競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

天皇賞春 2018 出走予定馬:クリンチャー&三浦想定

time 2018/04/25

天皇賞春 2018 出走予定馬:クリンチャー&三浦想定

2018天皇賞春の出走予定馬展望

第157回 天皇賞(春)(GI) 京都芝外3200m

日程:2018年4月29日()

予想用・出走予定馬一覧

クリンチャー(三浦想定)

昨年空前絶後の不良馬場となった菊花賞で強気の競馬で2着、今年はダービー馬を相手に京都記念で勝利を収めたクリンチャーが天皇賞春に出走予定。武豊騎乗予定が騎乗停止ということで急遽三浦が抜擢されたがこれに応えられるかどうか、そして道悪で結果を出してきたこの馬だけに当日の天気も重要だろう。相手は強敵が揃ったが、淀の大舞台でスタミナ全開と行くことができるか。

京都記念で強かったように基本的に道悪の方がいいと思っている。逆に高速馬場だった阪神大賞典では先行策をとれたもののいまいち良さが出なかった。皐月賞でやれたので問題ないかなと思ったんだが、このあたりは今の淀の馬場状態を考えると…である。それと前走はそこそこ良い位置を取れたが長いスパンで見ての先行策で、最序盤の出足が良かったわけではない。そこで運び方を間違えると…となる。不器用なので2周目の3角でのスパンで見てしっかりと前目内目を取れるかが最大のポイント。

京都記念(GII)2着

京都芝外2200m重 10頭4枠4番
2:16.3 63.0-60.7 S^2
12.5-11.5-13.3-13.0-12.7-12.6-12.2-12.2-12.2-11.8-12.3

まずは京都記念勝ちから振り返りたい。同期のダービー馬、皐月賞馬を向こうに回しての勝利なわけでこれが一番のパフォーマンスだと思っている。ペースは2.3でかなりのスロー、力の要る馬場で後半はL2最速戦。それでも力の要る馬場でポテンシャル勝負になっている。

4番枠から五分のスタートから押して押しての先行策をとろうとするがついていくのに苦労して中団に近いところからのスタートとなる。ただ力の要る馬場でペースも前が落としたこともあって前に広がったスペースを詰めながら最終的には好位の内。道中もペースが上がらないので前のスペースを詰めながら2列目の内で3角に入る。3~4角でも最内をついて押して押しての競馬で食らいついて直線。序盤での反応は流石にそこまでよくないがそれでも徐々に伸び始めるとL1ではしぶとく1馬身弱抜け出しての完勝だった。

意外とスローが良かったかもしれない。というのも前半が速いと入りの遅さでどうしてもポジション差を自力でリカバーしていくのが難しくなる。ここでは力の要る馬場だったことで前もそこまでペースを引き上げる意識を持たなかった。入りは中団ぐらいだったのが緩い流れで小頭数、スペースが空いていたのでそこをしっかりと押し上げられたが、前のペースが遅かったのもここまで楽に進められた要因だろうと。高速馬場でスローだとトップスピード戦になってしまうから問題なのだが、この馬場ならこれでも最速11.8。持ち味のポテンシャルを最大限に引き出せたし、しかもいい位置で入れた。これは正直この上なくはまっているとみている。

阪神大賞典(GII)3着

阪神芝内3000m良 11頭7枠8番
3:04.0(+0.4) 60.1-63.0(FA12.60)-60.5 M
12.8-11.4-11.7-11.8-12.4-12.3-12.6-13.3-12.8-12.3-12.0-11.8-11.9-12.0-12.5

個人的には前走の阪神大賞典は武豊が上手く乗ってくれた中で苦しくなった、という認識。良馬場で高速状態の京都3200でとなるとサトノクロニクルの方を上位に取りたいなと感じた一戦かな。ペースは平均、中盤5Fも63.0(FA12.6)なので割と全体的に流れた一戦で3000としては基礎スピードを結構問われてのL4最速ポテンシャル戦。

8番枠からまずまずのスタートを切っているが促しつつもやはり前には行けずで好位の外ぐらいでの競馬になる。道中少し悩んでいた感じだがそれでも3角でスーッと押し上げて妥協せずにポジションをとってスタンド前では2列目の外、ムイトオブリガードの後ろで壁を作りながら折り合って進めていく。向こう正面でも大きく緩みがない状況で淡々と進めながら2列目外で3角。このあたりが最速地点で2列目の外から促しながらだがなかなか先頭列には並びかけられず。そのまま4角では右鞭が入って追われるのだがなかなか動けず2列目外。序盤で進路取りも理想的だが反応が鈍く先にレインボーラインにあっさり抜け出される。最後は甘くなったがそれでもアルバートの追撃は振り切った。

この馬のポジションをとって3角までにはいい位置を取れていたし、そこから積極的に仕掛けていって勝負はしているんだが動けなかった。速いラップを踏んでいるというほどではないがそれでも11秒台の流れだったしそこで外々からとなると速度的に難しかったか。手ごたえの割にL1の12.5と減速地点では結構踏ん張って3着なわけで、そう考えるとやっぱり軽い馬場で要所で動けなかったのが痛かったかなと感じる。それでも前半にリスクをとってでも先行策をとれたのは良かったかなと思うし、逆に言えば3000でもそれぐらいの意識で入れないと良い位置を取れないというのは考慮しておくべきことだろうと。

菊花賞(GI)2着

京都芝外3000m不 18頭2枠4番
3:19.2(+0.2) 64.1-68.8(FA13.76)-66.0 H^2
13.2-12.6-12.0-13.1-13.2-13.5-14.5-14.3-13.5-13.0-13.1-12.9-13.4-12.7-13.9

伝説レベルの泥んこ馬場となった菊花賞では2着と健闘した。時計を見ても3200m?と思ってしまうぐらい遅いが、ラップを見てもわかるように一度も11秒台を踏んでいない。それぐらいタフな馬場状態で、正直に言えば少し参考外の面もある。少なくとも高速馬場の京都3200とはあまりつながらないかも…とは感じるかな。

4番枠からやや出負け、押して押しての追走も押し上げられずに後方からの競馬を余儀なくされる。道中もある程度リカバーの意識を働かせながら中団ぐらいまで取りついて向こう正面。ここで外から動いていって好位に取り付いて3角となる。そのままコーナーで押し上げて4角戦闘に近い形で直線。序盤でダンビュライトの外からしぶとく抜け出し先頭に立つ。しかしL1ではキセキの強襲に及ばず、2着死守までだった。

力の要る馬場になったことで速い脚を全く要求されないポテンシャル戦だったわけだし、そういう中で3~4角で動いてしっかりと脚を使って粘り込んだというステイヤー的な競馬だったと思う。ただ3~4角では前もペースが落ちていたところだったし、実際馬場差もあったわけなのでそこまでの距離ロスというほどではなかっただろうと。なので結局ここも色々かみ合った面はあるんじゃないかなと。

2018天皇賞春への展望

皐月賞が結構やれたので行けるかなと思っていたが、現状高速馬場で速いラップを踏む形で外から押し上げるというのはちょっと難しいと思う。またセントライト記念ではL1最速トップスピード戦であっさり下がっているように、この馬自身スローで前を取ったとしても速い脚を全く使えないのでそういう競馬は意味がない。やはり基本は京都記念のように力の要る馬場で前半の質的な基礎スピード不足を解消できる方がいいと思う。菊花賞でもポジションをとるのに苦労していたぐらいなわけで、近走の内容を踏まえても良い位置を取れるとは考えないほうがいいかな。やはり二の足が遅いのがネックで前走の阪神大賞典でも豊が妥協せずに押していったからこそのポジショニング。あれをGIの舞台で他も先行策で積極的になる可能性が高い中、三浦がやれるのか。ここが一番のポイントになる。もちろん3角までのポジション取りが重要なので、仮に入りのポジションが悪くてもルメールのレイデオロやサトノダイヤモンド、ミルコのスワーヴリチャードのような3角までの押し上げ、ということができればいいのだが、そういう競馬を三浦ができるとは正直思えない。なので最序盤がカギになるとみている。雨でも降ってくれればまた全然違うんだが、仮に超高速馬場で外枠でも引けば個人的には多分迷わず消す。馬自体の素材としてみても阪神大賞典を順守したいのでサトノクロニクルを上位に取りたい。不安が多い馬なので人気をするぐらいなら切ってしまいたいかな。もちろん明確に道悪になれば話は別で浮上してくる。天気予報で判断したい一頭だね。

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何悪。分析note2023



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