競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

ヴィクトリアマイル 2018 出走予定馬:ジュールポレール&幸想定

time 2018/05/08

ヴィクトリアマイル 2018 出走予定馬:ジュールポレール&幸想定

第13回 ヴィクトリアマイル(GI)出走予定馬展望

日程:2018年5月13日()
コース:東京芝1600m

予想用・出走予定馬一覧

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ジュールポレール(幸)

昨年のヴィクトリアマイルでは3着と適性の高さを見せているジュールポレールが今年もヴィクトリアマイルに出走予定だ。昨年は少し待たされながらも脚を使って最後は伸びてきた。そこから降級後すぐに準OPを卒業も重賞では結果を出せず。大舞台で一撃を食らわせることができるか。

去年のヴィクトリアマイルに関してはちょっとかみ合ってない中でしぶとく3着に来た。アドマイヤリードとの比較でそう差があるわけではないはずだがいつも先着を許しているというのはある。前走の阪神牝馬Sは休み明けとはいえ内容的に少し物足りなかったのでこのあたりをどう考えるか。地味に基礎スピード面でも少し不安がある。スローならば面白いと思うが、流れてどうなのかというのは未知数で、そう考えるとアエロリットやデアレガーロといったところが手ごわい。基本的にはギアチェンジ型だしTS持続はそこまででもない。その辺りがなあ…。

秋風ステークス(16下)1着

中山芝外1600m良 14頭2枠2番
1:34.8 48.6-46.2 S^2
13.2-11.8-11.7-11.9-12.0-11.6-11.4-11.2

まずは3走前の準OP勝ち、秋風Sから振り返る。ペースは2.4でかなりのスロー、ラップ推移的にみてもじわっと加速しながらだがL1最速と本仕掛けが遅い。内で包まれた馬としてはラストでこのレースラップより上の加速をしないといけなかったと。

2番枠からまずまずのスタートを切って押して先行策、外からルグランフリソンを行かせて2列目のポケットで進めていく。道中も前にスペースを保ちながら楽な感じ。3~4角ではその前のスペースをまだ保って進めているが外に出せる感じがないので4角で最内に絞って直線。序盤ではそのスペースを詰めながら加速も進路が狭い。L1で半馬身ちょっとの差をさばいてからすっと伸びてきっちりと抜け出した。

この馬のいいところは加速性能、ギアチェンジの高さにあって、ここではギアチェンジの度合いそのものはそこまで高くないが、L2-1で11.4-11.2と加速していく流れで包まれながらL1でしっかりと11.2以上のラップを刻んで抜け出した、ということになる。要所で動けるのが最大の強みでスローだと大きく崩れにくい。

阪神牝馬ステークス(GII)5着

阪神芝外1600m良 13頭1枠1番
1:35.0(+0.2) 49.1-45.7 S^3
12.9-12.0-12.3-11.9-11.9-11.0-11.1-11.7

前走の阪神牝馬Sは休み明けということはあったにせよちょっと物足りなかったかなという内容。ペースは3.4で超超スローに近いレベルで遅い。中盤から11秒台に入っているがL3最速11.0でTS持続特化戦という感じだろう。仕掛けどころが早めだったのはあるが。

1番枠からまずまずのスタートを切ってしっかりと先行策、2列目のポケットは確保する。道中も前にスペースを置く形でうまく秋風Sの再現。3~4角でも前のミスパンテールの後ろで進めて最短距離を通して直線。序盤で前の2頭が粘るのでその外に持ち出して追い出されてすっと反応、いったんはレッドアヴァンセに並びかけるがL1で甘くなり最後は4着まで。

そんなに長くトップスピードを維持できる方ではないが、それでもL3最速の地点ではロスなく最短距離を通せていたのは確かで、そう考えるとこの形でアドマイヤリードに差されてしまったというのは少し不甲斐ない。昨年の阪神牝馬S、ヴィクトリアマイルともにアドマイヤには見劣ったが内容的には互角レベルの競馬ができていたと思うが、この一戦では少し物足りなさを感じたかな。

ヴィクトリアマイル(GI)3着

東京芝1600m稍 17頭2枠3番
1:34.1(+0.2) 47.9-46.0 S^2
12.6-11.2-11.8-12.3-12.2-11.1-10.8-11.9

昨年のヴィクトリアマイル3着も振り返っておきたい。このレースはうまくかみ合っていれば或いは?というレベルの競馬はしていると思う。1.9でかなりのスロー、ラップ推移的にも3~4角で12.3-12.2と緩いラップを踏んでいてそこからのギアチェンジ戦。ただしこのレースは馬場が悪く各馬外を回す意識があったので3~4角で緩んだところで内から押し上げるスペースがあったというのが肝。

3番枠から五分のスタート、そこから押して促しつつ追走して進めるがスマートレイアーより後ろで3列目となる。3~4角で各馬馬場のいいところを狙う中でこちらも中目を通しながらだが内を通してきた馬にここで押し上げられてしまって3列目のままアドマイヤリードよりこの時点で後ろとなる。道中もそこからの反応自体は良いが外への進路鳥をしつつ最後までじりじりと伸びるも2着争いの1頭、3着までだった。

このレースではアドマイヤリードがかみ合ってこちらは正直少しかわいそうな競馬になった。3角の段階では前をとっていたのに3~4角で前のみんながいい馬場を取ろうと外に膨れていく流れに沿って、かつここでペースダウンしているうちに、内をロスなく立ち回ってかつ中弛みでポジションも押し上げてきたというアドマイヤリードにやられたのは展開の綾の面も大いにある。馬場が悪いという騎手の意識があるときは、昨年の天皇賞秋なんかもそうだが往々にして3~4角で内から取りつき直線で馬場のいいところを通してくる馬が活躍することが多い。このアドマイヤリードもそうで、こちらジュールポレールとしてはかみ合い切らなかった。ただ、とはいえデンコウアンジュ辺りと良い勝負をしているのも事実なので、適性面はともかく実力的に強気になれるかどうかは意外と微妙ではあると。

2018ヴィクトリアマイルへの展望

正直前走の5着がもうちょっと見どころがあればここでもチャンスはある一頭…といえるんだが、今年はハイレベルで混戦だし面白い馬が多いのも事実。そうなると、前走の阪神牝馬Sで見せたL3最速で最内ピッタリからL1で甘くなったのは頂けない。休み明け自体は結構走る馬だからね。それに、このレベルで一つ不安なのがやはり基礎スピード面になる。過去を見ても基本的にスロー専用機。トップスピードの質やギアチェンジは性能的に高いのでスローで決め手勝負なら強い。その点で昨年のヴィクトリアマイルはかみ合ったといえるが、じゃあ前のアエロリットが46で入った時にそれを追走してなお脚を引き出せるのかどうかが課題となるのは間違いない。ここに関してはデアレガーロやレーヌミノルといったところが手ごわいと思うし、ソウルスターリングも可能性としては流れてトップスピードの質が問われないときに対応してくる可能性が出てくる。その辺りと比べると、器用さで勝負している感があるので流れての不安はもちろんあるだろう。地力は昨年も混戦模様で適性上位だった3頭が好走した印象だが、今年はハイレベルで混戦だと思うのでそこに付け入るスキがあるのかどうか…。現時点では内枠を引けばヒモで考えても良いが、というぐらいで強気には狙いづらいかな。

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過去の成績を見るとリピーターの好走が目立つ。ストレイトガールは14年が3着も15.16年を連覇、ヴィルシーナも13.14年を連覇、ホエールキャプチャは12年優勝・12年2着、ブエナビスタは10年優勝・11年2着、ウオッカは08年2着・09年優勝と5頭が2年連続で連対している。

過去10年、ステップレースの主流は62頭が出走した阪神牝馬Sと39頭が出走した福島牝馬S。優勝馬4頭を送り出しているのが阪神牝馬S組み。また、福島牝馬S組みでは優勝馬が出ていない。海外組みでは優勝2回2着2回だが、連対馬はウオッカ、ブエナビスタの2頭で海外でも活躍した名牝。

過去10年の年齢別の成績では6勝2着7回と圧倒的な強さを見せているのが4歳馬だ。4歳優勝馬は昨年のアドマイヤリードを筆頭にヴィルシーナ、ホメールキャプチャ、アパパネ、ブエナビスタ、エイジアンウインズ。若さを武器に古馬になってからも力を発揮している。また、7歳以上で馬券に絡んだのは16年の優勝馬ストレイトガールの1頭のみとなっており。

今年は、昨年の覇者アドマイヤリード、4連勝で重賞3連勝中のミスパンテール、昨年のクラシックでは桜花賞・秋華賞を2着して実績のあるリスグラシュー、昨年のNHKマイルCの覇者アエロリット、15年の桜花賞馬レッツゴードンキなどが出走予定。ここ4年の優勝馬の人気は6人気→7人気→5人気→11人気と波乱。1人気が予想されるミスパンテールは信頼していいのか?連覇を狙うアドマイヤリードの状態は?

競馬セブン情報班が入手した関係者情報では今年も波乱必至!人気の盲点となる激走穴馬が波乱の立役者となる。週末情報はお見逃しの無いようにご注意ください。

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何悪。分析note2023



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