていくが、最終的には中団の内目で収まる。ペースが速かった中で徐々にではあるがポジションを下げて入れたのも良かったか。3角の下りで一つ外に出しながらブラストワンピースの後ろで進め、そのまま仕掛けを待つ。フォルスに入ってきてブラストの内に入り込んで楽な手ごたえで直線に入ってくる。序盤で追い出されるがここではまだ進路が確実ではない。途中で中目のエネイブルの直後を狙ったが急に外に誘導、そこからの伸びが良く最後までしぶとく伸びて抜け出していたエネイブルを強襲、乾坤一擲の末脚で3連覇を阻んだ。

 う~ん…って声が出てしまったけど、この馬のイメージとちょっと違ったかな。正直あまり前半から流れない方が良いかなと思ったんだけどね。去年のBCターフでもハイペースの流れで突き放されていたし、キングジョージも流れた中でエネイブルやクリスタルオーシャンに完敗したわけで、正直ヴァルトガイストがここでなんで来てしまったのか?と言われると本当によくわからん、としか言いようがない。ただ、敢えて言えば前半スタートが良くそこから無理せず控えたことでかなりのハイペースの流れにそこまで巻き込まれなかったというのはあるのかなと。やはり前目の馬にはしんどい競馬になっているし、そこで無理をしなかったのが良かったのかなあ…。ノムさんも不思議の勝ちあり(不思議の負けはないという対の言葉ではあるが)とは言ってるけど、本当にこれは不思議の勝ちなんじゃないかな。正直ここでヴァルトガイストは難しいわ…。

2着エネイブル(デットーリ)

 まずまずのスタートを切って無理はせず、マジカルを行かせるような感じで序盤は入っていくが、ある程度促しながらの追走でマジカルを目標にしながら好位の外という競馬を選択する。3角の下りではマジカルからは少し離れた好位3列目、単独に近い形で進めてここで息を入れる。そのままフィエールマンが少し下がってきたのでフォルスでその外から楽な感じで進めつつマジカルを目標にしながら仕掛けを待つ。直線に入ってきた段階で2列目でまだマジカルをラビット的に使いながら外に出してL2の加速でしっかりと先頭に立つ。L1で内に切り込んで3連覇まであと少し、というところでダークホースのヴァルトガイストに差し切られた。

 フランキーも人間だなと感じた一戦ではあるかな。個人的にエネイブルは前半からあんまり促す必要がない馬だと思っていてそれはやはりゲートが上手くポジショニングが上手い、二の足がすっとつくタイプというのがあったと思う。これ映像で見たときに、ゲートから、あれ?思ったよりデットーリの手が動いているなというのが率直な感想だった。デットーリとしても思ったより進んでいかないから恐らく促したんだろうけど、逆に言えばエネイブルが進んでいかないなら序盤から激しいという判断ができるチャンスでもあったと思うんだよね。キングジョージみたいに序盤でしっかりとペース判断ができれば前半であそこにつけるという選択に縛られなかったと思う。多分マジカルを標的にするのが楽だったという判断だと思うし、実際それはある種正しいと思うが、それでもこれだけの重馬場でとなった時にちょっと前半から入りすぎたかなと。そしてそれを途中で感じたので3角下りから少し息を入れる選択を取ったのかなという感じ。結果的に見てもやはりちょっと前に行きすぎているし、最序盤で察知できれば違ったかもしれないね。

 エネイブル自体はやっぱ凄いんよ。結局前半前目で入って粘っているのはエネイブルぐらいなので。マジカルはやはり甘くなったし、ガイヤース、フィエールマンは失速しているし。エネイブルですらちょっと速かったかもしれないが、それでもL2で加速して脚を使えているように消耗戦にも強いし崩れない。ここまで安定するからずっと勝ち続けてきたんだけど、流石に今回は乾坤一擲のヴァルトガイストの末脚にどうにもならなかった。フランキーもこれまで神がかってきたけど、今回は人間だったかな。それでも十分エネイブルの強さを信じての騎乗ではあるし悪いわけではないんだけどね。

3着ソットサス(C.デムーロ)

 五分のスタート、そこから様子を見ながらで外のフィエールマンが先行したのでそれを行かせて2列目内で様子を見つつ、外からガイヤースが切ってきて前を取ったので最終的には3列目の内。そこから3角までの長い直線で3列目の内をキープしながら進めていく。ただ途中で速いと感じたか、2列目をあまり追いかけずに進めて外からエネイブルが来たのでこれを行かせるような感じで4列目に下がる。そこからエネイブルの一列後ろの内内でロスなく進め、フォルスでも我慢しながらエネイブルをマークしながら上手くポジションを上げて直線に入ってくる。序盤で追い出されるがエネイブルが追い出されると一気に離されて逆に外からジャパンの強襲を受ける形。これはL1で退けるが、外からヴァルトガイストに交わされ、エネイブルとの差も最後に少し詰めるが3着完敗。

 序盤はフィエールマンの後ろから進めて3列目で良いという判断だったと思うが、速いと判断して途中でエネイブルを前に入れる選択を取ってきた。ここで脚を残せたというのもあると思うが、実はフランスダービーそのものは2100mとはいえハイペースの中での鋭さを見せていたというのはある。道悪適性も高かった馬ではあるので2400で消耗戦となった中でも対応できる要素は見せていたのかなと。ただこれでもエネイブルには完敗だったので何とも言い難い。

4着ジャパン(ムーア)

 出負けして序盤の位置取りが悪くなる。ただ結果的に超ハイに近い流れの中で前半は温存しながらエネイブルを追いかけるのをあきらめて後方外目で進めていく。そのまま道中も無理はせずに後方列の外目でヴァルトガイストの後ろで結果的にも良い位置を取ってフォルス。ここで外に出して先に追い上げ態勢を取って直線に入ってくる。中団外からすっと伸びてきてL2の地点ではソットサスの外から伸びかけるが思ったより早く甘くなると、最後は伸びあぐねて4着まで。

 ムーアにしては思い切った勝負の仕掛けだったかなとは思う。正直本命にしたけど騎乗に関しては文句の付け所はないかな。出し切ってほしいというイメージでいて、出し切ろうとしたら甘くなったんだからこちらの見立てが甘かったということだと思う。馬自体良いと思ったんだけど、やっぱりここまでずぶずぶの重馬場になって超ハイとなると難しかったかな。ソットサスみたいに重ではないがフランスダービーでタイトな流れを経験していたというのも差としてはあったのかもしれんし。パリ大賞典もある程度流れたといってもややスローの範囲だからなあ。ここまで消耗してとなると…まあそれでも素質はあったと思うしこればかりは仕方がないかな。3歳馬でラップの出ない英国中心の馬だとなかなか判断し切るのは難しい。

6着ソフトライト(武豊)

 出遅れて最後方からだがこれはいつものこと。道中も最後方から一頭交わして後方2番手でロスなく進める選択を取る。3角の下りで徐々にポジションを上げつつ、近くにジャパンがいたのでその後ろを取りながら上手くフォルスで壁を作りつつ外に出る。前のジャパンが速めに抜け出していく中でジリジリと伸びずばてずばてた馬を交わしてくる。最後はマジカルを拾うところまではいかず、6着まで。

 ジャパンの後ろで一瞬連れられてくるかな?と思ったが直線で加速するところで置かれたし、L1の伸びも足りなかった。ジャパンとの比較で見ても妥当なので仕方がないかなあ。やっぱりあそこまで出遅れちゃうと難しいわ。今回は取りつくタイミングもなく前半から途中までほぼ流れっぱなしだったしL3でラップが落ちたのを除けば厳しいパワー型の基礎スピードが求められた。バテ差しでと思ったけど、こうやって見るとやっぱり力が足りなかったかな…。ただ地味に日本関係の最先着馬ではある(ジャパンは関係ない)。人気以上の結果は出したわけだしね。

7着キセキ(スミヨン)

 ゲートが悪く、当初の先方がどうだったかはわからないが中団からの競馬を選択する。道中も中団馬群の中目でハイペースの流れにそこまで無理のない範囲で進めて最終的には後方内目を狙う。3~4角でも中団の内目で我慢しながらソットサスの後ろを通しつつフォルスで外を意識しながら下がってきたフィエールマンを交わして直線。序盤で追い出されるが反応がない。上位勢が伸びていく中で下がっていく形。最後は6着のソフトライトからは大きく離されての7着完敗だった。

 シンプルに言えばキセキですらこれ、というのが欧州の道悪の現実だと思うんだよね。辛うじて競馬になっていたけど、直線に入って加速する余力はなかったし、完敗だったと思う。このレベルでも欧州の道悪で勝負するというのは本当に難しいね。雨が降って道悪になるようなら取り消しするのもクレバーな選択かもしれんよ。この後の影響が無ければいいけど。というかそれに関してはブラストとフィエールマンの方が心配だが。

11着ブラストワンピース(川田)

 まずまずのスタート、序盤窮屈になるが弾き返して先行争いの中に入って2列目付近。ただこの辺りから流石に速いと感じたか、外からきたガイヤースが切り込んできたのを機に少しずつ下げていく。3角の下りの地点ではエネイブルを前に入れて4列目の外で進めていく形。フォルスに入る前から手が動いていてかなり苦労も何とかくらいつくが、直線前半でどうしようもなく、追われていたがブービー。

 ひとまずお疲れ様。この条件では並の日本馬では難しいわ。走ってきた芝の条件が違うよ。ここまで雨の影響を受けると札幌の洋芝とか全然レベルが違う。その中でハイペースについていく形になってしまったからね。まあ後ろで温存したとして…だけど。まあ、ちょっと今回は条件が悪すぎたね。

12着フィエールマン(ルメール)

 まずまずのスタートを切って押して内からハナを主張するという奇策。外から切ってくるガイヤースをある程度当てにしながらだが2列目ポケットの位置はしっかりと確保する。ただ前半からかなりのハイペースの流れに扇動する形となり、その流れにもろに乗ってしまう。3角下りぐらいではコントロールしながら進めてガイヤースの直後で進めていたが、この辺りからちょっとしんどくなったか置かれ始めて前にスペースが生まれる。フォルスで底から促して合図も送っているが反応なくジリジリ後退を始める。直線入りではもう鞍上も諦めていて軽く鞭は打ったが最後は流していた。

 う~ん…まあルメール的には凱旋門賞で勝つには2列目ポケットで直線でオープンストレッチの内を取れれる最高の位置を狙ったんだと思う。その奇策の逃げの手(外からガイヤースが切ってくる前提)が結果として思ったよりも全体のペースを引き上げる形になったと思うし、ましてここまで力の要る馬場になってしまうと…というところかな。良馬場ならこの戦法が嵌った可能性はあるので理解はするけど、結果的に見てもオーバーペース過ぎたと思う。バランス的にかなりタフな馬場だったし、日本馬ではこういう馬場で消耗戦で粘りこむのは難しいわ。

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