競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

クイーンカップ 2019 予想:本命09クロノジェネシス

time 2019/02/08

クイーンカップ2019の予想

東京11R 芝1600m
馬場想定:良、高速馬場想定

展開予想

 金曜正午の段階で良だが雨の影響は少しある。ただそれでもこの時期としては軽いので普通に高速馬場とみておきたい。

 展開予想だが、ここはジョディーがハナを主張、内からマドラスチェックが2列目ポケットを狙うというところまではいいと思う。外から何が行くかで、クロノジェネシスはゲートがよければ普通に2列目ぐらいはあり得るが、北村友一なのでへたれて中団~後方もあり得る。まあスローは確定的じゃないかな。引き上げていくような意識の騎手が少ないし。

予想

◎09クロノジェネシス
○07カレンブーケドール
△01マドラスチェック
△06ビーチサンバ
3連複◎軸〇△BOX
3連単F◎〇→◎〇△→◎○△

◎クロノジェネシス

 ここは馬の能力差で何とかなる範囲だと見た。ここが本番ではないと思うが、府中の決め手勝負では後半の3要素すべてで抜けているし、北村友一の弱点である動き出しの遅さはこの馬の武器であるギアチェンジで問題なくフォローできる。アイビーSでも50.0-45.7と超超スローからの12.9 – 12.3 – 11.3 – 11.0 – 11.1と3F勝負で少し離れた好位から鋭く伸びてL2で伸びてきてL1で突き抜けた。L2では推定で10.7ぐらいの足を使えていると見ていて、しかもL3の地点で進路取りで迷いが生じての、これ。ルメールが乗ったら凄く化けそうな馬なんだが、北村友一が下手を打ってもやれてしまうぐらいには素材が違う。

 前走の阪神JFではそんなこの馬が負けるにはどうすればいいか、で出遅れて47.0-47.1と流れた中で12.2 – 12.1 – 11.0 – 11.8 – 12.2とL3最速4各地点で大外から押し上げて、それでも最後までTS持続力で頑張って2着にきちゃった。ダノンファンタジーには負けはしたが、よくこれだけ鞍上に足を引っ張られて強い競馬ができるなというぐらいには強い。北村友一というハンデをつけて馬を強くしたいのかと思うぐらいにはなかなかに下手。

 正直これ以上足を引っ張るイメージが沸かないし、ある意味その想像を超えて来たら北村友一がすごい。府中のマイルだと一番後ろから仕掛け遅れる、ぐらいをかまして来ればわからないが、中団ぐらいで団子で後半の決めて勝負では好メンバーでも一枚上だと思う。鞍上が北村友一のままなら桜花賞まで、ルメールあたりに乗り替わればオークスまではこの馬と心中していいと思うぐらいには能力が高いと思う。正直に言えばここは負けてほしくない。

〇カレンブーケドール

 相手はこの馬を選択した。可能性があるとすれば、前目で出し抜くかクロノジェネシスを差す可能性がある馬、ということを考えて後者をとった。前目の出し抜きだとせいぜいジョディーぐらいだが、ジョディーはこのクラスでは明らかにTS持続で物足りないし、マドラスチェックは大野なので内目で包まれて直線ヨーイドンのリスクがある。前走の感じだと怪しい。それならクロノの後ろでマークしながらの戸崎競馬で、3F勝負で出し切れればのカレンをとなった。

 内枠だと微妙だと思っていたけど、新馬戦がよくて50.4-47.1と超スローからの12.9 – 13.1 – 11.8 – 11.2 – 11.0とL1最速でここでしぶとく伸びてダノンキングリーに決定的に詰めてきた。10秒台は間違いないわけで、かなり切れたがL3も含めて11秒前半を使い続けてのL1最速なので全く底を見せなかった。この馬は後半特化でトップスピードに乗せきって惰性でどこまでも伸びていくタイプかもしれない。クロノは後半3要素が非常に高いレベルにあるが、TS持続は前走で出遅れで大外とはいえダノンファンタジーを差せなかった。このカレンブーケドールはスローで後半勝負に特化して出し切れれば差せるチャンスはある。戸崎なのでこちらも踏み遅れのリスクはあるが外枠なら。

△ビーチサンバ

 ゲートが安定しないのでそのあたりをどう考えるか。福永に替わった前走が悪くなかったので前目で受けられればというところはある。ただそれでも前走の阪神JFでは47.0-47.1と平均からの12.2 – 12.1 – 11.0 – 11.8 – 12.2と後半のTS持続戦でちょうどいい中団の位置で進めながらも決め手で見劣りL2の地点でダノンとクロノにかわされてしまったからね。決め手の質という点では一枚見劣ると思う。新馬がどすろーの上がり勝負で最速ラップ10.7はなかなかだが、当日の馬場とレースレベルを考えてもまだ何とも。面白い馬もいるのでこの評価に。

△マドラスチェック

 有力馬の鞍上が下手を打てば浮上する。個人的には逃げてほしいと思っているし、そうなればチャンスはもう一段大きくなると思う。機動力は高いほうだが前走の赤松賞では12.4 – 12.2 – 11.4 – 11.1 – 11.6とギアチェンジが問われた中で2列目のポケットから少し反応面で苦労していた。対応はできていたが、ジョディーをとらえきれなかったしその辺は不満。新馬戦で逃げて要所で加速して結果を出しているし、逃げの手を取れれば面白い。まあ2列目勢でも外目の有力馬が早めにとりついてきて前が早めの仕掛けになればとは思うが。

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