競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

新潟2歳ステークス 2018 出走予定馬:アンブロークン&石川裕想定

time 2018/08/21

新潟2歳ステークス 2018 出走予定馬:アンブロークン&石川裕想定

第38回 新潟2歳ステークス(GIII)出走予定馬展望

日程:2018年8月26日()
コース:新潟芝外1600m

予想用・出走予定馬一覧

アンブロークン(石川裕想定)

春の東京開催最終週、重馬場の中でしぶとく抜け出し勝利をものにしたアンブロークンが新潟2歳ステークスに出走予定だ。前走は重馬場でもしぶとく番手から良い脚を使って強い競馬。今回はマイルへの短縮でそこがカギも、先行策からの抜け出しをここでも決め込めるか。

個人的にはこのメンツならこの馬が一番強いんじゃないかな?とは思っているが、やはりマイルへの対応力がカギ。滅多にないけど、例えばエルモンストロ辺りが46秒ぐらいまで引き上げたときについていけるかどうかやね。素材的には一番だと思っている。

東京芝1800m重 14頭3枠4番
1:50.5 50.0-47.5 S^2
13.0-11.6-12.5-12.9-13.0-12.6-11.6-11.2-12.1

前走の新馬戦を振り返る。東京の1800m戦でペースバランスは2.5と超スローに近いレベル。そこからのL2最速戦で重馬場でもトップスピードが問われた。ただスローではあるのだが時計的には結構いい方で、同日の古馬500万下でも49.3-47.5で1:49.2とそこまで時計が出ていないし、最速ラップはこちらの方が速い。レースレベルは高かったと思う。

4番枠から五分には出たという感じ、そこから押して二の足で楽に先行、番手までは押し上げていく。そこからは少し掛かり気味になってコントロールしながらだがスローペースの流れで番手を進め、3角でもブレーキしながら後続の仕掛けを待って直線となる。序盤でそこから馬場の良い中目に持ち出して馬なりで反応して加速、L2の坂の上りで追い出されて1馬身ほど差を作って、L1で外からじりじりとくるオメガを半馬身差で粘っての勝利だった。

内容的にはゲートがそこまでよくなかったのと、二の足はついたがそこからの折り合い面で少し掛かり気味だった、というのはある。一方で3角以降は文句なく、という感じで要所でしっかりと動けたしL2の最速地点でもしっかりと後続をじわっと離してきた。この辺からも加速性能の高さは見せてきたかなと。やや不安はあるも、流れに乗れてしまえばコントロールして要所の鋭さにつなげてきているし、重馬場の中でこれだけTS持続を引き出せれば問題ない。

2018新潟2歳ステークスへの展望

古馬の500万下と比較しても互角に近いレベルでやれているからね。また同新馬戦では3着ハヤヤッコは新潟1800で強い勝ち方、5着馬も勝ち上がっているしレベル的にもおそらく高いとみていいんだと思う。抜きんでているというほどではないが、ここに入れば1枚上…という感じはあるかな。あとは細かい適性面だろう。まずマイルへの短縮だが、基本的にはスローになりやすい新潟マイルならそう心配していない。ただしエルモンストロやエイシンゾーンといったところがペースを引き揚げてきたときに対応できるかどうかは未知数。ゲートはイマイチだが二の足は良かったし、折り合い面が少々不安だが48.5-46ぐらいのスローならポジションはそう心配していない。

血統的には父はヴィクトワールピサでネオ系、母父はMamookでインザウイングス経由のサドラー系というところ。サドラー系でもヘイローが入るシングスピールだとそうでもないけど、インザウイングスまでだとちょっとステイヤー色が強いイメージでそれがどうかかな。前走の感じだとトップスピード戦自体は良いと思うし、ヴィクトワールピサ産駒はヘイローが強く入っている影響もあるかもだが高速馬場適性が案外高い馬が多い。マイルはジュエラーが桜花賞を勝ってはいるものの、牡馬は特に中距離色が強いイメージで、マイルがプラスに働くかどうかはこの血統背景からは微妙な感はする。ただ、新潟マイルはそこまでペースも上がりにくいのでその辺がかみ合えばかな。良馬場でも行けるとは思うし後半の決め手勝負では地味ながらもこの馬かなとは思っているが。ゲートはもうちょっと克服してほしいし、絶対的に信用できるかは微妙なライン。このメンバーなら重い印候補としてとりあえず。考えておきたいかな。

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何悪。分析note2023



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