競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

函館記念 2018 出走予定馬:サクラアンプルール&田辺想定

time 2018/07/09

函館記念 2018 出走予定馬:サクラアンプルール&田辺想定

第54回 函館記念(GIII)出走予定馬展望

日程:2018年7月15日()
コース:函館芝2000m

予想用・出走予定馬一覧

サクラアンプルール(田辺想定)

昨年の札幌記念で嬉しい重賞初制覇、サクラアンプルールが函館記念に出走予定だ。昨年有馬記念でも不利がなければもう少し、という競馬をしてきた実力馬。今年も中山重賞で好走と安定し、7歳でも衰えは見せず。札幌に続いて函館の地を征服できるか。

全体の流れが重要かな。基本的には基礎スピードがあまり問われないほうがいいと思うし、昨年の札幌記念はその辺りが少し恵まれた面はある。今年は雨の影響もあって既に結構時計がかかりだしているので、バランス的にハイになってそこで脚を使えるかどうかかな。馬場自体は時計がかかるのは良い(ある程度高速馬場でも強いが)けど、全体のバランスの問題かな。

札幌記念(GII)1着

札幌芝2000m良 13頭1枠1番
2:00.4 60.7-59.7 S^1
12.7-11.0-11.7-13.0-12.3-12.1-11.9-11.9-11.8-12.0

まずは5走前、昨年の札幌記念勝ち。前述している通りだが、絶妙なペースで1秒とややスローとなっている。4F目で13.0とかなり緩んでいてそこからの6F戦というようなロンスパという見方もできる。一応L2最速だがここで強烈な脚を使ってきたのでこの馬的には2段階的に脚を使ってきたという見立てで良いのかなと。

1番枠から好発を切ってそこから控えながらうまく好位、中団ぐらいまでコントロールしていく。2角辺りでペースダウンした中で中団の内内で息を入れつつ、そこからのロンスパで内目から徐々に外に誘導。3角入りではまだ内目から徐々に外に誘導して4角で外から仕掛けると一気に動いて2列目付近で直線。序盤で一気に先頭に立つと、L1までしぶとく踏ん張っての勝利だった。

ロンスパの流れの中でしっかりとついていって3~4角で勝負。特に4角出口から直線入りが最速という流れの中で大体2馬身半差ぐらいかなというところを一気にL2だけで詰めた。この辺からもおそらくL2では11秒台前半ばぐらいはまず使ってきていると思う。おそらくこのロンスパからもう一段の脚を使えたのが勝因で、これを引き出せた時は高いパフォーマンスをみせることが多い。昨年有馬記念でも内外から挟まれる不利がなければ結構いいところまで闘えたんじゃないか?というぐらいだったし、前半緩い中でのロンスパが理想で、その中では札幌記念は1秒のスローというのがかみ合ったかなと。

函館記念(GIII)9着

函館芝2000m重 16頭8枠16番
2:02.0(+0.8) 60.6-60.6 M
12.5-11.1-12.0-12.4-12.6-12.3-12.1-12.2-11.8-12.2

ただし、その前の函館記念では9着と完敗。この時は休み明け初戦ではあったのでその分の割引は必要だが、それでも平均ペースの中で脚を引き出し切れなかった可能性も考えないといけないと。

16番枠から出負けして後方からの競馬となる。道中もある程度流れている中で後方で我慢して3角。3~4角で外からじわっと動いていこうとするがいまいち反応できず。4角でもロスなく立ち回ることを選択して中目を通して直線で外。序盤で追い出されるが良いころのL2の伸びがない。そのままL1まで良いところなくなだれ込むだけに終わった。

休み明けだったというところもあるが、重馬場の中で平均ペースの流れ、脚を使いたいところで余力がなかったのかなという感じはある。基本的にスローの流れで良さが出てきた馬で、過去を見ても阿武隈Sなんかは福島1800で48.2-47.7と平均で流れたことでロンスパになった中でも甘くなっている。不良馬場だったとはいえ昨年秋の天皇賞でも64.2-64.1の平均で番手で先行して甘くなってしまったし、あまり前半無理が利かない可能性が高いと思う。

日経賞(GII)3着

中山芝内2500m良 15頭6枠11番
2:34.1(+0.2) 62.8-60.4 S^2
7.1-12.1-11.8-12.4-12.7-13.3-12.2-11.9-12.0-12.4-11.9-11.6-12.5

前走の日経賞がこの馬にとっては良い展開だったかな。そのうえでもうちょっと無理なくポジションを取れればよかったが後ろ過ぎたのはある。ペースは2.4でかなりのスロー、そこからのL2最速戦速い脚を問われているわけではないが2段階加速戦。

11番枠からゲートはまずまずだが控えて中団。道中もドスローの流れの中で後方に近い位置で進めていたが先にキセキが動いたことでペースアップで縦長となる。その中で後方の外目で仕掛けを待って3角。3~4角で前が凝縮する中で中団馬群の中目から外に誘導して直線。序盤で中団列から外々鋭く反応してここで良い脚。L1では2着争いもあるかと思ったが、後ろにいたチェスナットコートの方が伸び良く3着まで。

この馬らしい3着というか、要所では良い脚を使ってくるけどそこで脚を使い切ってL1は甘くなる。これをロンスパの流れの中で使えるのが魅力で、それを引き出すには前半ゆったり入りたい、という感じ。まさにその通りの競馬になっていると思う。ステイヤー的というのはロンスパ自体は問題ないし、前半ゆったり入れるというのもその辺で、もっと言えばこれぐらいスローになるような状況なら前半ある程度ポジションを取って進めたいというところ。距離を延ばすならポジションを上げたほうが本仕掛けが遅い方がいいこの馬的には理想だとは思うんだけどね。もちろん前半忙しくなる2000だと別問題だけど。

2018函館記念への展望

札幌記念勝ちも1秒程度のスローなので、まあそこまで顕著にスローでないとだめというわけではないと思うが、やはりパフォーマンスが高い時は有馬も含めてスローの方。個人的には前半ゆったり入れる方がいいのは確かだと思っているので、函館2000だと流れる可能性が高くなる分不安は多くなる。基本スローで前半脚を残して中盤以降でじわっと加速しながらも本仕掛けを待って4角出口で動く。そういう競馬が合うのでL2最速の傾向が強いのは良いが、やはりペースかな。スローならば昨年の札幌記念や中山記念、日経賞のパフォーマンスからこのレベルなら最上位だと思っているんだが、それだけにペースがカギになる。特にスズカデヴィアスなんかはある程度厳しい流れでもやれる馬なので、そこと比べると適性の幅で見劣るかな。ただし、スローのロンスパ気味ならスズカよりこちらの方が上だと思うし、前半緩い流れという前提で考えるなら頭まであるという厄介な馬。特に今回は逃げ馬自体は要るけどそこまで飛ばしたい馬は少ない。この辺の判断が難しいけど、人気を背負うようならそこまでの信頼度はないと思っている。現時点での評価はまだ難しいけど、できれば良馬場でスローが理想。道悪になってしまうと流石にバランス的に平均以上になる可能性が高くなるので。

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“大魔神”の愛称でお馴染み!

≪GI馬主・佐々木主浩≫
【函館記念の最終結論】

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何悪。分析note2022



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