2019/02/02
フォワ賞(GII)2018レース回顧・クリンチャーの敗因分析
ロンシャン芝2400m BON(稍重寄りの良馬場)
1:32.13-1:54.75-2:02.26??(目視2:06.42)-2:17.40-2:28.74
展開分析
いつぞやの凱旋門賞の時にも感じたが、ラップ推移がフランスは雑で困る。ここも2000通過地点の時計が明らかにおかしいので厳密に正しいかがわからんので当てにはしづらいけどざっくりと頼りになるところだけを見ていきたいと思う。まず1400-1000でみると、
1:32.13(FA13.16)-56.61(FA11.32)
となる。なのでまあ極端なドスローとみていいと思うし、そのうえで意外と仕掛けそのものは早めだったかなと。L1が11.34だからヴァルトガイストは5Fの平均で考えてもほとんど落としていないということになる。ヨーロッパ馬はそこまで瞬間的に反応できる馬は少ないけどトップスピードの持続力が秀でている馬が多い印象。また1800通過の1:54.75を勝ち時計から逆算するとレース全体の上がりも33.99となる。目視で400通過をみると2:06.42ぐらい。まあ大体6秒としてみても恐らくL2地点で11.0前後の脚を要求されていると思う。なので2段階加速的な競馬になっているんじゃないかな。
クリンチャーの敗因
とにかく第一にレースメイクの問題だったと思う。後半5Fで56.61が出るということはかなり緩かったといていい。日本でもここまで後半5Fが速くなることは稀で馬場もおそらくそこまで重くなかった。序盤のドスローから下り坂を終えて恐らくフォルスあたりからの仕掛けになっているんだが、これにみんながついてきたことで5Fで分散してトップスピードを持続するような能力に特化した競馬に持ち込んでしまった。クリンチャーは基本的にはそこまで速いラップを連続できる馬ではなく、後半1000で分散するんじゃなくて2400で全体的に分散してほしかった。端的に言えば前半のペースをもう少し引き上げないと話にならなかった、という感じかな。
ただし、そういう競馬が出来なかった原因としてはやはり出走前の返し馬の段階でもかなり入れ込んでいたのもあり、どうしてもなだめる意識を強く持ってしまったかなという印象。個人的には武豊には欧州の常識をぶち破るようなレースメイク…もちろん本番を見据えたうえでの競馬を期待していたけど、ヨーロッパの土俵にもろに上がるレースメイクになってしまったなあ。今回の展開だと多分スワーヴリチャード辺りが出ていたら面白かったというか、どこまで通用したか見たかったね。そういう展開だったからクリンチャーのようなポテンシャル面・基礎スピード面を使いたいタイプにはかなり難しい競馬になったと思う。凱旋門賞に出るのかどうか、わからないけど出るのであればもっとバランス的に前半を作っていかないと難しいと思う。まあ6着殿負けで惨敗だけど、この競馬なら日本でも難しかったからそんなに悲観はしていないけど。
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コラボ指数:12月28日(木)的中率結果
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単勝:87% 複勝:100% 馬連:66.7%
ワイド:91.3% 3連複:54.2% 3連単54.2%
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コラボ指数:12月24日(日)的中率結果
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単勝:79.2% 複勝:95.8% 馬連:45.8%
ワイド:75% 3連複:41.7% 3連単41.7%
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コラボ指数:12月23日(土)的中率結果
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単勝:87.5% 複勝:100% 馬連:62.5%
ワイド:83.3% 3連複:25.0% 3連単25.0%
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平均の約3~4倍、、
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