2019/02/02
第72回 セントライト記念(GII)出走予定馬展望
日程:2018年9月17日(祝)
コース:中山芝外2200m
予想用・出走予定馬一覧
グレイル(岩田騎手確定)
2歳時には京都2歳ステークスを制覇もクラシック戦線では末脚不発のグレイルがセントライト記念に出走予定だ。賞金は足りているが、クラシック最後の一冠菊花賞に向けて何としてもここで結果を残し本番に勢いをつけたいところ。
基本的にエンジンのかかりが早いタイプではないのと、瞬間的な切れ味で勝負できる馬でもないので長く脚を使ってというパターンに持ち込めるかどうかかな。岩田だし基本的に自分で動いていくイメージは持ちにくいから展開次第の面はあるし、先週の馬場状態から良馬場では狙いづらい馬。
京都2歳S(GIII)1着
京都芝内2000m良 9頭6枠6番
2:01.6 61.7-59.9 S^2
12.6-11.5-12.6-12.4-12.6-13.0-12.3-11.6-11.3-11.7
まずは4走前の京都2歳S勝ちから。ペースは1.8でかなりのスロー、3F勝負でL2最速と仕掛けのタイミングは比較的遅かったが良馬場でも時計が掛かっていてその中でそこまで速いラップを要求されなかったのもある。
6番枠からまずまずのスタート、そこからタイムフライヤーの後ろに持って行って3列目の内と上手く目標を作ることに成功する。道中もタイムフライヤーを徹底的にマークしながら3角。3~4角でもうまくタイムの後ろで促しながら勢いをつけつつ直線に入ってくるがじょばんでタイムに出し抜かれて2馬身半差ぐらいまで広げられる。ここからが圧巻、L1でしぶとく伸びてこの2馬身半差をギリギリ捕えた。
力の要る馬場状態の中でタイムフライヤーを目標にしながら3~4角でもうまく武豊が促して入っていったが直線入りで置かれてしまった。L1ではそこからしぶとく伸びてTS持続を見せてきたし、力の要る馬場でのTS持続が一番評価できるポイントだったかなと。ただし、結果的にみればタイムフライヤーレベル、というのもあったしケイティクレバーも高速馬場が得意ではあるのでその点を考えるとどこまで評価できるかは微妙なライン。特に要所の反応という点ではタイムフライヤーも決して高いレベルにあるとは言えない馬なので。
皐月賞(GI)6着
中山芝内2000m稍 16頭6枠12番
2:01.4(+0.6) 59.2-61.6 H^2
12.6-11.0-11.9-11.5-12.2-11.9-12.4-12.4-12.7-12.2
2走前の皐月賞はここ3走の中では一番内容的に良かったと思うが、これも稍重で時計が顕著に掛かっていたことが影響したと思う。ペースは2.4でかなりのハイだがこれは前3頭が離して進めていたことが大きく、離れたエポカドーロの位置では目視推定で61秒前後ぐらいの入りだった。ややスロー寄りでそこから後半のポテンシャル戦という感じでいいのかなと。
12番枠から出遅れて最後方からの競馬となってしまう。そのまま最後方でレースを進めて我慢の展開。道中もエポカドーロ以下はそこまで速くない流れの中で最後方近くで我慢したまま3角へ。3~4角で離れた前3頭を捕えに集団がある程度動く中でうまく後方馬群の中目のスペースを拾って直線。序盤でしぶとく伸びてL1では3着争い際どいところ、脚色も優位性を保って伸びてきたものの6着までだった。
3着争いという観点で見て普通に何かあと少しかみ合えば3着に、というラインまでは来ていた。L1最後の伸びはこの馬が一番だったし、キタノコマンドールやステルヴィオといった所をしっかりと詰めてきた。かみ合わなかったとはいえ後のダービー馬ワグネリアンは撃破できているし、決して悲観する内容ではない。ただし、ダービー向きではないなというのはこの時点でも感じていたし、エンジンがかかってからL1までしぶとく、かつ速いラップを後半にあまり要求されないことが望ましい。
日本ダービー(GI)14着
東京芝2400m良 18頭7枠13番
2:24.6(+1.0) 60.8-58.3 S^2
12.7-11.0-12.3-12.4-12.4-12.3-12.2-12.0-11.7-11.2-11.2-12.2
日本ダービーでは実際に完敗を喫した。超高速馬場でペースも遅く、4Fで分散したのでそこまでトップスピードの質を要求されたわけではないが、それでも最速11.2をL3-2で踏んできている。後方からではいかんとも、という内容。
13番枠から五分には出て、そこから無理はせずに後方馬群の外で進めていく。道中もかなり緩い流れの中で一団、スペースも広がらないので内に入れられず折り合いを意識しながら徐々に下げて3角。3~4角で内に入り込んだが前もペースがそんなに上がらない、4角でコズミックフォースが仕掛けたことで本仕掛けは速くなるが最後方近くで直線を迎える形。序盤から伸びは地味、L2でも馬群の中を割ろうと追われるが言うほど伸びない。ラストもジリジリと下がって画面外へ、完敗。
あの位置からの競馬ではどうしようもないというのが一つ、そしてあの位置から引き出した末脚そのものも平凡だった。仮に前につけていたとしてもなかなか簡単ではなかったかな。いずれにせよこれだけ軽い馬場だとトップスピードの質で足りないし、動いていく過程で良さが出る馬ではないからね。あくまでL1でばてたところを差し込むのが身上なのと、質的に足りないので馬場に依存しそう。
セントライト記念2018への展望
超高速馬場に近い今の中山2200では顕著に雨でも降って悪化しないと簡単ではないと思う。まずゲートがそんなにうまくないし出負けすることも多い。それ以上に二の足がいまいちで、このレベルまでくると序盤でのポジション取りが簡単ではないのが一つ。そのうえでやはり軽い馬場で加速していくギアチェンジの性能が足りないし、単純にトップスピードの質も不足している。ポテンシャル面は評価できるがそれも力の要る馬場でのものだし、タイムフライヤーも流れれば強かったが、前半無理せず現実的なペースでの後半勝負でとなると若葉Sが示す通りさほどでもない。軽い馬場だとケイティクレバー・タニノフランケル辺りが楽にペースを作ってスッとという可能性もあるし、ジェネラーレ田辺飛ばして基礎スピード勝負にして時計的にどうか?ということも踏まえて、なかなか中山2200で結果が出るイメージがわかないのが率直な感想だ。最後に悪い材料として岩田、というのがネック。こうなると3角手前からのロンスパで誰かが早仕掛けしてくれる中で内でタイトに立ち回って、という他力本願な作戦しか出来ないと思う。超高速馬場だと仮に内を立ち回ったとしても後方からではダービーみたいになると思うし、仮に渋っても悪化しきらないと騎手の仕掛けの意識が下がるだけでそれに合わせてしまうと要所で加速されて苦戦しそう。完全な馬場の悪化が伴えば個人的には多少評価を上げていいと思っているけど、少なくとも先週の馬場を考えると重~不良レベルまで行かないとそういう状況にはならないとみている。なので今の段階でこの馬を狙う可能性は低いかな。菊花賞でもポジションを取れないと難しいし、前半部分をどうにか改善してきてほしい。
最近登場した「うまとみらいと」というサイトの指数がかなり当たっていて利用者が急増していると編集部内でも話題になっています。
コラボ指数:12月28日(木)的中率結果
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単勝:87% 複勝:100% 馬連:66.7%
ワイド:91.3% 3連複:54.2% 3連単54.2%
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コラボ指数:12月24日(日)的中率結果
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単勝:79.2% 複勝:95.8% 馬連:45.8%
ワイド:75% 3連複:41.7% 3連単41.7%
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コラボ指数:12月23日(土)的中率結果
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単勝:87.5% 複勝:100% 馬連:62.5%
ワイド:83.3% 3連複:25.0% 3連単25.0%
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一般的に3連単の的中率は10%程度なので、
平均の約3~4倍、、
さらには、的中を重視したいときには「的中率90%の反則技指数」、高配当を狙っていきたいときは「魅せる穴馬HitMake」と使い分けることができる。このあたりは、その時々のお財布事情次第で使い分けるとよいとは思います。