競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

桜花賞 2019 出走予定馬:シェーングランツ&武豊騎手想定

time 2019/04/02

桜花賞 2019 出走予定馬:シェーングランツ&武豊騎手想定

第79回 桜花賞(GI)出走予定馬展望

日程:2019年4月7日(日)
コース:阪神芝外1600m

予想用・出走予定馬一覧

シェーングランツ(武豊騎手想定)

 昨年秋の府中ではアルテミスステークスで重賞初制覇となったシェーングランツが桜花賞に出走予定だ。阪神マイルでは阪神ジュベナイルフィリーズ、チューリップ賞ともにやや物足りないパフォーマンスだけに、本番でどこまで戦えるか。ドバイでも存在感を見せた名手武豊の騎乗にも注目だ。

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 アルテミスSは中弛みの展開に乗じて上手く前半脚を温存しながら進められたことが大きい。比較的まともな流れになったここ2走ではそもそもの決め手の絶対量でちょっと足りないなという感じなので、何かしら追い風が必要かな。地力では最上位相手に普通に見劣っていると思う。

アルテミスS(GIII)1着

東京芝1600m良 15頭2枠3番
1:33.7 46.2-47.5 H^1
12.3 – 10.4 – 11.2 – 12.3 – 12.5 – 11.8 – 11.4 – 11.8

 3走前のアルテミスS勝ちから振り返る。まあこのレースが典型的な中弛みの一戦で、前半が速く中盤が遅く後半が速いという競馬。3~4角で12.3-12.5とかなり落ちていて、前半3Fが33.9(FA11.3)と比べても後半3Fの35.0(FA11.67)t比べても明確に遅い。このケースは何度も言っているが前半速いところで脚を残して中盤で無理なく取りつく形がそのままスピードに乗って直線に入りやすいので有利になりやすい。

 3番枠から出負けして少し狭くなったのもあるが追走に苦労、後方2番手からの競馬となる。そこから内のスペースを狙いつつ徐々に取りつくがまだ後方。3~4角で前が急激にペースダウンする中で馬群が凝縮、ここで中目から取りつきながら直線で上手く外まで持っていく。序盤でそこから追い出されるがさすがに反応はイマイチ。それでもL2辺りから伸び始めるとL1までグンと伸び続けてビーチサンバを捕え切っての勝利。

 前の馬にとっては前半は基礎スピードを問われる流れだったわけで、こちらは出負けしたことでその流れに乗らずに済んだのは一つ大きかった。またそれだけならまだしもペースダウンが急激だったことで4角で馬群が凝縮したし直線に入った段階で前との差は小さくなっていた。外から中弛みで押し上げるところまでは行ってなかったしロスなく直線で外に出してからの追い出しだったのでその分遅れたが、他がしんどくなったのもあって強烈な見た目の末脚を引き出せたと思う。ここまで鮮やかに差し切れたのは展開が嵌った面が大きいと思っているが。

阪神JF(GI)4着

阪神芝外1600m良 18頭2枠4番
1:34.4(+0.3) 47.0-47.1 M
12.2 – 10.7 – 11.9 – 12.2 – 12.1 – 11.0 – 11.8 – 12.2

 2走前の阪神JFでは上位2頭はともかくとしても、アルテミスSで差し切ったビーチサンバに先着を許す形となっている。ペースは平均でここでも少し緩んではいるがアルテミスSほど極端ではない。L3最速でTS持続を問われつつもラストはやや失速気味。その流れでジリジリとは来ていたが…という感じだった。

 4番枠から五分のスタート、そこから少し下がるような感じで中団やや後方、最終的には下げ切って後方内目で3角に入っていく。3~4角でも後方の内目でジッと我慢、4角で後方中目から外に誘導しつつ直線。序盤で中目を割って外に誘導、上手くダノン・クロノの直後をとって後は追うだけ、最後も前2頭との差もじわっと詰めたがそれでも4着完敗。

 まあここは後方から直線で少し進路どりで手こずった面もあった。それでもL1までジリジリとした伸びだったし、普通にビーチサンバに完敗しているのでこの辺りを踏まえてもアルテミスSは基礎スピード面での苦労が逆に極端な中弛みで解消された状況だったと考えるべきかなと。悪くはないんだがワンパンチ足りない。

チューリップ賞(GIII)5着

阪神芝外1600m良 13頭5枠6番
1:34.6(+0.5) 47.8-46.3 S^1
12.7 – 11.1 – 11.7 – 12.3 – 12.1 – 11.3 – 11.0 – 11.9

 前走のチューリップ賞はさらに悲観する内容だったと思う。たたき台というのはあったにせよ、ここまで伸びが地味となると話は変わってくる。ペースは1.5でスロー、中前半からそれなりに緩く各馬が余力を持てた状態で直線勝負。L2最速で11.0とここ3走でみても一段階速いラップを要求されている点に注目すべきか。

 6番枠からまずまずのスタートを切って進めていくが、促しつつもあまり前に行けず、コントロールしながら中団から後方へ、という競馬となる。道中もスローの流れの中で前にドナウデルタを見ながら目標に進めていく。3~4角でドナウの後ろから促し、4角では手が動いて直線もちょっと置かれる。最速地点で明らかに伸びあぐねてジリジリとした感じから徐々に前との差を詰めるが、L1で外のシゲルピンクダイヤに手応えで見劣りなだれ込むだけの5着完敗となった。

 叩き台で物足りないということは結構あるが、このレベルまで来るとさすがに不満。勝ったダノンファンタジーは別としても、別路線の馬に決め手の質量でともに見劣ってしまっているからね。この辺からもあまりペースが落ち着いてしまって全体が余力を持った状態ではこの馬としてはトップスピードの質的に足りない可能性が高い。L2で明らかに置かれていたのは結構衝撃だったからね。休み明けというだけではちょっと説明できないほどだったと思う。

桜花賞2019への展望

 今のところ高いレベルでマイルでとなると、平均で単調に流れれば基礎スピード面で難しい。かといってスローで落ち着けばトップスピードの質で見劣るし、それを覆すほどのTS持続力があるわけでもない。アルテミスSはデンコウアンジュがメジャーエンブレムを差すこともあるように、中弛みでトリッキーな展開になることが多いので、あまりあれを参考にしすぎないほうが良いだろう。それぐらいこの馬が勝ったアルテミスステークスは特殊だったと思う。

 後は相手関係でどこまで食い込めるか。個人的にはビーチサンバにはJFで逆転されている通りだと思っていて、少なくともJF上位3頭は手ごわいのでそれ以上は難しいかなと思っている。となると馬券的には買えない、ということになる。もちろん最内を立ち回って上手く嵌れば3着ぐらいはとか、アルテミスSみたいに3~4角でなぜか前が急激に減速して中弛みで押し上げて直線に入れれば、とかかなり特殊な状況になれば…とも思うがそれは他の馬にも言えることだしね。いろいろ考えても期待値が薄いように感じるけどね。この馬は前がしんどくなったりトリッキーな展開になったところで相対的に脚を残していたので差し切れる感じ。絶対的な決め手勝負では分が悪いかな。

買い方を見ると本質が分かりました。
総評は頭数により攻め守りをうまく変化させてきます。

TAZUNA 検証結果
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的中率 ★★★★☆
回収率 ★★★★★
無料幅 ★★★★☆
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コチラ3月末時点の個人的評価です。
理由は以下に記載しておきます。

【伏竜ステークス】
1着デアフルーグ   1人気
2着マスターフェンサー3人気
3着ラインカリーナ  6人気
馬単3点的中回収率300%。。デアフルーグ×マスターフェンサー!
デアフルーグの稲妻のような走りは圧巻でしたね。力強かったです。3連系にせず、あえての馬単で張るあたりは好みの買い方です。頭数少なく3着が見えにくいレースでしたので無難でしたね。



【船橋ステークス】
人気馬取消でライトオンキューに注目が集まる中、そのまま1着というのも凄かった!が!
まさかのオデュッセウス11人気2着。 馬体重が1頭だけプラス16kg。。。これはないな!11番人気からの好走2着!それを3連単で的中させてるのが・・・さすが!という感じです。 取消とかも関係ない圧巻の買い目でした。



個人的にはこういうレースを的中させてるのは馬を見る眼がある!と感じちゃいます。
伏竜ステークスは8頭立てで3着が見えないが、デアフルーグは絶対の自信のため馬単。
でも船橋ステークスはメインでもあるので16点勝負で少し広く構えて3連系。かつフレッチアが1頭取消になりながらもブレずにオデュッセウス11人気的中させてきたのであっぱれですね。 なかなか気づきにくい部分ですが、ある程度玄人の方でも楽しめるサイトのような気もしてます。
馬単3点勝負1500円推奨デアフルーグ1頭勝負みたいな買い方はお気に入りです。
サイトもおしゃれで高評価です。あとは週末の無料情報もワイド買い目、重賞情報もオススメできるのではじめての方はまずはコチラもチェックしてみてください!
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何悪。分析note2023



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