競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

京都大賞典 2018 出走予定馬:シュヴァルグラン&福永騎手想定

time 2018/10/03

京都大賞典 2018 出走予定馬:シュヴァルグラン&福永騎手想定

第53回 京都大賞典(GII)出走予定馬展望

日程:2018年10月8日()
コース:京都芝外2400m

予想用・出走予定馬一覧

シュヴァルグラン(福永騎手想定)

昨年のジャパンカップでキタサンブラックを撃破し悲願の戴冠を果たしたシュヴァルグランが京都大賞典に出走予定だ。今年は天皇賞春でも2着と強さを証明、秋はもちろん2つ目、それ以上のGIタイトル奪取が目標となる。GIタイトルを得た2400mの距離から、秋王道の一歩目を確かに進め。

昨年の京都大賞典でも3着だがかなり強い競馬だったし、JCは言うまでもない。今年も大阪杯は距離不足だったし、三浦もいまいちだった。現状のパフォーマンスで考えるとやはり中心の一頭。あとはウインテンダネスら新興勢力との比較となるか。

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ジャパンカップ(GI)1着

東京芝2400m良 17頭1枠1番
2:23.7 60.2-59.1 S^1
13.0-11.2-12.1-12.1-11.8-12.1-12.3-12.2-11.8-11.3-11.8-12.0

昨年キタサンブラックを破っての勝利となったジャパンカップから。東京2400m戦でペースは1.1とややスロー、そこからの4F戦でL3最速とTS持続でも4Fで分散されていてトップスピードの質はあまり問われなかった。馬場も極端な高速馬場ではなかった。

1番枠からまずまずのスタートを切ってそこから無理せず楽に好位の内を確保していく。道中も好位3列目の内で進めてギニョールの後ろで前にスペースを置きつつ3角。3~4角で最内でじっと我慢、徐々にキタサンがペースを引き上げる中でロスなく立ち回って直線で完璧に進路をとる。序盤でキタサンの後ろからすぐに2列目まで上がるがキタサンが手ごわく1馬身ちょっとの差。L2辺りでようやく脚色で優位性を見せ始めると、L1でしっかりと抜け出し外からレイデオロがジリッと伸びてくるも1馬身ちょっとの差をキープしての完勝だった。

まあこれ以上ないぐらい完璧に嵌ったのは間違いない。枠が良かったしゲートや二の足が高いレベルで改善されたのもあるんだが、それでも3~4角で最内から直線でスッとキタサンの後ろという競馬ができたわけで、完璧といっていい。当時のレイデオロの方が内容的にはきつい競馬をしているとは思うが、まあそれでも同じ内枠からしっかりと先行できたゲート・二の足といったところがこの馬の良さに繋がってきたのかなと。

大阪杯(GI)13着

阪神芝内2000m良 16頭2枠4番
1:59.7(+1.5) 61.1-57.1 S^4
12.8-11.3-12.4-12.4-12.2-11.8-11.2-11.1-11.4-11.6

その後有馬記念でも3着と力を示したが、今年初戦となった大阪杯では13着と初めての二桁着順に沈んだ。ペースは4.0で超超スロー、ラップ推移的にみてもスワーヴが仕掛けて一気にペースが上がりL3最速11.1。5Fで分散しても前半があまりに遅かったこともあって速いラップをコーナーで踏み続ける競馬になった。

4番枠から好発を切って外の各馬を行かせながら壁を作っていくが掛かりながら包まれて窮屈な好位となる。1~2角でもコントロールしながら、中団に近いところまで下げつつ外に。向こう正面でスワーヴが一気に上がっていったタイミングで促されるが外に出せず中団中目でじっと。3角で鞭が入って追走に苦労している感じ、4角で激しく追われているが動かず中団。序盤から伸びはなく失速した。

極端なドスローからの5FのTS持続特化戦、という競馬。3角手前でスワーヴが動いたときにスペースがあまりなかったのでワンテンポ置かれてコーナーに入っていったこともあるし、そのコーナー地点ではラップが速い中で外々を回す羽目にもなった。トップスピードの質を高いレベルで持っているわけではないこの馬でコーナーであれだけ早いラップを踏まれてしまうと難しかったと思う。ゲートは少し前のめりになったがそれでも好発だったし、最序盤のポジショニングという点では悪くなかったが1角以降窮屈で下げながらになったのも響いていると思う。噛み合わなかったなあ、というのが率直な感想。

天皇賞春(GI)2着

京都芝外3200m良 17頭6枠11番
3:16.2(+0.0) 60.1-75.5(FA12.58)-60.6 M
13.0-11.2-11.4-12.0-12.5-12.3-12.0-13.2-12.6-12.6-12.8-12.6-12.1-12.1-11.4-12.4

前走の天皇賞春は強い2着といっていい。正直当日の馬場を考えると時計やラップ的には稍平凡かなとは思うが、その中では強かった。ペースは平均で中盤で息が入っているがそこまででもない。ただし、中盤でヤマカツライデンが突き放しての大逃げになっているので離れた2番手以降の馬にとっては結構中盤が遅くなっているとみるべきかな。なので中弛みの展開に実質的にはなっているはずで、そこからのロンスパというイメージ。

11番枠からまずまずのスタートを切ってじわっと追走しながら先行、2列目付近で進めていく。スタンド前では2列目の外で進めて前目に近い位置で入っていく。2角過ぎの段階ではまだ縦長、このあたりでヤマカツライデンが大きく引き離して大逃げとなって目立たないが、実は2列目~好位列がかなり凝縮した状態で3角へ。3~4角で徐々にペースを引き上げて、という中で2列目から先頭列に外から並びかけて直線。序盤で粘り込むガンコをまず競り落とすと、1馬身ちょっとのリード。L1で踏ん張っていたが内からスルスルレインボーラインに差されて惜しい2着となった。

ここでは前半からある程度速い流れに乗っていってそこから中盤で急激に息を入れる競馬になった。前受けしながら3~4角でロンスパという競馬でしぶとく抜け出せたけど、完璧に嵌ったレインボーラインに差された感じ。レインボーは前中盤でほとんどフラットに近い形で進めて取り付けていて、こちらは前半61秒ぐらいから中盤で大きくペースを落としているのでそこで差を詰められながらしかも要所で内を通されて完璧に捌かれると苦しかったかな。ただ負けたけどこの2着は強い競馬といっていいと思う。

京都大賞典2018への展望

今は充実期に入っていて、特に1段強くなってきた昨年はポジションを取れるようになったから、というのが大きいと思う。今回はメンツ的にも前で競馬する馬がそんなにいないのでポジションに関しては結構楽に入れそうだし、昨年の京都大賞典でも12.5-11.7-11.5-11.4-11.5とコーナーである程度速いラップを要求されている中で外々から押し上げても最後まで脚を使えていた。これを前受けで進められればそうそう差されないだろうと思うし、前も捕え切れる。ジャパンカップで見せたようにあのペースでもしっかりと脚を引き出せているので2400ならよほど極端なスローからトップスピードの質勝負に特化しなければ…というところ。まあ今回のメンツだとそこはちょっと心配ではあるし、福永としてもそこをどう克服してレースメイクしていくかだろう。特に宝塚記念で逃げてああいう形になったのが全てではあるので(個人的には逃げたことが間違っていたとは思わないけど、少なくとも馬主的にはNOだったのは確かだろう)、今回も逃げられない立場での競馬になるしそこは難しいところでもあるかな。個人的にはシュヴァルグランは祐一が一番安定していたと思うし、ここが勝負の時だからね。頭がい骨骨折から復帰していきなりだけど、佐々木氏のハートをつかめる騎乗をしてほしい。壁がなくても前をとって折り合わせる、それぐらいの自信をもって3~4角では前からしっかりと早めに動けば粘り切れる、馬に対してもそれぐらいの信頼を置いて競馬ができれば勝ち負けになるはず。ダービージョッキーの腕を見せてもらいたい。

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何悪。分析note2020



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