2019/02/02
日程:2018年2月4(日)
第68回 東京新聞杯(GIII)
東京芝1600m
予想用・出走予定馬一覧
クラシック戦線では全く芽が出なかったが昨年ヴィクトリアマイルを制して開花したアドマイヤリードが東京新聞杯に出走予定だ。前走の府中牝馬ステークスでも3着と敗れはしたがらしさは見せていた。外傷でマイルチャンピオンシップ予定を回避から立て直しての一戦だけに状態面が課題となるが、得意の府中で力を見せつけたい。
とにかくスパッと切れる。トップスピードの質に関しては牡馬相手でも十分通用すると思っているし、後はそういう展開になればというところ。馬場も不問で、敢えて言うならペースが上がった時にどうか?という点だけ。
●ヴィクトリアM(GI) 1着 17頭3枠5番
東京芝1600m稍 1:33.9 47.9-46.0 S^2
12.6-11.2-11.8-12.3-12.2-11.1-10.8-11.9
まずは何と言っても昨年のヴィクトリアマイル勝ちだろう。この時は少し雨の影響があってそこまで高速状態ではなかったのだが、それでも1.9とかなりのスローとはいえL2最速10.8とかなり速いラップを踏んでいる。L1は落ち込んでいるしL3の段階でかなり速いラップを踏んでいるので仕掛けそのものはそれなりに早かったかなと。スローからのTS持続の側面が強い。
5番枠から五分には出てそこから促されつつ中団を狙っていくという感じ、最終的には中団やや後ろで内目を追走していく。道中もクイーンズリング辺りを目標にしながら内内を立ち回り3角。3~4角でクイーンズリングが内内を通りながらで各馬が外を意識する中で上手くクイーンズ、スマートレイアーを目標に3列目で直線。コーナーワークで押し上げてから先頭列のスマートレイアーを目標にしつつソルヴェイグとの間を割ってL2でスッと先頭に並びかけてくる。L1で外からデンコウアンジュが差し込んできたもののほとんど影響なくの完勝だった。
この時は外差し傾向では確かにあったので何ともだが、内内を立ち回ってコーナーワークで押し上げることができたし、直線では上手く馬場の良いところまで持って行けたのかなと。直線半ばの最速地点でソルヴェイグとスマートレイアーの間を割ってきたときの脚が素晴らしかったしここが10.8とかなり速いラップを刻んでいた地点だからね。かなり切れたな、という印象。内内で我慢しながら加速する形、ギアチェンジが問われる中でしっかりと動けていたしトップスピード戦で問われる後半の3要素全てを高いレベルで見せてきた。
●クイーンS(GIII) 6着 13頭8枠12番
札幌芝1800m良 1:46.6(+0.9) 46.8-47.4 M
12.2-11.2-11.8-11.6-11.5-11.9-12.1-11.5-11.9
それとは逆の競馬になったのがこのクイーンSだろう。札幌の1800m戦、1周コース。ペースも平均で上がっていてこれをアエロリットが単騎で進めていた。2列目以降は恐らくスローなんだが、それでもアエロリットを捕えに動く必要があったので3角辺りから差を詰めていたようにこの辺りからロンスパ気味に入っていったはず。
12番枠からやや出負け、という程度。そこから無理はせずに後方で競馬を進めていく。道中もアエロリットが単騎気味で進める中で離れた集団の後方外目で進めていくが流石にまずいと感じたか3角辺りから仕掛けだして4角では大外をぶん回しながら押し上げられずに直線。序盤で後方からジリジリと伸びてラストまでいい脚を維持して差を詰めてはいたがそれでも及ばずの6着完敗だった。
瞬間的なトップスピードを高いレベルに持って行きたい馬で、このクイーンSみたいに向こう正面から3角辺りで外から動いていくことで分散し、1Fに対しての鋭さに集中できなかったというのが敗因だろうと。端的に言えば早めに仕掛けて良いタイプではないと思う。このレース自体もラストまで伸びていたし決して悪くはないんだが、この馬の良さが鋭さであることを考えればそれが削がれたのが格下相手に見劣った要因と考えるのが妥当だろうと。休み明けで目標も先ということを考えれば悲観する必要は無かったと。
●府中牝馬S(GII) 3着 14頭5枠7番
東京芝1800m稍 1:48.3(+0.2) 49.5-46.2 S^3
12.9-11.6-12.3-12.7-12.4-12.5-11.2-11.0-11.5
前走府中牝馬Sでは流石の末脚を披露もちょっと下げ過ぎたかなという感じで結果的には勿体ない競馬だったと思う。なにせ3.3と超スローになってしまったし、そこからの3F勝負で急激なギアチェンジも問われた。少し渋っていたし時計的にも極端な高速馬場ではなかったがそれでもクロコスミアにこのラップを刻み切られては難しい。それだけならまだしも単純に戸崎の直線までの意識の低さと直線以降の進路どりの下手さも相まってどうしようもない中で馬の力だけで3着を確保してきたという形。
7番枠から五分に出てそこからジリジリ下がるような感じで馬群の中から押し出されて後方に。道中も中団馬群の後ろで内に入り込みスペースが無いまま最後方に近い位置まで下がって3角。3~4角でも後方内内でまごついて直線で中目に持ち出す。序盤も進路確保で後手を踏んで下げながら最後方、そこからようやく大外への道筋を見出すと、L1で強烈な末脚を引き出し一気に伸びてきたが3着を楽に確保するところまでだった。
戸崎が非常に下手だったの一言に尽きるから何ともだが。仮にスローでもしっかりと進路やスペースを意識して乗ってやれれば違ったと思う。3角までに下げ切って外とかならもうちょっと伸び始めも早かったと思うが、3~4角でもペースが上がらない中で後方内内でまごついてスペースもとれない状況で直線やけくそで中目に持って行くような競馬でしかもそれも進路確保できず待たされてL2で最後方からようやく進路を外に、というような騎乗ではどうしようもない。スタートから徐々に下げながらにならざるを得なかった展開で切り替えて早い段階で下げ切って3角までに外を意識した方が良かっただろう。あの時の馬場だと前の各馬も仕掛けの意識を強く持ちにくいだろうし。ただトップスピードの質、持続力の高さはこれで再証明してきたんじゃないかなと。あの展開で出し切ってなくて上がり32.9となると非凡というほかない。
●2018東京新聞杯に向けての展望
トップスピードの質の高さでグレーターロンドンと勝負できるレベルにあるのは多分この馬だけだと思う。それに瞬間的な切れ味というだけでなく割とTS持続も高いレベルにある馬なので、少なくともスローなら外せない。ギアチェンジもある程度持っている馬なので前走みたいに進路が無くてとなると難しいが、捌くこと自体は上手い馬だと思うし多少早めの仕掛けになったとしてもばたっと止まることは無い。重馬場の阪神牝馬Sでもしぶとく脚を使っていてTS持続・ポテンシャル戦が得意なミッキークイーンには流石に見劣っても強い競馬だったといえるはず。後半要素に対しての不安はほとんどない。敢えて言えば前半の基礎スピード面かなと。クイーンSでは1800で自身では恐らく顕著にスローバランスだろうが、それでも全体~コーナーで分散しながら脚を削がれていた面はあったと思う。桜花賞でも47.1-46.3とややスローで後半特化で鬼脚を見せていたし、基本的には前半無理はしない方が良いタイプだろう。後傾バランスになり切った方がより鋭さ、トップスピードの質を上げてくることができるので馬場は軽く、できればペースは遅い方が良い。少し渋ったぐらいの方がかえってペースが上がりにくくなると思うし、稍重ぐらいまでで48-45.5ぐらいの競馬になっちゃえば多分この馬かグレーターロンドンかに前で粘るダイワキャグニーの3択で楽でいいかなとは思うが。いずれにせよ今回は外傷明けなので、しっかりと立て直せているかどうか。この辺りはノーザンファームの馬だし大丈夫とみたい。恐らく重い印を打つことになると思う。機動性のある追込み馬と康太は合いそうな気もするし期待している。
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世界を獲った男は目線が違う!!
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▼▼最終結論をお楽しみに!▼▼
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