競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

京成杯オータムハンデへ 2018 出走予定馬:ベステンダンク&鮫島駿騎手想定

time 2018/09/04

京成杯オータムハンデへ 2018 出走予定馬:ベステンダンク&鮫島駿騎手想定

第32回 京成杯オータムハンデ(GIII)出走予定馬展望

日程:2018年9月9日()
コース:中山芝外1600m

予想用・出走予定馬一覧

ベステンダンク(鮫島駿騎手想定)

前走の米子ステークスでは9番人気ながら逃げて圧勝、ベステンダンクが京成杯オータムハンデに出走予定だ。超高速馬場だったとはいえ、前走はペースを引き上げて何と1:31.9、32秒の壁を破っての圧勝だった。このスピードを武器に、中山マイルもあっさりと逃げ切れるか。

驚きなのは前走の米子Sは後半で4F45.9という点かな。46-45.9という流れの中でこの走りをしてきたわけで、これはもう舐めてはいけないだろう。どんな高速馬場でも逃げて32秒の壁を破るのはかなり難しいのだが、それができた以上は侮れない。ただし、行けるかどうかが当然最大のポイントになる。

米子ステークス(OP)1着

阪神芝外1600m良 12頭6枠7番
1:31.9 46.0-45.9 M
12.5-10.8-11.2-11.5-11.6-10.9-11.3-12.1

前走の米子Sを当然振り返る。この時は開幕週で極端に軽い超高速馬場だったのは間違いない。500万下の1800m戦でも1:44.7が出ているぐらいだからね。ペースは平均で、中盤少し息が入っているが4角の下り、L3地点で最速10.9と可なり速いラップを踏んでいる。そこからは消耗してL1では12.1と落ち込んだ。

7番枠から五分のスタート、そこから押して押してハナを取り切り主導権。そこからも促しながらペースを作って46秒もこれに各馬がついてくる。3角辺りでは少し息を入れていたが、そこから4角の下りで軽く手が動いて2列目勢を引き離して早仕掛けで直線となる。序盤でそのまま突き放して2馬身半差ほど、L1ではこの馬も落としているが他の馬も脚を引き出す余力がなく、5馬身差の圧勝だった。

強かったのは間違いない。この流れで各馬がついてきたわけだし4角で仕掛けてコーナーで速い脚を使わせることで外の馬には不利な展開に持ち込んだがそれでも早仕掛けには違いない。それでも前半の基礎スピード面・早仕掛けで4角地点でのロスを作らせることで後続の脚を断ってのバテ逃げ、ということになる。L1であれだけ落ちているのに突き放しているのはそういうことで、他の馬にとってはこれは激流だった、ということでいいだろう。この競馬に持ち込むことでこそこの馬の良さが活きる…ただし一点、ゲート・二の足は決していいといえるほどではないので、内枠を引いて前に入られてしまうと?という不安は当然出てくるだろうと。

リゲルステークス(OP)11着

阪神芝外1600m良 13頭7枠10番
1:33.9(+0.7) 47.0-46.2 S^1
12.5-11.0-11.6-11.9-12.1-11.1-11.1-11.9

4走前のリゲルSでは普通の競馬をして完敗だった。ペースは0.8でややスロー、ラップ推移的にも中盤で少し緩んでのL3最速タイで11.1。ある程度仕掛けも早めでL1が11.9と落ち込んでいる。基本はTS持続力が問われたが、前半の基礎スピードも最低限は問われているし後半特化というほどではない。

10番枠から五分のスタート、そこから押して押しての競馬で2列目外まで押し上げて進めていく。3~4角でも2列目外から前に対してじわっと並びかけていこうとするが出来ずに直線。序盤で少し窮屈になりあっさり下がって3列目、そこからも特段良いところなくの完敗だった。

4角出口で一瞬いい脚を使ったファンディーナに交わされて難しかったのはあるが、それでも全くいいところなく別の馬のような内容だったといえる。確かに後半勝負にシフトしていたが、それでも極端ではないし前半要素もある程度問われL3最速タイ。馬場も年末にしては高速状態で、そこまで悪くない条件だったように感じたけどね。半端に流れに乗ってというより強気のレースメイクが必要なタイプだろうと。

舞子特別(10下)1着

阪神芝内1400m良 15頭4枠6番
1:20.3 33.7-34.9 H^2
11.9-10.4-11.4-11.7-11.5-11.4-12.0

過去を遡ると舞子特別で強い勝ち方をしているのが印象的ではある。ダノンシーザーやムーンクレストといった流れた中での強敵が相手だし、その中で好位からしぶとく。基礎スピードを高いレベルで問われた中で良さが出たというのも米子Sの圧巻の勝ちっぷりに繋がっているかも。

6番枠から五分のスタート、そこから押して押しての追走だが序盤は中団から徐々に好位に取り付いていくという形で3角に入っていく。3~4角では一気に押し上げて2列目の外から先頭列という位置取りで直線。序盤でしぶとく先頭に立ち、L1で外からくるムーンクレストやダノンシーザーといったところを凌いでの勝利だった。

厳しい流れの中で少し離れて入ったが、それでも3~4角で強気の競馬で外目から仕掛けて最後までしぶとく粘りきった。ダノンシーザーはその後イマイチだが、ムーンクレストやニシノラッシュといったところを撃破できているわけで、内容的には濃かったと思う。こうなると1400でも基礎スピード面で良さが出ているだけに、前走の米子Sみたいにマイルでもしっかりと基礎スピードで押して入って他の馬の後半の末脚を削ぐ、というイメージが重要かなと感じる。

2018京成杯オータムハンデへの展望

前走があまりにも予想外なので予想するうえでなかなか困難だが、基本は基礎スピードを武器にして1400~マイルを立ち回ってきた馬ではあると。力の要る馬場でもやれているし、要は後半の決め手勝負にならないようなレースメイクが重要になってくる。ただし、この馬の場合過去も錦Sを勝った時は稍重の中ではあったが緩い流れからL2最速11.0を楽に抜け出してきてストーミーシーを撃破していたり、ちょっと読みにくいところはある。それに前走も超高速馬場とはいえ逃げて走破時計で32秒を切ってくるというのはなかなか難しい。これができるというのは質的に基礎スピードが高いレベルにあるということなので、超高速馬場での平均ペースでの強さというのは確かにある。米子Sは少し中盤で息が入っているが、舞子特別勝ちの内容だけ見れば完全に単調な流れになってもそんなに心配しなくていいし、正直強い時は強いが脆い時が脆い、という感じで評価が難しいのは確かだろう。それでも時計的に足りる、単調な流れなら内で包まれてもやれるし、仮に息が入っても加速そのものはしてきている。厄介な馬なのは間違いないだろう。中山マイルでカギになるのはどちらかというと枠と最序盤のポジションだろう。前走も含めてゲート、二の足が決して速いというほどではないので安定してレースメイクできるかがポイント。高いレベルでは厳しい流れの方がいいと思うので、そういった条件が今回もかみ合えば再度の一発も警戒したい。

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