第4回 サウジアラビアロイヤルカップ(GII)出走予定馬展望

日程：2018年10月6日(土)
コース：東京芝1600ｍ

予想用・出走予定馬一覧

アマーディ（三浦騎手想定）

新潟のマイル戦で中団から鋭く末脚を引き出し新馬勝ちを収めたアマーディがサウジアラビアロイヤルカップに出走予定だ。グランアレグリアという強力なライバルとの戦いとなるが、牝馬クラシックを意識すれば避けては通れない相手。この一戦で番狂わせを起こせるか？

新馬戦は上がりこそ早いけど、関屋記念でも1:31.6が出るぐらいには軽かったので当てにはしづらい。それにレースラップとはいえ新潟の外回りで10秒台に入っていないとなると個人的にはあんまり信用できないかな。

新馬戦１着

新潟芝外1600ｍ良 17頭７枠13番
1:36.3 49.8-46.5 S^3
12.9-11.3-12.4-13.2-12.6-11.2-11.1-11.6

新馬戦は新潟の外回りマイル戦らしく緩い流れからの直線ヨーイドン。特に前半はそこまで遅くないが中盤で13.2が入っているようにかなり緩くそこから12.6-11.2と一気の加速が問われた。ただ最速11.1はラップ推移やペースを考えると正直平凡だったかなとも。

13番枠から五分のスタート、そこからある程度促していたがそこまで前には行けず、前半は中団からの競馬となる。道中も中団馬群の中だが折り合って進めて前にスペースを置いて３角。３～４角でも中団馬群の中で進めながら仕掛けを待つ形、４角で促しながら徐々に外に誘導して直線。序盤で中団外から追い出されるが反応は正直地味。Ｌ２の最速地点でじりじりと伸びてきて３列目から２列目、先頭列に近いところまで上げていく。Ｌ１でしっかりと抜け出しての１馬身ちょっとの完勝。

まあ流石にＬ２の地点でこの馬は10秒台に入っているかなとは思う。ただ新潟でここまで遅くて直線だけの競馬ならＬ２で10秒台を踏むのは普通だしレースレベルの問題もあったんじゃないかな（ちなみに３歳未勝利の1800ｍ戦でＬ２が10.9、500万下牝馬限定まで行くと10.4までいく。どちらもスローだが。当時の馬場を考えると10秒台ぐらいは出ないとという状況で、Ｌ１もそれなりに落としているからね。正直に言えばあまり期待はしていない。

サウジアラビアロイヤルカップ2018への展望

正直競馬ブックだと人気２，３番手ぐらいだけど、この馬やドラウプニル辺りが人気するなら面白いヒモ穴を見つけたいかなという感じはするね。少なくともこの馬の場合上がりは速いけど33.3ぐらいで評価していいのかは微妙な新潟の超高速馬場だし、Ｌ１も出し切ってるからね。これ以上上げてくる余地がない。もちろんここを叩いて追い切りが劇的に変わってくるとかなら別だけど、現状少し上昇するぐらいではグランアレグリアの新馬戦のパフォーマンスに寄せていくのは難しい。前半のポジショニングも決してうまくなかったし、そのうえで要所の反応もあまりよくなかったからね。Ｌ１でどこまで差し込むかというラインだと思う。ルーラーの牝馬はあまり走らないイメージで、唯一走ってきたリリーノーブルが母父クロフネでこの馬と同じデピュティ系。この馬も能力面はともかくとしてゆったりした流れで楽に折り合っていたし、距離はもうちょっとあっても良いかなと。その辺はルーラーシップっぽい感じはある。ただ、やはりマイルである程度ペースも上がってさらに後半の末脚を要求されて、となった時に前走の前半のゲート・二の足、そしてそこからの後半の決め手で考えても強くは狙えない。３着ヒモで押さえるかどうかのラインで考えたいかな。

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