競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

菊花賞 2018 出走予定馬:エポカドーロ&戸崎騎手想定

time 2018/10/15

菊花賞 2018 出走予定馬:エポカドーロ&戸崎騎手想定

第79回 菊花賞(GI)出走予定馬展望

日程:2018年10月21日()
コース:京都芝外3000m

予想用・出走予定馬一覧

エポカドーロ(戸崎騎手想定)

皐月賞では同世代の頂点を印象付ける横綱競馬で抜け出し完勝、ダービーでも2着と春は主役だったエポカドーロが菊花賞に出走予定だ。前哨戦の神戸新聞杯では出負けが響いて4着と悔しい結果となったが、これを糧に菊の大舞台では当然いつもの競馬を取り戻してくれるはずだ。皐月賞・菊花賞変則2冠に向けて、いざゆかん。

菊花賞に向けてを考えると前走の神戸新聞杯でああいう形を経験したのは良かったかなと思う。いずれにせよあの位置からではなかなか決め手勝負で優位には立てないなと。ただし、この馬は皐月賞がそうだったけどあまり速いラップを要求されないほうがいいとも思うし、その点では今の淀の3000は面白いんじゃないかな。

皐月賞(GI)1着

中山芝内2000m良 16頭4枠7番
2:00.8 59.2-61.6 H^2
12.6-11.0-11.9-11.5-12.2-11.9-12.4-12.4-12.7-12.2

まずは何と言っても皐月賞でしょう。この時は名目ペースは前述の通り2.4とかなりのハイになるが、これは前3頭がかなりやりあってのもので、離れた4番手で進めていたこの馬の位置で大体61秒半ばぐらい。なのでおそらくスローロンスパに近い形になっていると思う。その中で楽に抜け出した。

7番枠からまずまずのスタートから楽に先行争いの流れに乗ってそこからブレーキ気味で2列目に下げて前3頭を行かせて実質スローにコントロール。道中も前3頭だけハイ、という流れでこちらはスローで実質的に逃げているような競馬でコントロール。しっかりと折り合って3角へ。3~4角でもまだ無理はせず仕掛けを待ちつつもじわっと差を詰めて直線。序盤で5~6馬身差ぐらいあったがそれを一気に伸びて差を詰めて1馬身半差ぐらい。L1できっちりと抜け出して後続の追撃は全く寄せ付けず圧倒した。

3~4角でも差を詰めていたと思うし、L2で相当切れたように見えるけど前が12.7と減速している地点だったので目立っただけで、恐らくL5辺りからじわっと差を詰めてそのまま維持してきた形のポテンシャル戦に近いかな。L3-2辺りで11秒半ばを続けて踏んでいるイメージ。あの位置でレースを支配して、しっかりと長く脚を使って最後まで誰も来なかったわけで、こういうポテンシャル戦が合っているし、基礎スピードも持っていてコントロールできる器用さがあるので距離が延びても心配は全くないと思っている。

日本ダービー(GI)2着

東京芝2400m良 18頭6枠12番
2:23.7(+0.1) 60.8-58.3 S^2
12.7-11.0-12.3-12.4-12.4-12.3-12.2-12.0-11.7-11.2-11.2-12.2

前走の日本ダービーでは2.5と超スローに肉薄する流れの中で逃げてかなり際どいところまで踏ん張った。流石にL1ではワグネリアンの脚色に見劣ったが。4F戦で一瞬出し抜いて逃げ切るか?という競馬はしてみせた。基本的には2.5で超スローに肉薄、4FのTS持続戦というところ。

12番枠からまずまずのスタート、そこから楽にハナを取り切って主導権。道中も逃げてジェネラーレウーノら先行勢のプレッシャーを受けながらもペースをスローにコントロールして3角まで。3~4角でも後続の仕掛けを待ちながら手綱を持った感じで直線へ。序盤でしぶとく粘って半馬身差ほどの差。L2でもしぶとく踏ん張って後続の追撃を踏ん張るも、L1でワグネリアンに差されてしまう。それでもL1までしぶとく踏ん張って2着を確保した。

ここでは逃げてレースの主導権を握りながら4F戦に分散しながらしぶとく踏ん張った形。ただ、府中の良馬場なので、分散しながらでもある程度速いラップを要求された形になるが、それでもしぶとくL1まで踏ん張って3着争いには呑まれず、単独の2着を確保した辺り、前目からしっかりとTS持続力を引き出せたのは高く評価したい材料かな。前半の速い段階でハナを切って主導権をとれたし、そこからコントロールしてレースを支配できるのは強みだろう。前目で長く脚を使えるのは菊花賞でも武器になる。

神戸新聞杯(GII)4着

阪神芝外2400m 10頭7枠8番
2:26.1(+0.5) 61.9-58.7 S^3
13.0-11.2-12.5-12.5-12.7-12.5-12.5-12.3-11.8-11.2-11.3-12.1

前走の神戸新聞杯ではこの馬らしからぬ出負けを喫して後ろからの競馬になった。その分ラストまでそれなりには伸びていたものの、この馬のいつものポジションではないところからの競馬になったので伸びあぐねた。ペースは61.9-58.7と3.2と超スローからの12.5-12.3-11.8-11.2-11.3-12.1とL3最速の流れで後方外からの競馬では難しい。

8番枠からやや出負けして外の馬も内に切り込んできて後方からの競馬となってしまう。道中も後方3番手ぐらいで内目を立ち回りながら3角。3~4角でも後方外からワグネリアンの後ろをとって直線で外。序盤でしぶとく伸びて3列目ぐらいまで上がってくる。しかしL1で伸びあぐねて上位3頭から離れた4着までだった。

後ろからの競馬になったが直線序盤の反応自体は良かったと思う。ただ、ワグネリアンの後ろから末脚勝負でどうこう、というレベルではなかったというだけに話で、出遅れたのがタイプ的に響いたのは間違いないだろう。本来なら基礎スピードを持っていてある程度流れても対応できるのが、出負けしてあの位置からの競馬にならざるを得なかった。こういう形になると難しいが、しっかりと皐月賞やダービーのように前で受けられれば、特に淀の長丁場では違ってくるはず。

菊花賞2018への展望

基本的には皐月賞や小倉2000で強かったあすなろ賞のイメージで、前半ポジションを取りながらもしっかりとペースをコントロールして全体を支配してくるイメージ。そこまでTS持続が高いわけではないが、ダービーのように先頭の位置から長くTS持続を引き出す、或いは皐月賞のように4番手で進めて長くポテンシャルを引き出せるのが強みだろう。神戸新聞杯で4着に崩れたのは本来なら前半にポジションをとれる立場のはずが、後方で進めて後方から末脚の絶対量で勝負する形になったのが響いている。基礎スピードが高く、ペースを引き上げながらも中団でしっかりとギアを落とすことができるし、力の要る馬場では皐月賞のようにペースをコントロールしながら後半のロンスパで後続を寄せ付けないという競馬ができている。菊花賞で必要な前半の最低限の基礎スピード面だけでなく、ギアを落として息を入れて再度加速してロンスパという競馬ができるのはかなりいい材料だろう。神戸新聞杯では後ろからの競馬になったのが痛かったし、皐月賞・ダービーのように有力馬の中で一番前を取りながらコーナーで後続に脚を使わせるのが基本的にはこの馬のスタンスになる。京都の3000でもそういう競馬ができればというところかな。皐月賞が強かったし、ダービーではTS持続でワグネリアンに差されたとはいえエタリオウやコズミックフォース、捌くのに苦労したとはいえブラストワンピースを撃破しているのは立派。今の段階では出負けしなければポテンシャル面は皐月賞からもトップクラスだし、ギアの上げ下げも上手い以上は強く狙っても損はないかなと。今の段階ではまだ何ともだが、本命候補の一頭として考えておきたい。

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