競馬をやって何が悪い。〜予想は敗因分析から〜

菊花賞の出走予定馬展望が中心!今週あの人気馬はなぜ負けたのか? ラップとレース映像をリンクさせた詳細な敗因分析から競馬の真髄に迫る。 敗因分析できれば次買うべき馬が解る。競馬予想は回顧から始まる。

中山牝馬ステークス 2018 出走予定馬:トーセンビクトリー&田辺想定

time 2018/03/08

中山牝馬ステークス 2018 出走予定馬:トーセンビクトリー&田辺想定

第36回 中山牝馬ステークス(GIII)

日程:2018年3月10日()
コース:中山芝内1800m

予想用・出走予定馬一覧

トーセンビクトリー(田辺確定)

昨年の中山牝馬ステークスの覇者で牝馬中距離戦線で活躍してきた実力馬トーセンビクトリーが今年も連覇を懸けて中山牝馬ステークスに出走予定だ。昨年は有馬記念に出るなど果敢なチャレンジもあったが、流石にGIでは結果を出せなかった。前走の混合GIIアメリカジョッキークラブカップでも悪くない競馬だが、やはり勝ち切るためには上手く立ち回りたいところだ。

昨年の中山牝馬Sに関してはかなり上手く立ち回っていたし、基本的には内で我慢する形の方が合っている。今の中山の馬場だとその辺りがどうなるか…というのはあるかな。前走のAJCCでポテンシャルもある程度は見せているからロンスパでもやれそうな感じはするし幅は広いと思うが。

中山牝馬ステークス(GIII)1着

中山芝内1800m良 16頭2枠4番
1:49.4 50.2-47.0 S^3
12.9-12.3-12.6-12.4-12.2-12.1-11.8-11.3-11.8

まずは昨年の中山牝馬ステークスから振り返る。ペースは3.2で超スロー、標準~ややタフな馬場かなという感じでそこからのL2で最速トップスピード戦。仕掛けが遅いので内で立ち回った馬としてはギアチェンジが問われている。後半の総合力に前半のポジショニングが問われた。

4番枠から坂スタートで好発、楽に先行して最終的に下げて2列目のポケット。道中も動かず前にスペースを保った状態で3角。3~4角でも2列目のポケットから外の意識を持ちながら2列目で直線。序盤で置かれずに上手く外に誘導、L1で1馬身ちょっとの差を捕えての勝利。

ここではとにかくいいスタートでポジショニングの良さを見せ、後半は置かれずギアチェンジの性能、そこからしっかりと差し切ったようにトップスピードの質、持続力ともにある程度高いレベルのものを見せた。これで勝ち切れたのは前半の位置が良かったというところからも総合力の高さで勝ち切ったかなと。コーナーでの立ち回りが上手い馬なのでそこは強み。

エリザベス女王杯10着

京都芝外2200m良 18頭2枠3番
2:14.9(+0.6) 62.0-59.5 S^2
12.5-11.3-12.7-12.8-12.7-12.8-12.9-12.2-11.6-11.2-11.6

3走前のエリ女は同じようにスローからの3F勝負になっていたのでもうちょっとやれて欲しかったんだが現状は単純に力で見劣ったのかなという感はある。位置取りが後ろになったのもあるが。ペースは2.5で超スローに肉薄レベルだしもうちょっと前を取れていたらというところだったかな。

3番枠からまずまずのスタートを切っていたが無理せず下げて中団に近いところで進めていく。道中も内内で上手くモズカッチャンの後ろで進めながら3角に入っていく。3~4角でもモズの後ろだが少し手綱を引くような感じ。そうしているうちに4角で加速していく流れでやや置かれて直線。序盤で前にスペースがある状況から追われてそれなりには反応しているんだが地味。L1までジリジリと伸びずばてずの10着完敗だった。

まあ着差は0.6なので言うほど悪くない。というより、機動力で高いレベルにいるモズカッチャンやクロコスミアが前を取ったし、しぶとく踏ん張るマキシマムドパリもいい位置。そして差して届かなかった馬がミッキークイーンをはじめルージュバックやスマートレイアーといった古豪だからね。そう考えると前半のポジショニングという武器が甘くなってしまってトップスピード戦での単純な末脚比べでは純粋に足りない、という感覚かな。

アメリカジョッキークラブカップ(GII)5着

中山芝外2200m良 11頭8枠11番
2:14.0(+0.7) 61.3-60.0 S^1
12.8-11.2-12.3-12.5-12.5-12.0-12.2-11.8-11.8-12.1-12.1

前走のAJCCは悪くはないが上位とは流石に勝負にならなかった。ペースは1.3でスロー、ラップ推移的にもL4最速タイで11.8と速くないし6Fのポテンシャル戦という側面が強いかな。

11番枠からまずまずのスタートを切ったが外枠でもあり外の先行馬が主張したのでなかなか難しく控える選択。道中も中団の外で進めながら前からかなり離れた中団で3角。3~4角で3番手以降がペースを引き上げていく中で外々を回して直線。序盤でジリジリと伸び切れず、L1までそれでもしぶとく差し込んで悪くない競馬での5着。

前が離れている中で3~4角がレースラップ的にも速いラップを踏んでいる、そこで3番手以降が詰めてきているのでコーナーで更に速いラップを踏んでいるはず。その流れで外々から勝ちに行っては甘くなるのは必定というところ、正直思ったよりもL1まで差し込んできたなというイメージで意外とポテンシャルそのものは見せたかもしれない。分散する形はそこまで悪くないのかなと。厳しい流れの中で相手も手ごわかったし思った以上に頑張った。

2018中山牝馬ステークスへの展望

基本的には内内で器用に立ち回る形で結果を出してきた馬。中山牝馬SもだがクイーンSでも内からロスなく立ち回ってL1までしぶとく伸びたしここではクロコスミアを上回っている。トップスピードを持続するのはそこまで得意ではないが、割と早めのスパートからロンスパ気味に分散する形でもやれているのでその点で今の中山の馬場なら面白いかもしれない。エリ女を見ると今は純粋なトップスピード戦では末脚の絶対量で足りない印象だし、ロンスパで分散するか全体のペースが上がるか、どちらもあり得そうな今回は条件は良いし、極端に速いラップを問われない方が良いのでその辺りも今の中山ならプラスに働くか。馬場が読みにくいので途中で紛れるケースもあると思うが、そこで高いレベルでアンテナを張ってくれる田辺というのも良いコンビで条件は揃ったかな。軽視はしづらいし重い印も視野に入れたいところ。

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